【初心者】発電機のオイル交換のやり方まとめ
発電機のオイル交換のやり方についてまとめました。
発電機のオイル交換の方法がわからない方向けに手順をはじめ、交換時期や頻度、交換をしないとどうなるのかについても詳しく解説します。
防災用にご自宅に置いている方は、いざという時に稼働できるよう早めにチェックしておきましょう!
家庭用発電機について
家庭用の発電機とは、燃料を元にエンジンを稼働させ、装置内のコイル・磁石を回転させることで電気を作り出す機器です。よく似たものとしてポータブル電源が比較されがちですが、ポータブル電源は電気を蓄えておくものであるのに対し、発電機は電気を作り出すことができる点に違いがあります。
電気を作り出すことができるとなれば、趣味やレジャーのような普段づかいはもちろん建築現場やお祭りの屋台、災害用としても活躍します。ただし、災害用に使うことを想定しているようであれば、いざという時に確実に使える状態にしておかなければなりません。ご自宅に数か月以上、もしくは何年も置いたままにしている発電機があれば、今すぐにでも動作確認をしてみましょう。
発電機には潤滑や冷却、清掃などの目的でオイルが使われています。このオイルがどのような状態になっているのかは、早めに確認しておくと安心です。以前から発電機が自宅にあり、既に動作できない状態に陥っている方も、この機会にオイル交換のやり方を把握しておきましょう。
次の項目では、発電機を持っている人は必ず知っておかなければならない交換時期のことや、交換の頻度についてもご紹介します。
発電機のオイル交換時期や頻度について
発電機のオイル交換時期は、メーカーにより異なります。取扱い説明書などに記載のある内容に従うのが一番ですが、一般的には累計使用時間が100時間に達したら交換するようにしましょう。
使用頻度について、燃料の使用期限は3か月を目安に、頻繁に使用している場合の交換は必要ありません。3か月以上使用しない場合は交換を行いましょう。交換の際は、エンジンの寿命を延ばすためにオイルの継ぎ足しを行うのではなく、全量交換を行います。
発電機のオイル交換をしないとどうなる?
発電機のオイル交換をしないとどうなるかというと、複数の問題が発生して、最悪故障してしまう可能性があります。
オイルはエンジン内部の摩擦を減らす役割を果たしているため、このオイルが劣化すると摩擦が増えて、エンジンの部品が早く寿命を迎えます。劣化したオイルをそのままにしていると冷却効果が低下してエンジンが過熱するリスクが高まり、エンジンの性能が低下した結果、発電機の出力が不安定になることがあるので注意が必要です。
定期的なオイル交換を行うことでこれらを防ぐことができ、安定した性能を維持することができるだけでなく、発電機の寿命を延ばすことにも繋がります。
オイルの選び方と種類を確認
家庭用の発電機に使われるオイルには主に3つの種類があります。
オイルの選び方・費用について
家庭用の発電機に使われる3種類のオイルについてご紹介しますが、発電機のメーカーやモデルによって使用できるオイルは異なります。取扱説明書を見てもわからない場合は、メーカーに問い合わせて正しいオイルを選ぶようにしましょう。
発電機を自ら購入した場合はある程度仕様などを把握している場合が多いですが、誰かが購入したであろう自宅にあるモデルなどを使用する場合は、オイルの種類がわからないことがあると思います。異なる種類のオイルを入れると、エンジンが損傷したり冷却機能が低下したりといったトラブルを起こし兼ねないため、間違わないよう注意してください。
オイルの種類~従来のオイル(鉱物油・ミネラルオイル)~
原油からの精製工程で物理的に不純物を取り除いたものが、従来のオイルです。最も一般的に普及しているベースオイルで、頻繁に使用しない発電機や、極端な温度にさらされない状況で使用するのが最適とされているのが特徴です。何度かの精製工程は経ているものの、完全に不純物が取り除かれているわけではなく、他のオイルに比べると組成が破壊されて劣化しやすいタイプともいえます。
費用の目安:1リットルあたり約1,000円~1,500円
合成油(シンセティックオイル)
合成油は人工化学物質から作られた高性能オイルです。潤滑に最適なオイル分子を化学的に合成しており、ベースオイルそのものが優れた潤滑性能を持っているのが特徴です。精製コストが高めではあるものの、温度変化に強く、過酷な環境でも油膜切れを起こしにくいメリットがあります。新しい高性能モデルの発電機に使われています。
費用の目安:1リットルあたり約1,500円~2,500円
半合成油(セミシンセティックオイル)
鉱物油の性能を向上させるため、従来のオイルと合成油をブレンドしたものが半合成油です。鉱物油の中に化学合成油や水素化精製油を2~3割混合することで、コストを抑えながら品質と性能の向上が実現しました。パフォーマンスとコストのバランスが取れていることから、幅広いシーンで使用できるのが特徴です。
費用の目安:1リットルあたり約1,200円~2,000円
発電機のオイル交換のやり方
発電機のオイル交換のやり方について解説します。
1,発電機のオイル・その他必要なものを用意する
発電機のオイルを用意しましょう。オイルは自動車関連の製品を取り扱う専門店や、ガソリンスタンドでも手に入ります。ネット通販サイトであればamazonや楽天などのECサイトをはじめ、車用品を取り扱うサイトでも購入可能です。
オイル以外に必要なものといえば、オイル漏斗・保護手袋・保護ゴーグルがあれば作業を行うことができます。オイルフィルターの交換を行う場合はフィルターも用意しましょう。
2,下準備を行う
下準備として、まずはエンジンオイルを温めていきます。冷えた古いエンジンオイルはベタベタすることがある上、堆積物の一部がエンジンの底に沈殿します。古くなったオイルと汚れをすべて排出するために、エンジンを約50%の負荷で10分間暖機させて、オイルを流しやすくする準備を行いましょう。暖機が済んだらエンジンを停止します。
また、ここからの作業ではできれば安定した台の上など、水平で少し高い位置に発電機を置くことをおすすめします。腰をかがめたまま作業を行うのは大変であるほか、モデルによってはスパークワイヤーが下についていることがあるため、目線は少しでも上げておいた方がラクです。
3,発電機のスパークワイヤーを取り外す
発電機のスパークワイヤーを取り外します。スパークワイヤーの場所は製品により異なるので、お手持ちの発電機に付属していた取扱説明書を確認してください。説明書がない時は、ネットで製品型番を検索すると電子説明書が出てくることがあります。スパークワイヤーを見つけたら、掴んだり引っ張ったりしながら外しましょう。
4,古いオイルを排出する
発電機のオイル交換をするにあたり、先に古いオイルを排出しておきます。古いオイルを排出するには、ドレンプラグを取り外す必要があります。通常、ドレンプラグには六角形の蓋が付いていることが多く、ドレンプラグを外すとオイルが流れ出します。プラグの表面や周囲にオイル汚れが付着している場合は、布または湿らせたタオルで綺麗に拭き取ってください。
また、できればここでオイルフィルターの交換も行っておきたいところ。交換をしておくと、発電機の寿命が長くなります。オイルフィルターは、レンチなど部品に合った道具で取り外します。作業を終えたら、発電機のドレンプラグを再度挿入します。
5,発電機のオイル交換を行う
発電機のオイル交換を始めていきましょう。オイルを注ぐ際に漏斗を使用すると、オイルがこぼれにくく作業がスムーズです。発電機オイルがマークを上回ったり下回ったりしないよう、オイルレベルに注意して注いでください。オイル交換を済ませたら、点火プラグを正しく取り付けます。
6,発電機を起動する
発電機を始動して数分間稼働させましょう。この工程では、発電機を潤滑して新しいオイルが発電機に正しく流れることを促します。数分経ったら発電機の電源を切り、発電機のオイルレベルを再度チェックしてください。推奨オイルレベルに達していなければ、オイルを追加します。最終的に推奨オイルレベル範囲内にあることを確認したら、発電機のオイル交換における作業は完了です。
確実に発電機を使える状態にするには
今後いざという時に発電機が確実に使えるようにするためには、定期的にオイルを交換してエンジンを動かしておくことが重要です。エアフィルターや燃料フィルターが古くなっていないかどうかについても確認しておきましょう。
メインとなるガソリンなどの燃料も、エンジンオイル同様に時間が経つと劣化するため、定期的に新しいものに交換する。もしくは、劣化を防ぐために抜いておくのも効果的です。
紙製の取扱い説明書が現時点で手元にあれば、これからも失くさないよう発電機と一緒に保管しておくと、いざという時に役立ちます。
まとめ
今回は発電機のオイル交換のやり方についてまとめました。
今後も工具に関連するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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