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エコツールのコラム集
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チェンソーのメンテナンス方法・あると便利な用品や工具まとめ

チェンソーのメンテナンス方法とあると便利な用品や工具についてまとめました。
チェンソーは正しいメンテナンスを行うことで長く使っていくことができます。数ある工具の中でも特に安全性が求められるアイテムなので、日常的に使う中で危険を回避するためにも重要なポイントを押さえておきましょう。
チェンソーを買ったばかりの方はもちろん、購入してから数年経つモデルがあり、使えるかどうかわからない場合のチェック時にもこの記事を活用してください。

チェンソーのメンテナンスを行う時の注意点

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チェンソーのメンテナンスを行う前に、まずは安全を確保しながら作業を進められるよう注意点を確認しておきましょう。

保護具を着用する

チェンソーを道具として使う時に限らず、メンテナンス時も必ず保護具を着用するようにしましょう。厚生労働省が2019年に公表した伐木作業等の安全対策の規制法では、下肢の切創防止用保護衣の着用が義務付けられています。(詳細:新安衛則第485条

防振・耐切創手袋、切創防止用の繊維を入れた防護ズボン、チャップス(素早く着脱できる防護具)などの保護衣を着用して作業を行いましょう。チャップスを着用する際は、全ての留め具を確実に留めた上で、左右にずれないよう適度に締め付ける必要があります。作業中の歩行時にチャップスがめくれることのないよう、最下部の留め具が足首にできるだけ近いものを選んでください。

キックバックを防止する

キックバックとは、チェンソーの使用中に突然作業者のほうに跳ね返る現象のことです。キックバックを防止するには、ガイドバーの先端部上側だけでは切らないことが重要。ガイドバーの先端部上側の円周部分が特にキックバックを起こしやすいことで知られています。作業時に限らず、メンテナンスを行う際にも安全に使うことを心がけましょう!

チェンソーのメンテナンス方法

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チェンソーのメンテナンス方法をご紹介。チェンソーは使用しているうちにあらゆる部品が汚れます。汚れが溜まると操作に支障が出るので、全体的に汚れを落としましょう。完全に電源を切った状態で、まわりに物や人がいない状態で作業を行ってください。

目立て

チェンソーは切れ味を保つために「目立て」のメンテナンスを行う必要があります。専用ヤスリを使って作業を行いますが、目立ての方向や角度を間違えると切れ味が悪くなるので、注意しましょう。刃が丸くなったり亀裂が見つかったら、指定品番の替刃に交換します。

まずソーチェンに付いた樹脂や切りくずなどの汚れをしっかり落とします。続いてソーチェンを通常よりもかなり強めに張りましょう。チェンソー本体は万力や専用のクランプを使って固定してください。

最も傷みが大きいカッターを見つけたら、そこへマジックなどで印を入れて、その箇所を起点とします。ガイドバーに対して直角90度に、ヤスリの柄とヤスリの先端を両手で持ってカッターの内側から外側に向かってヤスリをかけていきます。ソーチェンは角度30度にヤスリをかけるのが一般的です。ヤスリをかけた断面が光って明るくなっていれば、適切に目立てができていることになります。専用のデプスゲージを使って、高さをチェックしましょう。ゲージのレベルより高くはみ出した部分を平ヤスリで削ります。デプスの調整が終わったら目立て完了です。

エアークリーニング

クリーナーエレメントが汚れて目詰まりを起こすと、出力が低下したり動作しなくなる可能性があります。汚れやすい箇所でもあるので、作業前にはクリーナーエレメントの掃除をしておくようにしましょう。あまりにも傷みが酷いようであれば、メーカー純正のエアクリーナーエレメントを取り寄せて交換します。

チョークを閉じたらエアクリーナカバーを開けて、エアーフィルターを露出させます。エアクリーナエレメントをケースごと取り外したら、叩く、もしくはエアダスターを使ってゴミを吹き飛ばします。中性洗剤入りのぬるま湯で洗う方法もあり、この場合は洗った後にしっかり乾燥させてから取り付けてください。

その他、エレメントケース・エアクリーナカバーに付着した汚れも落としておきましょう。ナイロンブラシで汚れを擦り落としたら、エアダスターで吹き飛ばして完了です。

スタータ

冷却ファンを掃除するには、スタータハウジング(スタータ機構を収めるケース)を外して内部の金属部分を掃除します。パーツクリーナーを吹き付け、エアーコンプレッサーを使って綺麗にしましょう。

続いて、フライホイールのカバーを外して、スターターロープの巻き取り具合を確認しておきます。スターターロープは中心にあるスプリングの力で巻き取られます。巻き取りのテンションは自分で調整可能なので、弱いようであれば追加で巻いて強めておくといざ使う時にスムーズです。

そして、スターターロープを巻き取るドラムの中心には突起があり、この部分がフライホイール側のツメと噛み合うことでエンジンが始動します。ツメの動きが悪くなっていないかチェックし、気になるようであれば潤滑油などを使ってください。

スパークプラグ

チェンソーにおけるスパークプラグは、エンジンの燃焼室内にある燃料と空気の混合気に点火して、爆発させる役割を持つ部品です。黒いススのようなものがついて汚れているようであれば、掃除のメンテナンスを行いましょう。傷みが酷かったり、掃除をするのが大変だと感じるようであれば、掃除を行わず新しいものへ交換するのが基本となるパーツです。パーツはメーカーへ問い合わせるか、ネット通販サイトなどで購入可能です。

エンジンが冷めた状態で作業を行ってください。専用のプラグレンチでスパークプラグを取り外し、スパークプラグ専用の洗浄剤を使って汚れを落としていきます。洗浄剤をバケツなどの容器に入れて、取り外したスパークプラグを浸します。十分に浸け終えたら、クロスで汚れを拭き取りましょう。最後にドライヤーなどを使ってしっかり乾かしたら完了です。

キャブレター

ガソリンを燃料として作動させる電動工具では、必ずといっていいほどキャブレターのメンテナンスを行う機会が出てきます。燃料を長期間放置すると故障の原因にもなり兼ねないので、使わない間はガソリンを抜いておくこと。そして定期的な清掃メンテナンスが必須です。

キャブレターをドライバーで取り外したら、パーツを分解しましょう。分解したパーツは鉄かステンレスでできたトレイなどに並べ、キャブレタークリーナーを全体にまんべんなく吹きかけます。浸け置きするためにそのまま数時間〜約一日ほど待ちます。綺麗になったら最後にエアダスターを使って、パーツをじゅうぶんに乾かしたら作業完了です。

マフラー

チェンソーを長時間運転すると、マフラーの出口にカーボンが大量に付着し、排気不十分が原因でエンジンが始動しないことがあります。時々、掃除のメンテナンスを行うことをおすすめします。

チェンソーのマフラーを外したら、マフラーの吐出口を、ブラシや竹ベラを使って汚れをかき出します。これだけでも汚れは取れますが、エアコンプレッサーがあればそちらを使うのもいいでしょう。

点火プラグ

点火プラグが汚れたままだと、始動できなかったり、出力低下を招くことがあります。定期的に掃除のメンテナンスを行いましょう。そしてプラグは消耗するのが早いため、汚れが酷い場合は新品プラグと交換することをおすすめします。

掃除方法は、プラグを取り外したら専用のプラグクリーナーを使い、プラグの先端と電極部分をきれいに拭き取ります。

チェンソーを保管する時にやっておくべきこと

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チェンソーを保管する時に最低限やっておくべきことは、燃料をしっかり抜いておくことです。燃料の抜き方は2種類あり、ひとつは燃料を抜く方法。もうひとつは、エンジンをかけて停止するまで動作させて燃料を使い切ることです。燃料を入れたままにしておくと、2~3ヵ月も経てばエンジンオイルが劣化して、各部に固着するので注意しましょう。

また、風通しの良い日陰が保管場所に最適です。倉庫などに入れて保管する場合を想定すると、内部に湿気が入らないような環境にしておくこと。たまに換気を行うことで、チェンソーを長く使っていくことが可能です。

チェンソーのメンテナンス作業にあると便利な用品や工具

チェンソーのメンテナンス作業にあると便利な用品や工具をご紹介。

Oregon(オレゴン)丸ヤスリ 4.0mm 3本入

チェンソーの目立て用の丸ヤスリです。熱処理鋼を採用していることから耐久性に優れており、しっかりと削ることが可能。サイズごとに識別しやすいよう、1本1本のヤスリに色がつけられているので、他のサイズのヤスリも同じオレゴンの製品で揃えておくと使いやすくおすすめです。

AZ(エーゼット)キャブレタークリーナー  泡タイプ420ml

キャブレター用のクリーナーです。泡タイプになっているため汚れに留まりやすく、即効性があり、汚れをすばやく簡単に取り除きます。容器は逆さまでも使用可能で使いやすく、チェンソー用としてはもちろん、草刈機や発電機などあらゆる道具のキャブレターの掃除にマルチに使えて便利です。

HAZET(ハゼット) ワイヤーブラシ

点火プラグについたカーボンを落とす際に活躍するワイヤーブラシです。耐久性のある真鍮毛を使用しており、頻繁に使用しても長持ちします。ハンドルは木製のため手にフィットし、作業疲れを和らげます。

まとめ

今回は、チェンソーのメンテナンス方法とあると便利な用品や工具について紹介しました。
チェーンソーを買ったばかりの方は、メンテナンス方法を確認しておきたいと思いますので、このコラムを参考に正しいメンテナンスを行ってみてください。

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