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エコツールのコラム集
COLUMN
2024.06.29

シャーレンチの使い方や選び方について解説

シャーレンチの使い方や選び方について解説します。
シャーレンチの使い方が詳しく知りたい、これから本体を買う予定があるため選び方が知りたいという方向けに、特徴や必要な情報をまとめました。
一般的な電動工具に比べると少々特殊な特徴があり、用途も限られます。この記事ではそういった点にも触れているので、気になる情報があればぜひ入手しておいてください。

シャーレンチとは

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シャーレンチとは、シャーボルト(トルシア高力ボルト)専用の締付け工具です。回転速度が比較的ゆっくりであるという、他の電動工具とは少々異なる点があります。回転速度が低速であると反動も少ないので、作業をする人の負担は軽減されるメリットがあります。作業中の音も静かなので、シャーレンチは周囲の環境に優しい工具と言えるでしょう。

シャーボルトの解説に移りましょう。シャーボルトとは、少々特殊な構造をしたボルトです。一定のトルクがかかると外れるピンテールを備えており、ピンテールが外れることで緩すぎず強すぎず、適度な力でボルトを締めたことが分かる構造になっています。

ちなみにピンテールが外れた後のボルトは、安全上再使用ができません。このトルクを管理する仕組みのことを「トルクコントロール法」と呼び、トルクコントロール法のために開発されたのがシャーボルトでした。

シャーレンチは特定のボルトにしか使用しないということもあり、身近に持っている人を滅多に見かけることはないでしょう。ところが、シャーボルト自体は鉄骨建築・産業機械・風力発電機・鉄道車両などに使われており、実は私たちの身近な生活の中で重要な部分を支えています。

そんな専門性のある電動工具のシャーレンチについて、次の項目では実際に使い方を解説していきます。これから現場で使う予定がある方は現場でも使い方を教わる機会があると思いますが、まずはここでおよその流れを掴んでみてください。

シャーレンチの使い方について

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シャーレンチの使い方について解説します。

1,スイッチの操作について

シャーレンチを使うにあたって、まずはスイッチの操作について確認をしておきましょう。
AC電源タイプであれば、電源プラグを差し込む前にスイッチが切れていることを必ず確認してください。スイッチを入れたまま電源プラグを差し込むと、急に動作して事故の原因になるので注意が必要です。

2,シャーレンチのレバーを引く

シャーボルトを取り付け予定の箇所にセットして、仮締め(手締め)をします。続いてシャーレンチのレバーを引いて電源を入れましょう。

3,一次締めを行う

シャーボルトの径に合ったトルクを設定し、一次締めを行います。シャーボルトは一次締めを行ってから本締めすることで、均等な力でボルト締めができる仕組みになっています。

一次締めを終えたら、ボルトのネジ山・ナット・座金と上から下までマーキング線を引きましょう。マーキング線を引くためのペンは、耐光・耐水性に優れた専用のものが販売されています。このマーキング線を引いておくと、シャーボルトのナット部分のみが動く本締めで、角度や回転数が適切かどうかを、他の部分とのマーキングのズレで判断できます。

4,本締めを行う

一次締めが済んだら、本締めを行います。本締めではシャーレンチのインナーソケットでボルトのピンテールを掴んで、アウターソケットがナットを回す仕組みです。適切なトルクがかかると、自動的にピンテールが外れるので、シャーレンチのスイッチを切ってください。

5,チップを取り除く

本締めが終わったら、チップレバーを引いてピンテールを取り除き作業は完了です。引き続き、次の作業に移りましょう。

より詳しく使い方を把握したい時は

製品ごとにやや取扱い方法が異なる部分があります。より詳しく使い方を把握したい場合は、シャーレンチを購入した時に付属していたであろう、取扱い説明書を確認しましょう。説明書が見当たらないようであれば、ネットで製品型番を検索すると閲覧できることがあります。

多くの電動工具は動画ツールにて使い方を載せている方の映像が観れたりしますが、シャーレンチは専門的な工具ということもあり、あまり動画が出回っていません。現場で使用する予定であれば、やはり先輩にやり方を教わるのがいちばんです。

シャーレンチの選び方

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シャーレンチをこれから購入する予定であれば選び方をチェックしておきましょう。

形状は全部で5種類あり

シャーレンチは全部で5種類の形状があります。特徴を比較しながら見ていきましょう。

スタンダード型
最も一般的な形状のシャーレンチ。こちらが一台あればよく活躍します。

コーナー用
狭い場所にも対応できるスリムなタイプです。

極短用
Uリブ構造やトラス部の集合箇所など、コーナー型でも対応できないような狭く限られた場所に対応します。

グリップ回転
グリップ部分が回転するため、様々な角度から締付作業が可能なタイプ。

外付け
電動ドライバードリルに取り付けて使用できる外付けシャーレンチ。電源がない場所や、コードレスシャーレンチがない場合に使えるメリットがあります。

製品仕様について

一次締付け・本締付けができるものと、一次締付け専用のシャーレンチがあります。どちらの仕様のものを必要としているのか、いざ使う時に必要な機能がついていなければ大事になるので、製品仕様をよく確認してから買うようにしましょう。

給電方式を確認

シャーレンチにはAC電源式(コンセントからの給電)と、充電式(バッテリーによる給電)2つの給電方式タイプがあります。AC電源式はバッテリー切れの心配がなく作業ができますが、コンセントがない場所では少々不便に感じる可能性があります。

充電式はケーブルの取り回しがラクで、どこへでも持って行き作業ができます。一方で前もって充電をしておかなければ作業ができないのと、長時間の作業では充電切れにも注意しておきたいところです。

これらのメリットとデメリットを前提に、どちらが作業現場に合っているかを選ぶといいでしょう。

シャーレンチとインパクトレンチ・シャーランナーの違いについて

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シャーレンチと似た電動工具として、インパクトレンチやシャーランナーが挙げられます。これらは使用するボルトなどに、いくつか違いがあります。

シャーレンチ

シャーレンチは「シャーボルト」専用の電動工具で、トルクのみで締付けを行います。

インパクトレンチ

インパクトレンチは「六角ボルト」や「ナット」を締める電動工具で、回転と打撃の力を使います。

シャーランナー

シャーランナーは、実は「ナット」や「ボルト」、「ネジ」を締める電動工具の総称にあたるもので、シャーレンチもシャーランナーだと言えます。ただし、インパクトレンチのような打撃機構は搭載されていないため、インパクトレンチはここには含みません。

シャーレンチおすすめモデル3選!

シャーレンチのおすすめモデルを3種類ご紹介します。シャーレンチはどこで買えるのかというと、ホームセンターや工具専門店、金物屋です。ネット通販サイトでも購入可能ですが、実際に持った時の馴染みや重さがしっくりくるモデルが見つけられるよう、できれば実店舗で一度実物を持ってみることをおすすめします。

もちろんいいモデルが実店舗では見つけられなかったり、在庫がなければ、ネット通販サイトを利用するのもアリです。その場合はメーカー通販サイト、もしくはホームセンターの通販サイト、ECサイトなどで購入すると安心です。

HiKOKI(ハイコーキ)電子コーナードリル D10YB

HiKOKI(ハイコーキ)のコーナードリルです。ダイヤル式無段変速機構を備えたモデルで、最大穴あけ能力は鉄工が10mm、木工が22mmです。有名なメーカーの製品でありながら、20,000円台で購入できるコスパの良いモデルなので、とりあえず一台必要という時にサッと決められる手軽さがあります。

Makita(マキタ)シャーレンチ 6922NB

Makita(マキタ)のシャーレンチです。質量4.8kgとシャーレンチの中では比較的軽量で、なめり防止機構がついたバランスのいいモデル。コンセントから電気を供給するので、バッテリー切れを気にせず作業を進めたい場合におすすめです。

TONE(トネ)1次締め専用レンチ CKR250

TONE(トネ)から発売されている1次締め専用レンチです。コードレスタイプで、ケーブルの煩わしさが苦手であったり、コンセントが挿せる環境ではない場所の作業にも向いているモデル。一度の充電で、約1500本のシャーボルトを締めることができます。

まとめ

今回は、シャーレンチの使い方や選び方について紹介しました。
シャーレンチとは、シャーボルト(トルシア高力ボルト)専用の締付け工具です。
一般的な電動工具に比べると少々特殊な特徴があり用途も限られますので、このコラムで紹介した選び方を参考に、シャーレンチを購入してみてください!

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