発電機のキャブレターを清掃する方法まとめ!
発電機のキャブレターを清掃する方法についてまとめました。
発電機を持っている方はキャブレターを清掃していますか?きれいにしておかなければ、いざという時に使えなくなってしまう可能性があります。
この記事では最後に修理のことについても触れていますが、清掃を行うことで再び稼働する例もあります。まずは一度パーツをきれいにするところから始めておきましょう!
発電機のキャブレターとは?
発電機におけるキャブレター(carburetor)とは、燃料と空気を混合してエンジンに供給する役割を担っている装置のことを指します。エンジンを搭載した機器となると発電機に限らず、他にも草刈機やチェーンソーなどの農業機械、オートバイなどにもキャブレターが組み込まれています。
燃料の供給量や混合気の濃さの調整はキャブレター内で行われるため、この部分が正常でなければ、いずれの機器もまともに動作しなくなる可能性があることを知っておく必要があります。
そのことを踏まえて次の項目では、なぜ発電機のキャブレターを清掃する必要があるのか?清掃することで得られるメリットのことなどについてもご紹介します。
なぜ発電機のキャブレターを清掃する必要があるのか?対策方法についても
発電機のキャブレターを清掃する必要性について、メリットに触れながらご紹介します。
エンジン動作が不安定な時に安定する可能性あり
エンジン動作が不安定であると感じた時は、キャブレターの清掃が必要なサインです。きれいに清掃を行うことで、エンジンが安定してかかる可能性があります。
故障したと思っていても回復する可能性がある
久しぶりに発電機を起動させようとしたところ、エンジンがかからない。これは、燃料を長期間放置したことによる不純物の混入により、キャブレターが詰まってしまいエンジンが動かなくなっている可能性が考えられます。汚れの度合いが軽度であれば、清掃することで再び回復するかもしれません。
そのほかにも、故障したと思っていたら燃料切れやエンジンオイル不足が原因となっている場合もあるため、これらも切れていないかどうかチェックしてみてください。
対策方法について
発電機のキャブレターの詰まりを防止するためには、定期的な清掃が必須です。一般的には1年に一回の頻度が推奨されていますが、上記の通りエンジンの動作が不安定だと感じる時や、エンジンがかからない時も、清掃をしてみましょう。
ただし買ったばかりの発電機であるにも関わらず、エンジンに不具合が感じられるようであれば、早めにメーカーに相談することをおすすめします。購入から1年以内の自然故障であれば、メーカー保証で不具合を直してもらえる可能性があります。(※メーカー保証を受ける際は、購入日が確認できるレシートなどが必須です)
また、購入した発電機の取扱説明書や購入した製品が載っているホームページを一度チェックし、詳しい取扱い方についてはメーカーの指示に従うようにしてください。
次の項目からは実際に発電機のキャブレターを清掃する方法についてご紹介します。まだ一度も掃除をしたことがない方、詳しい方法が知りたい方は参考にしてください。
発電機のキャブレターを清掃する時に必要なもの
発電機のキャブレターを清掃する時に必要なものは次の通りです。
- レンチ
- ドライバー
- ラジオペンチ
- キャブレタークリーナー
- エアダスター
- 鉄かステンレスのトレイや容器
- グローブなど
KURE(呉工業) クリーナーキャブ 1014
こちらは呉工業のキャブレタークリーナーです。キャブレター内部や金属パーツに付着した汚れを簡単に落とすことができる強力洗浄剤で、泡タイプで汚れに密着するのがポイント。
キャブレタークリーナーやエアダスターを含め、いずれの道具も近くのホームセンターや工具専門店、ネット通販サイトなどで手に入ります。好きなメーカーの品、気になった品で揃えるといいでしょう。
発電機のキャブレターを清掃する方法
発電機のキャブレターを清掃する方法について解説します。
1,清掃するための準備・注意点
発電機のキャブレターを清掃する際は、必ずエンジンを停止した状態で作業を行いましょう。あらかじめ燃料タンクやキャブレター内に残っている燃料を抜き取っておきます。作業中は火気厳禁です。近くでタバコを吸ったりしないようにしてください。
2,外装パーツの取り外し
発電機を清掃するために分解していきます。まずは外装パーツを取り外していきましょう。多くのモデルは、本体外側についているネジ・ボルトを緩めることで外れていきます。底付近、ハンドル付近、そして裏面にもネジやボルトがついていることもあります。お手持ちの製品ごとに外し方は異なるため、詳しい分解のやり方については、購入した時に付属していた取扱説明書や購入した製品が載っているホームページをチェックしましょう。外したパーツは失くさないようにしてください。
3,周辺パーツとキャブレターの取り外し
次に燃料タンクを取り外します。タンクへの燃料供給が切れているのを確認したら、チューブを本体から取り外していきます。給油口に干渉する部分は取るのに力を使いますが、壊さないよう様子を見ながら外してください。この時点でキャブレターを外すために邪魔なチューブもどんどん外していきますが、清掃を終えた後にまた組み直す必要があることを視野に入れ、接続方法がわかるよう写真に撮っておくことをおすすめします。
キャブレターが取り外せるところまできたら、引き抜いて外しましょう。
4,キャブレターの分解
キャブレターは少々複雑な形をしている上、細かなパーツが複数組み込まれています。ここでも外したパーツはなくさないよう、組み直す際にわからなくなるようであれば、分解過程を写真に撮っておきましょう。※分解時も取扱説明書があるとわかりやすいです
キャブレターの下部にあるボルトをレンチで緩めて、銀色のチャンバー部分を取り外してください。 すると中からプラスチック製のフロートと金色のメインジェットが見えます。
ガソリンを入れたままにしていたようであれば、硬化したガソリンがチャンバー内にこびり付いているはずです。これが原因で、ガソリンと空気の混合空気がエンジンへと流れず、エンジンがかからなくなっている可能性があります。
5,キャブレターの清掃
キャブレタークリーナーは強力な洗浄力を持つため、ここからの作業はゴム手袋やナイロン手袋などの防水グローブをはめて作業を行ってください。肌にクリーナーが直接触れないようにしましょう。
チャンバー内の汚れをキャブレタークリーナーで落として、空気の流れを作りましょう。鉄かステンレスでできたトレイや容器の上に分解したキャブレターを並べて、キャブレタークリーナーで清掃していきます。
キャブレタークリーナーのノズルをあちこちのパーツ穴に差し込んで、どんどん泡を送って汚れを落としていきます。泡をつけて数分も経てば黄緑色をした汚れがどんどん浮き出てきますが、泡をつけたまま1日置いておくと、翌日きれいにガソリン汚れが落ちています。1日経ってガソリンのこびりつきが取れているかどうか、あちこちの穴が塞がっていないかどうかを確認しましょう。
最後にエアダスターを使ってパーツをじゅうぶんに乾かしたら、再度組み直して作業は完了です。
廃油の処分について
汚れを落としたあとに残った廃油は、特別管理産業廃棄物に該当するため、気をつけて処分を行う必要があります。基本的にはガソリンスタンドやホームセンターで引き取ってもらえますが、どの店舗でも引き取り可能とは限らないため、事前確認を行った上でできるだけお近くで引き取り先を探しましょう。
今回出た廃油が少量であれば、燃えるゴミとして回収してくれる自治体もあります。新聞紙や布などに油を染み込ませたら、引火を防ぐために濡れた布で包んでビニール袋に入れましょう。処分方法のルールは自治体により異なるので、お住まいの自治体の指示に従って正しく処分を行ってください。
発電機が故障した時はどうすればいい?
キャブレターの清掃を行っても動く気配のない発電機は、故障している可能性があります。購入した製品のメーカーのホームページを開き、修理の依頼方法を確認しましょう。
例として、ヤマハの発電機を修理に出したい場合は、ご自宅近くのサービス指定店にて連絡を取ることで修理の手順に進みます。(持込みが基本ですが、事前に連絡を取ることをおすすめします)
☆詳細ページはこちら⇒ ヤマハのサービス指定店情報
ホンダの発電機を修理に出したい場合に関しても、ご自宅近くのサービス指定店にて連絡を取ります。近くに店舗がない場合やサービスが利用できない場合は、宅配修理を利用することもできます。輸送費用について詳細が載っているので、よく確認してから修理を依頼しましょう。
☆詳細ページはこちら⇒ パワープロダクツ製品の修理ご依頼について
まとめ
今回は、発電機のキャブレターを清掃する方法についてまとめました。
発電機のキャブレターをきれいにしておかないと、いざという時に使えなくなってしまう可能性があります。
このコラムを参考に、発電機のキャブレターを清掃してみてくださいね!
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