チョーキング現象とは?壁を触ると手に白い粉がつく時の補修方法
チョーキング現象とは?壁を触ると手に白い粉がつく時の補修方法について解説します。
チョーキング現象とはなぜ起こるのか、原因や放置しておくとどうなるのかについて、外壁事情について詳しくまとめました。
家を建ててから数年経っているものの、長らく外壁の掃除ができていない。外壁塗装の塗り替えのタイミングがわからない!など、気になるポイントを押さえて、家を安全且つ綺麗に保つ情報を早めに掴んでおきましょう。
チョーキング現象とは?
チョーキング現象とは、外壁を触った時に手に白い粉がつく現象(白亜化)のことを指します。かつて、学校の壁を触ると手が白くなったことはありませんか?大人になってからも稀に外出先であの現象に遭遇することがあると思いますが、実はご自宅の外壁にも同様の現象が起こり始めている可能性があります。
ご自宅の外壁を手で触ってみてください。指の腹に白や灰色をした粉が付着するようであれば、チョーキング現象が始まっています。(点々とした茶色や黒いものがつく場合は砂埃です)
チョーキング現象とは、外壁に施している塗料に含まれている合成樹脂の成分が分解されることで、顔料が粉状になって塗装の表面に現れたものです。チョーキングは白など淡い色の塗料で起こりやすいのが特徴で、およそ外壁と同じ色の粉が出てきます。
では濃い色の塗料を使えばチョーキング現象は起こらないのではと思うかもしれませんが、一見濃い色の塗料に見えても、白色顔料が含まれているとやはり表面に現れるようになるでしょう。塗料が使われているものでいえば、外壁に限らず車などでも同様の現象が見られることがあります。
チョーキング現象が起こる原因とは?耐用年数について
チョーキング現象が起こる主な原因は塗料の劣化です。紫外線を浴びたり雨風(酸性雨)に晒されたり、排気ガスの影響でも塗料は劣化するとされています。サイディングやモルタルの外壁に塗装を行って、約5〜10年ほど経つ頃を目安に、チョーキング現象が見られるようになります。
また、塗料の混ざりが不十分であったり規定以上に塗料を薄めてしまった場合は、下塗り補修が不十分として劣化が早まることがあります。使用した外壁塗料の耐用年数よりも随分と塗装膜の劣化が早いと感じたら、施工不良の可能性も考えられます。その場合まずは相談するだけでも可能なので、「国民生活センター」や「住まいるダイヤル」に問い合わせてみましょう。
チョーキング現象を放置しておくとどうなる?
チョーキング現象を放置しておくと、どんどん劣化が進む一方です。元々外壁の塗料には防水性能が備わっていますが、その塗料が劣化することで防水力が弱まり、雨水が内部に侵入し始めます。
家が湿気を帯び始めるとカビが生え、コケや藻が生え始めることがあります。湿気がある場所はシロアリの巣窟となりやすいため、シロアリが寄りつかないような環境を整えておく必要があります。
チョーキング現象とは非常にやっかいなもののようにも思えますが、外壁の劣化を知らせるひとつの目安になるため、ご自宅を安全且つ綺麗に保つためにも早い段階で手を打っておきたいところです。
ちなみにシロアリ点検は無料で依頼可能な業者が多く、被害が見つかった場合は1坪あたり約6,000円~10,000円が目安で駆除が可能です。床のきしみがあったり、壁や柱を叩いたときにポコポコと他の部位とは異なる音がする場合は注意が必要。既に中が空洞になっており、シロアリに食われている可能性があります。
チョーキング現象が起こっている壁を補修する方法
チョーキング現象とは何なのか、ご自宅の外壁の状態を把握しチョーキングが起こっているとわかった時点で、今現在の塗膜が機能していないことに変わりはありません。できるだけ早いうちに業者へ再塗装を依頼することをおすすめします。
この項目では、チョーキング現象が起こっている壁を補修する方法についてご紹介しますが、本来住宅の再塗装は自分で行えるものではありません。低い建物の作業を行う。もしくは作業のおよその補修作業の流れを確認する場合などに参考にしてください。
高圧洗浄を行う
塗装を行う前に、まずは外壁の高圧洗浄を行います。最初の項目「チョーキング現象とは?」でも触れたとおり、指の腹についたチョーキング(白や灰色をした粉)を落とすための過程です。高圧洗浄は、チョーキング現象が始まっていなくても、砂埃を落とす目的で掃除に役立てることができます。高圧洗浄機を使い、上から下へと順番に汚れを落としていきましょう。詳しい洗浄方法については、関連記事も参考にしてください。
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養成する
ここからは、必ず最初に高圧洗浄を行った時の水分がよく乾いた状態で作業を行います。必要なところがきれいに塗れるよう、そして関係のない場所を汚さぬように、ビニールやブルーシートで覆って養成(ようじょう)をします。特に外壁と養成部分の境界線をしっかり取っておくと、塗料を塗った時にきれいに仕上がります。
下地補修を行う
壁には細かいひび割れがあったり、塗料の剥がれによる凹凸、シーリングの劣化などが見られる場合もあるのではないでしょうか。それらを塗料を塗る前に補修します。
足場を架設する
作業を行うにあたり、足場を架設します。梯子を使う場合に関しては2m以上を超えると高所作業となるため、フルハーネス特別教育を受講する必要があります。
塗装を行う
塗装では下塗り・中塗り・上塗りの工程で作業を行います。塗料を定着させるため、プライマーを使用して下塗りを済ませます。次に中塗りとして塗料を塗り、最後の仕上げとして既定の量の塗料を塗り、作業は完了です。
塗装時期と業者への相談について
外壁塗装は天候に左右されにくい、4月・5月、もしくは10月・11月に行うのがいいとされています。ただしこの時期は予約が混雑する可能性も考えられるので、梅雨と真夏を除き、後は業者に相談をしながら塗装時期を決めましょう。
外壁塗装を依頼する先の業者は、住宅を建てた時のハウスメーカー、もしくは地域密着型の工務店やホームセンターのリフォームサービスからも依頼ができます。それぞれ相談と同時に見積りを出してもらうことができるため、サービス内容や費用を比較して依頼先を決めるといいでしょう。
また、外壁塗装を行う前の高圧洗浄を行う業者と、稀に行わない業者があります。サービス内容に含まれているかどうかを確認し、含まれていないようであれば、追加できるかどうかを詳しく聞いておくことをおすすめします。高圧洗浄を自ら行うにあたり、高い位置になってくると汚れを落とし切れないことがあります。日常的な外壁掃除とは異なるため、塗装を依頼するようであれば、汚れ落としもプロに頼っておきましょう。
チョーキング現象が起こらない塗装方法はある?
チョーキング現象が起こらない塗装方法のひとつとして、「クリヤー塗料」が挙げられます。クリヤー塗料とは、無色透明の塗料を使うことで、壁の素材をそのまま活かします。チョーキング現象の原因となる顔料が含まれていないので、白い粉が表面に出てくることがありません。
ただし色をつける塗料とは異なり、劣化が起こる前に済ませておく必要があります。既にチョーキング現象が起こっており、今後塗装を予定しているようであれば、塗装をした上から再度クリヤー塗料を施す流れになるでしょう。フッ素・無機・光触媒などでコーティングされているサイディングなど、一部クリヤー塗料を施すことができない素材が存在します。ご自宅の外壁が施せる素材であるかどうかは、業者に相談して決めることになります。
白い粉が服についた時の対処法
チョーキング現象で出てきた白い粉が服についた場合は、生地の裏から叩くことで落とせます。洋服用ブラシがあれば、生地の目に沿って一方方向でブラッシングすることでも粉が落とせるでしょう。ブラシを往復させると粉が内部へ戻ってしまうため、粉を外に出すことをイメージして掻き出してください。
まとめ
今回は、チョーキング現象を補修する方法を紹介しました。
チョーキング現象とは、塗料の劣化が原因で起こる、外壁を触った時に手に白い粉がつく現象です。
チョーキング現象が起こった場合は、できるだけ早く業者へ再塗装を依頼しましょう。
もし自分で再塗装するのを検討している場合は、今回のコラムで紹介したおおよその流れを確認してみてくださいね。
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