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エコツールのコラム集
COLUMN

カーボンブラシを自分で交換する方法まとめ

カーボンブラシを自分で交換する方法についてまとめました。
カーボンブラシを交換しようと思うもののやり方がわからないという方向けに、替えるべきかどうか判断するポイントや、新しいものを用意する方法についてもご紹介します。
使いたい電気製品があるにも関わらず、部品の傷みが原因で使えなくなっているようであれば、ぜひ参考にしてください。

カーボンブラシとは?役割について

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カーボンブラシとは、別名モーターブラシとも呼ばれる、電気製品の中で電流を導通させたり火花を抑制したりといった役割を担う部品です。カーボンブラシの多くは四角いブロック状のものに、バネやネジで構成されたものが一般的。中には円筒形やフォーク形など特殊な形状のものもあり、個々により異なります。

カーボンブラシが使われている機器を挙げるなら、ご家庭であれば掃除機・洗濯機・扇風機・ドライヤー・ミキサー・車載用などがあり、職場などでよく使う電動工具・コピー機などにも組み込まれています。改めてみると、あらゆる電気機器にカーボンブラシは使われており、私たちの生活を支えていることがわかります。※近年、電動工具に関してはブラシレスモーターが主流になりつつあります

このカーボンブラシが寿命を迎えると、電気製品の電力が不安定になったり、モーターが回らなくなったりと動作に異常をきたすようになります。身近にある電気製品で、最近動きに異変が見られるようになったようであれば、カーボンブラシの交換時期を知らせるサインかもしれません。

そこで今回は、カーボンブラシを自分で交換する方法について解説します。次の項目では、交換すべきかどうかを判断するポイントについてご紹介するので、チェックしておいてください。

カーボンブラシを交換すべきかどうか判断するポイント

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カーボンブラシを交換すべきかどうか判断するポイントをご紹介。

[重要]分解・交換する前に確認

電気製品のカーボンブラシを新しく取り替えたら、正常に動作するようになる可能性があります。ただし、正常に動作するのはカーボンブラシに原因があった場合に限ります。他にも不具合が見られるようであれば、原因となっているその箇所も直さなければなりません。直す箇所が他にもある場合は、カーボンブラシを交換する前にメーカーへ相談してください。

また、カーボンブラシを交換しようとして直らなかった時は、メーカーへ依頼しようと思うかもしれません。しかしその際に無理な分解を行った形跡が見つかれば、メーカー保証は受けられなくなるので、自己責任で分解や交換を行うようにしましょう。自分で交換できないと判断したら、分解する前にメーカーへ相談してください。

使用時間を振り返る

カーボンブラシは、十数時間から100時間を超えるほど使用したものは交換時期が迫っていると考えましょう。使用時間を振り返り、長期にわたって使用してきたようであれば交換のタイミングです。

摩擦限度線を確認

カーボンブラシ本体を見てみると、摩擦限度線が入っているものがあります。その線を超えたら、交換の時期がきています。カーボンブラシには「ストップカーボン」と「普通カーボン」の2種類がありますが、ストップカーボンは摩擦限度線を超えると自動的に通電が止まるのに対し、普通カーボンは自ら状態をチェックする必要があります。一度お手持ちの機器のカーボンブラシを確認してみましょう。

銅線やコイルの色が変わっていないかどうか

カーボンブラシを繋げている銅線やコイル(スプリング)の色が、広範囲にわたり玉虫色に変色しているようであれば、モーターに負荷がかかり熱を帯びている可能性があります。この場合は、モーター本体にもダメージが及んでいる可能性が高いため、モーターごと交換しましょう。

モーターを取り寄せることができ、且つ専門知識があれば、カーボンブラシとモーター両方の交換が可能です。そうでなければ基本はメーカーへ相談することをおすすめします。

交換用の新しいカーボンブラシを用意する方法

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カーボンブラシを交換すると決まれば、新しいものを用意しましょう。

型番や製品コード番号を確認する

まずは取り出したカーボンブラシを見て、型番や製品コード番号が記載されていないかどうかを確認しましょう。載っていれば、その番号をネットで検索するだけで商品がすぐに見つかる可能性があります。

適合表を確認する

Hikoki・日立・ボッシュ・マキタ・三菱・リョービなど、有名なメーカーではカーボンブラシの適合表がホームページで公開されていることがあります。交換予定の電気機器の製品型番をネットで検索して、適合表があるかどうかを確認しましょう。

メーカーへ問い合わせる

カーボンブラシの交換品に関して、検索してもわからなければ、メーカーへ問い合わせると確実です。

問い合わせる際はカスタマーセンターへ電話をかける方法もありますが、メールで問い合わせられるようであれば、メールがおすすめ。詳細な番号や内容を送ることができる上、現状を伝えるための写真画像を送ることも可能なので、やり取りがスムーズです。

取扱いが終了している場合は

必要としているカーボンブラシの取扱いが終了している場合は、amazonや楽天といったECサイトで取り扱いがあるような、互換性のある商品を代用することになります。ただしカーボンブラシは個々で細かく異なり、いくら形状やサイズを調べたとはいっても、なかなか適合する商品は見つかりません。カーボンブラシの中には、複数の機種に対応する汎用性があるものも存在しますが、稀です。

メーカーに問い合わせても用意できなければ、機器ごと新しいものへ買い替えることになる可能性があることも視野に入れておきましょう。

カーボンブラシを交換する方法

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カーボンブラシを交換する方法についてご紹介します。ここでは基本的な流れをご紹介するので、機器の分解方法やカーボンブラシの位置など、詳細な内容は製品に付属の取扱い説明書を確認してください。取扱い説明書をなくしてしまったようであれば、ネットで製品名を検索すると、電子版の取扱い説明書を確認できるかもしれません。

電気製品のカバーを開ける

カーボンブラシを交換する予定の電気製品のカバーを、ドライバーを使って開けていきましょう。交換後は元に戻さなければならないので、ここで外したネジ類は失くさないようにしてください。また、どの部分に留めていたものかを把握しておくためにも、忘れそうであればスマホで写真を撮りながら作業を進めるなど、工夫をしましょう。

カーボンブラシを取り出す

古くなったカーボンブラシを取り出します。カーボンブラシは一般的に、モーターの回転子(ローター)と固定子(ステーター)の間となる、モーター内部に設置されています。カーボンブラシは2個セットで売られているため、この機会に2個とも交換を行います。

新しいカーボンブラシに交換

古いカーボンブラシを取り出した場所に、新しく取り寄せたカーボンブラシを差し込みます。差し込む前に、ブラシホルダー内にゴミや粉塵がついていないかどうかを確認します。ついているようであれば、エアブローで吹き飛ばして綿棒などで軽く掃除を済ませておきましょう。

新しいカーボンブラシを入れたら、軽く可動させてみてください。電動工具のような可動させると危険なものに関しては、元通りに組み戻してから動作チェックを行います。

最後に確認

最後に、カーボンブラシ周囲にも異変がないかどうかを確認しておきます。モーターの熱によりブラシホルダーが変形していないか、ホルダーにも異変が見られるようであれば、一緒に交換しておくと安心です。そのまま使用を続けると繰り返し不具合を起こす可能性があるため、事前に手を打っておくことが大切です。

カーボンブラシ・電気製品の寿命を長く保つには

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カーボンブラシや電気製品の寿命を少しでも長く保つには、モーターの過負荷を避けることが重要です。モーターの通気性を確保し、できるだけ熱がこもらないようにしましょう。長時間電気製品を使用しているようであれば、コンセントを抜いて冷却時間を取るのも効果的です。

カーボンブラシの傷みは、電気製品を使用する上では正常な流れです。電気製品を長く使うためには、定期的に摩耗具合の確認を行い、ペースを決めて交換していくといいでしょう。

まとめ

今回はカーボンブラシを自分で交換する方法について解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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