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エコツールのコラム集
COLUMN
2023.11.17

【初心者】玄能とは?金槌との違いや種類について解説

玄能とは?金槌との違いや種類についても解説します。
玄能とは石工や大工が職人道具のひとつとして古くより欠かすことなく使ってきた重要な道具のひとつです。しかし意外にもその名はあまり知られていないのが事実です。これから職人道具について詳しくなりたいと考えている方や、DIYで使ってみたいと考えている方も、玄能の情報をここで入手し、選ぶ際の参考にしてください。

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玄能とは?

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玄能とは、ハンマーの一種です。金槌のように頭の両端に尖った部分がない形をしているのが特徴で、よく見てみると打面の片方は平たくフラットであり、もう片方は緩やかな曲面を描いています。これらを使い分けると、木材を傷つけることなく加工できることから、職人の間では欠かせない道具として使われてきました。玄能は「玄翁」や「源翁」と表記されることがありますが、これらはすべて同じものを指しており、いずれも「げんのう」と呼びます。

玄能は、生き物に危害を加えるとして恐れられていた那須の殺生石を金づちで退治した「玄翁」という和尚が由来になっているとされています。和尚は呪文を唱え、大鉄槌で殺生石を砕いてから、生き物を恐怖に陥れる怪異は止まりました。この出来事以来、これより大きな鉄槌を玄能と呼ぶようになったと、1686年に発刊された江戸時代の地誌「雍州府志」は伝えています。

江戸時代には既に使われていたことが判明している玄能について、石工や大工が職人道具のひとつとして欠かすことなく使ってきましたが、意外にも玄能とは何なのか、正式名称は知らないという方が多いようです。そこで次の項目では、玄能と金槌の違いについて解説します。

玄能と金槌の違いについて

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玄能と金槌の違いについて、まず第一に形状が異なっていると、一つ前の項目「玄能とは?」でご紹介しました。形状が異なると用途も少々異なります。金槌は頭が平らであることで均一な打撃力を与えることができます。一方で玄能は緩やかな曲面を描いており、まずは平らな面で打ち込みます。仕上げとしてもう片方の面へ変えて、中央に膨らみを帯びている部分を使い叩き締めるためのもので、木の表面を傷をつけないよう工夫されています。これを「木殺し面」と呼んでおり、匠の技です。

玄能と金槌の違いについての疑問に加え、「ハンマー」とは何を指すのかというと、玄能や金槌を大きく一括りにしたもののことをハンマーと呼びます。玄能も金槌もハンマーの一種です。

玄能の選び方~頭の種類~

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玄翁にはさまざまな形状の種類があり、それぞれ特徴が異なります。これからDIYを始める予定がある方などは、玄能の選び方の参考にしてください。

丸玄能

丸玄能(まるげんのう)は両端が平らな打撃面でできています。東日本~全国的には東型(小判型)が使用され、西日本では地型(真丸型)が使われる傾向にあるのが特徴。木板の表面を傷つけたくない時や、木材を微調整する際の打撃作業の際などに活躍することから、木工や家具製作などの加工作業等によく利用されます。打撃面が広い分、素材を傷つけずに打つことができますが、他の玄能に比べると衝撃を伝える力は弱めで木材を中心とした仕上げ工程に向いているでしょう。

四角玄能

四角玄能(しかくげんのう)は頭が四角形になっています。打撃面に均等に力や衝撃を加えることができるのが特徴でありながら、一点に力を集中させることが可能で、石材や金属などの加工に利用されることも。その使い勝手の広さから、大工や職人によく使われています。四角玄能は丸玄翁よりも力や衝撃が伝わりやすい形状のため、扱いには慣れが必要です。

八角玄翁

八角玄翁(はっかくげんのう)は、頭が八角形になっているのが特徴です。他の玄翁に比べると特異な形状をしていることから、知識を持つとすぐに見分けられるようになる種類です。側面で横打ちができ、本体が磨き仕上げになったものは東日本、黒仕上げのものは西日本で使われています。他の玄翁よりも打撃力に長けた種類の玄翁のため、適切な場面での使用と、その他の玄翁との使い分けが大切です。

片八角玄能

片八角玄能(かたはっかくげんのう)は、片手が八角、片方が丸玄能になっています。主に中部地方で使われており、作業内容に応じて打撃面を選びながら使っていける、万能型の玄能です。一般的な使い分けとしては、平面の打撃面を釘を打つなどの打撃作業に使用して八角形の打撃面は素材を割るなど、強い力や衝撃や力が必要な場合に使うと便利です。その汎用性の高さから、プロの大工をはじめ、彫刻・工芸作業まで幅広い分野で好まれています。

玄能の選び方~柄の種類~

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玄能とは頭と柄を組み合わせることで、自分にとって使いやすい一本の工具を完成させて使います。柄だけでもいくつか種類があるので、定番のものを押さえておきましょう。

グミ

柄の中でも特によく使われている「グミ」は、その名の通りグミの木が素材として使用されています。強度があり、衝撃にも耐性があります。硬すぎず柔らかすぎない程よい柔軟性を持ち合わせているのが特徴。メンテナンスを施していれば湿度変化にも耐えられる素材であるなど、使い心地が良好です。長く使っていける良い条件が揃っているので、はじめてDIYにトライする方からプロの職人まで、幅広い層におすすめです。

柞の木

柞の木(いすのき)は、グミと比較すると硬く強い耐衝撃性を備えている素材です。マメなメンテナンスが必要で、定期的にオイルで保湿を行う必要があります。このメンテナンスを怠ると木が乾燥してしまい、柄が割れる可能性が高くなるので注意が必要です。とはいえ、使っている方の間では時間をかけるごとに手に馴染む感覚が良いのだと、柞の木を好む方もいます。

山桜

山桜(やまざくら)は、真っ直ぐな木目が特徴的な木です。手に馴染みがよく、そして粘り強く柔軟性もあり、手への反発を吸収します。日ごとに使いやすくなっていくような感覚がある魅力的な素材であるものの、少々手に入りにくい傾向があります。

牛殺し

牛殺し(うしごろし)は、非常にインパクトがある名前ですが、しなやかでありながら強靭な素材で、好む人には非常に好まれることで知られています。一般的には石頭ハンマーなどにセットすることが多い傾向がありますが、玄能の柄にセットする方もいます。

黒檀

黒檀(こくたん)は、硬くて丈夫な素材です。見た目の美しさを含め他にはない仕上がりで、プロはもちろんDIYを初めてする方も気になる素材ではないでしょうか。ホコリが溜まると湿気を吸い、汚れが落ちにくくなる素材なので、空拭きすることで品質を保ちます。

おすすめの玄能メーカー3社

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オーエッチ工業

オーエッチ工業は、大阪府東大阪市に本社を構える作業工具や物流機器用工具を製造販売する企業です。工業用ハンマーではシェア率トップを誇る企業で、八角玄翁の強度や耐久性に定評があります。ホームセンターなど身近なショップで気軽に手に入るので、実際に商品を見て選べるのは嬉しいポイントではないでしょうか。

角利

角利(かくり)は、新潟県三条市に本社がある大工道具や防災用品を販売している企業です。商品展開数がしっかりあり、自分に合った玄能を選ぶことができるでしょう。程よい重さでオールマイティーな使い心地だという意見多数。DIY初心者にもおすすめのメーカーです。

土牛

土牛(どぎゅう)は、兵庫県三木市に本社をおくハンマーやバールといった工具類を展開する企業。柄がやや大きめで、持つとしっくりくる使い心地が好まれています。玄能の中には、頭のグラつきがある製品にあたることもありますが、土牛の製品はそういったことがあまりなく、品質の高さも人気のポイントです。

まとめ

今回は玄能とは何か解説しました!
今後も工具に関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。

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