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トイレの便座を自分で交換する方法についてまとめました。
便座を自分で交換してみたいけれど、やり方がわからない。ウォシュレット付きのものや人気メーカーの製品を設置してトイレを一新したい!そう考えている方向けに、自分で交換できる便座タイプはどれなのか、選び方や費用のことについても詳しく解説します。
この機会にトイレのメンテナンスを行い、快適に使えるようにしましょう!
トイレの便座の交換時期について考えてみたことはありますか?見た目が変色してきた、細かなヒビ割れがある。座るとギシギシ音がするようになったなど、わずかな不具合を感じながらも、交換時期を逃しながら使ってきたという方は多いはずです。
実はトイレの便座の交換時期は10年が目安とされており、大家族やトイレの使用頻度が高いようであれば、もう少し寿命は短いと考えるべき場合もあります。便器自体はほとんどが陶器製でできていることから、ヒビ割れさえしなければ長く使っていくことができるとされています。トイレを綺麗に快適な状態で使いたいと思ったら、まずは便座のみを交換するといいでしょう。
また、長く使用しているうちに、給水管から水漏れしてしまうケースもあります。この場合はパッキン(ゴム)を交換することで解決できるので、後の項目でご紹介している「便座を自分で交換する方法」にて、パッキンの交換方法もチェックしてみてください!
便座の選び方について複数のポイントをご紹介します。選び間違えるとご自宅のトイレに設置できないので、重要ポイントを押さえながら製品を決めていきましょう!
トイレのタイプには「組合せ便器」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」と3つのタイプがありますが、この中で自分で交換できる便座タイプは「組合せ便器」のみです。一体型トイレとタンクレストイレは便器と機能部分が一体型になっており、自分で交換することができないので注意が必要です。組合せ便器かどうかは、ご自宅のトイレにタンクがついているかどうかの部分で判断ができます。
ご自宅のトイレに設置してある便座と必ず同じサイズのものを購入しなければ、設置できません。例えばTOTOやリクシルの場合は、標準サイズ(便器の長さ約440mm)と大きいサイズ(便器の長さ約470mm)の2種類の展開があります。自宅のトイレは大きいサイズだと思っていたら、標準サイズであったといった思い込みも多いので、メジャーで測っておきましょう。
温水洗浄便座の取り付けを検討している場合は、今までも取り付けていたかどうかで、自分でできるかどうかの工事の有無が決まります。温水洗浄便座の場合は、水道の止水栓に分岐金具を取り付けて水の流れを分岐する作業があります。また、電気を供給することで動く電化製品なので、コンセントの差込口がなければ動作させることができません。
ほとんどのトイレが座った状態で右側にコンセントの差込口を備えているので、ご自宅のトイレも確認してみましょう。差込口が見当たらない場合は、コンセントを増設する工事と一緒に、トイレの便座交換もまとめて業者に依頼しましょう!
ウォシュレットには水の温め方に「貯湯式」と「瞬間式」の2種類があります。
貯湯式
貯湯式は内蔵タンクに温水をためておくタイプで、タンクの温水を使ってしまうと、しばらく水のみが出る状態になります。水を温めておくため常に少しずつ電気代がかかりますが、初期費用として本体価格は瞬間式より安い傾向にあります。定期的に少しずつウォシュレットを使うようであれば、こちらがおすすめでしょう。
瞬間式
瞬間式は吐水する瞬間に水を温めるタイプで、その都度水を温めるので、連続で使うことができます。吐水時に相当な電力を使いますが、使わないときは電気代がかかりません。本体価格は貯湯式より高い傾向にあります。たまにしかウォシュレットを使わないものの、使う時はしっかり使いたい場合は、こちらがおすすめです。
便座は手前が分かれているU型のものと、丸くドーナツ型になったO型のものがあります。今はほとんどがO型のものになっており、U型からO型へ交換したいと考えているようであれば、サイズさえ合えば設置することができます。
人気メーカーの便座は、やはり人気というだけあって丈夫で使いやすいモデルが多い傾向にあります。パナソニック、TOTO、リクシルの製品などは人気が高いので、似たような便座の中からどれを選べばいいか迷った時は、最後はメーカーで選んでみてはいかがでしょう!
便座を自分で交換する方法について解説します。交換に必要な道具を準備して、DIYにチャレンジしてみましょう。
便座の交換に必要な道具は、プラスドライバーとマイナスドライバー・レンチ・掃除に使うブラシやクリーナー、クロスなどです。
便座カバーはどこで買えるのかというと、ホームセンターや家電量販店などで手に入ります。ネット通販サイトであれば、サイズや仕様をゆっくり比較して決められるのでおすすめです。買い間違えのないよう、詳細はよく確認して選ぶことをおすすめします。
作業前には必ず水道の元栓を閉めて、温水洗浄便座の電源プラグを抜いておきます。続けて布製のものなど、便座を覆っているカバーを外しておきましょう。外すにあたり、汚れている部分があれば軽く掃除を行っておきます。
便器のサイドに、化粧カバーがついているタイプであれば先に外します。サイド左右に装着してある固定ナットを緩めて外していきましょう。レンチが必要なタイプと指で回すだけで外せるタイプがあるので、回して外してください。
固定ナットを外した時点で、便座を持ち上げると取り外すことができます。ロックがついているものに関しては、解除してから取り外してください。便座を外した部分から固定用の大きなピンが露出するので、左右2本のピンを抜いておきましょう。ここで便器の汚れが見られたら、再度綺麗にします。
新しい便座を取り付けます。ここまで外してきた工程と同じように装着していきます。新しい便座には新たな固定用の大きなピンが付属しているので、新しいものに差し替えて設置していきましょう。便器のサイド左右に装着してある固定ナットは、緩んでいるとガタつきの原因になるので、しっかり締めてください。これで便座の交換作業は完了です。
トイレを長く使用していると、便座が傷むのと同時に給水管から水漏れしてしまうケースがあります。この場合はパッキン(ゴム)を交換しましょう。
止水栓をマイナスドライバーなどを使い、時計回りに締めます。水受けとしてバケツを置いたら、レンチを使ってナットを取り外してください。ここでパッキンを交換します。再度ナットを装着し、元に戻したら完了です。パッキンはホームセンターや、ネット通販サイトでも購入可能です。
便座を自分で交換する際に注意するべきことをチェックしておきましょう。
水が近くにある状態で、電源プラグを抜かずに作業すると思わぬ事故を招く恐れがあります。作業前には必ず水道の元栓を閉めて、温水洗浄便座の電源プラグを抜いておきましょう。
賃貸にお住まいであれば、貸主の許可を取らずに室内を変えることはトラブルの元となります。便座を交換する前には、必ず貸主に交換してもいいかどうかを相談してください。賃借人の退去時には元通りに戻して返却する原状回復義務があるので、勝手に交換するなどのカスタマイズを行った場合は、原状回復の費用が発生する可能性があるのでご注意を!
今回はトイレの便座を自分で交換する方法についてまとめました!
今後も工具に関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
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