【簡単DIY】壁紙のひび割れを補修する3つの方法まとめ

壁紙のひび割れを補修する3つのDIY方法についてまとめました。
壁紙のひび割れを見つけたものの、補修する方法がわからない。そもそもDIYでできるものなのか、放置しておくとどうなるのか？などについて詳しく解説します。
補修に使うアイテムはホームセンターに加え、100均でも手に入るので、気軽に取り組めること間違いなし！ひび割れの状態を見ながら、この記事を参考に修理してみてください。

壁紙がひび割れする原因は？特徴から見る危険について

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ふとした時に見つけた壁紙のひび割れ。その原因は何なのでしょうか？状態によっては危険な場合もあるので、DIYで補修を行う前に、まずはご自宅の割れの種類を把握しておきましょう。

壁紙のつなぎ目にできたひび割れ

真っ直ぐ綺麗なひび割れは、壁紙のつなぎ目にできたものである場合がほとんどです。壁紙によく使用されている素材は塩化ビニールで、気温が上がると伸びやすく、下がると縮む性質があります。夏から冬へと寒暖差の激しい状態が繰り返し続くことで、少しずつ隙間ができてひび割れの原因に。

新築から3～4年ほど経つと早くも割れてくることがあり、見つけるとショックを受けるはず。しかし壁そのものが割れているわけではないので、補修材で埋めるか、ひび割れたまわりの壁紙を張り替えるだけで済むでしょう。ひび割れとは異なりますが、壁紙が剥がれてしまっている場合の補修方法についても、後のDIYの方法に関する項目で触れています。

ドア・窓のサッシ周りにできたひび割れ

ドアや窓は頻繁に開け閉めを繰り返す場所ということもあり、それら周辺の壁は度重なる振動から、ひび割れしやすい傾向にあります。また、自宅が車道に面しており、車通りが多い場合などにも壁に影響が出ることがあります。このひび割れに関しては、壁紙のつなぎ目にできたひび割れと同様に、補修材で埋めたり壁紙の張り替えを行うことで対応可能です。まずはDIYで補修を行い、その後もひび割れを繰り返すようであれば一度業者に相談してみるといいでしょう。

下地ボードが裂けたひび割れ

ひび割れの線が横や縦、斜めにも入り、見るからに下地ボードからパキパキと割れた状態の壁は大変危険です。地震や振動、地盤沈下などが起きた際に家の基礎部分に被害が及び、ひび割れが起きている可能性があります。この場合は建物が破損したり倒壊する恐れがあるため、DIYではなく早い段階で業者に相談することをおすすめします。

また、下地のつなぎ目ではない他の部分や、壁一面に長くギザギザとしたひび割れができている場合も同様です。地震などにより構造が歪んだことでできた割れの恐れがあるため、業者にご相談を。

手間や費用が気になり、なかなか申し出ることができないこともあるかもしれません。しかし、早めに手を打つことで補修が最低限で済ませられる可能性もあるため、今後の安全面も視野に入れて行動に移しましょう！築年数によっては保証が適用されることもあります。詳しくは最後の項目「新築でひび割れが起こった場合は保証の対象に」もチェックしてみてください。

壁紙のひび割れを放置しておくとどうなる？

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壁紙のひび割れを放置しておくとどうなるのかというと、見た目がよくないのはもちろんですが、ひび割れ部分から湿気や汚れが入り、下地の木材が腐食する可能性があります。腐食すると強度が落ち、日常生活に支障を及ぼすほど家の寿命を縮めることに。

逆に、壁紙がひび割れを見つけた時点で早いうちから補修を行っておくと、今後進むであろうひび割れの勢いを弱めることも可能です。元々は壁紙だけだと思っていた傷みが、内部にまで至ると外壁が落下したり天井が抜け落ちたりと危険を伴います。安全のためにも早めに対処しましょう。

壁紙のひび割れをDIYで補修する3つの方法

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壁紙のひび割れをDIYで補修する3つの方法について解説します。ご自宅の壁紙の状態を見て、取り入れられるであろうDIYの方法があれば参考にしてください！

コーキング材を使って埋める

壁紙のひび割れをDIYで補修する方法のひとつに、コーキング材を使う方法があります。コーキング材とは詰め物をする役割を持ち、ひび割れ部分を目立たなくさせながら強度を保ちます。DIYで行う壁紙の補修のほとんどが、こちらの方法で対処することになるでしょう。コーキング材は壁紙に合ったカラーのものを選んで下さい。

はじめに、壁紙のひび割れ部分に溜まっているゴミや油分などを取り除きます。補修を行う周囲にマスキングテープを貼ったら、コーキング材をひび割れ部分に塗りつけ、埋めていきます。付属しているであろうヘラを使い表面を慣らしたら、マスキングテープをゆっくり剥がして乾燥させDIYの作業は完了です。はみ出した部分があれば、スポンジに水を少し含ませたものですぐに拭って、清潔な布やティッシュで水分を拭き取ることで対処可能です。（乾燥後は取れなくなるのでご注意を）

壁紙を張り替える

DIYで壁紙を張り替える場合、全面ではなく部分的に張り替えを行います。この方法はひび割れた壁紙が傷んで変色している場合などに有効的です。壁紙は、補修部分と同じ品番、もしくは似た物を用意しましょう。

ひび割れた壁紙の補修まわりを四角くカッターでカットします。切り込んだ部分の壁紙を剥がします。この時、薄い下地の紙が1枚残る状態にしておくのがベストです。ここで、ゴミや小さな破片などを残さないよう綺麗な状態にしておきます。新しい壁紙を補修箇所より一回り大きくカットしたものを用意しておき、補修部分にコーキング材を塗りましょう。コーキング材を塗った部位にカットした壁紙を載せたら、刷毛を使って仮貼りします。

下地の壁紙と補修用壁紙が重なっている部分にカッターで切れ込みを入れ、除去します。補修した壁紙を部分的にめくり、カットライン内側にある下地の壁紙を慎重に剥がしたら、継ぎ目部分をローラーでしっかり接着させましょう。はみ出たコーキング材はスポンジで拭き取ってDIYの作業は完了です。

剥がれた壁紙を接着する

ひび割れにより剥がれた壁紙を接着したい場合は、壁紙専用の接着剤を使うといいでしょう。ゴミや油分などが付着しているようであれば取り除きます。反り返りが強い場合は、ドライヤーであたためると柔らかくなり接着しやすくなります。

剥がれた壁側に接着剤を少量塗りつけ、ヘラで空気を抜くように2〜3秒圧着しながら進んでいきます。一度で済まそうとせず、少量ずつ進んでいくのが接着力を高めるポイント。壁紙の端の方まで塗れるとよく接着しますが、うっかりはみ出してしまった場合は、固まる前に取り除いておきましょう。

100均おすすめひび割れ補修アイテム

100均でも壁紙のひび割れ補修がDIYで行えるアイテムが手に入ります。おすすめ商品をご紹介！

ダイソー壁の穴埋めパテ

ダイソーの壁の穴埋めパテで押しピンの穴を塞いでみた(1枚目→2枚目)。
ついでにひび割れたところも(3枚目)。

押しピンの穴に関しては、もうどこにあったかすら分からなくなるレベルでキレイに仕上がった(ﾟ∀ﾟ) pic.twitter.com/WwtP5vtviX

— ワゴンR＠デミオ (@SYMc21s) March 6, 2021

100均ダイソーで販売している「壁の穴埋めパテ」は、塗るだけで壁紙のひび割れが目立ちにくくなるパテです。ひび割れし始めたくらいの、まだあまり目立たない傷みにおすすめ。壁に穴があいた部分にも使えます。

セリア補修用壁紙

【レビュー】100均セリア【補修用壁紙シールタイプ ※屋内専用】シールタイプで簡単に補修できます(*´ω｀*) | ZERO-NETAⅡhttps://t.co/XkSNSjRsWZ pic.twitter.com/PBQjfksZML

— 九龍デジロウ@猫9匹の執事 (@kuronzero) October 18, 2023

100均セリアで展開している補修用壁紙です。こちらはシール状になっているので、カットしたら貼るだけ。簡単にDIYができるので、ご自宅の壁紙と色合いや風合いが似ているようであれば、試してみてはいかがでしょう！

賃貸でもひび割れをDIY補修してもいい？業者に依頼した時の費用は？

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賃貸にお住まいで壁紙にひび割れを見つけた時は、自分で勝手に補修はしないようにしましょう。補修を行ったつもりが、退去時の原状回復の請求に影響する可能性があります。補修をする前にまずは管理会社に連絡をして下さい。

また、ひび割れを業者に依頼した場合にかかる費用は、およそ2万～5万円が目安です。ひび割れ箇所の数や、壁紙だけでなく壁そのものが割れてしまっている場合などはもう少し費用がかかる可能性もあります。ただし、補修を長引かせるとその間にどんどん傷みが進行することもあるので、早い段階で依頼をすることで費用が抑えられるでしょう。