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高圧洗浄機とは何なのか?仕組みをはじめ、意外な使い方についても解説します。
高圧洗浄機という掃除道具の存在は知っていても、その仕組みまでは詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。仕組みがわかるとこれからの掃除がラクになり、ちょっと楽しくなること間違いなし!職場の掃除道具として、またはご家庭の掃除で使う前にもこの記事で高圧洗浄機の豆知識をチェックしておきましょう。
高圧洗浄機とは、高圧の水を噴射することで、力の勢いを使って汚れを洗い流す掃除器具です。本体は給水ホース・高圧ホース・トリガーガン・ノズル・ポンプ・モーターなどで構成されており、イメージとしてはおもちゃの水鉄砲のように、圧力をかけて水を勢いよく噴射させる力を借りて汚れを落とします。
高圧洗浄機が高圧の水を噴射する仕組みには、「パスカルの原理」が深く関わっています。パスカルの原理とは、密閉容器の一部に圧力(P)が加わると、容器内の液体全体に均等にその力が伝わる原理です。この力を応用すると小さな力でも大きな力を生むことができるので、結果噴射される水の勢いは強くなり、頑固な汚れが落としやすくなります。
一般的に「高圧洗浄機」と呼ばれるものの多くは電気式で、電気の力でポンプを動かす点におもちゃの水鉄砲との違いが表れています。手動で圧力をかけるのとは異なり電動で圧力がかかる仕組みになっているので、作業時間が長くなっても疲れません。
逆に近年では、高圧洗浄機を意識して手動で圧力をかけることで汚れ落としができる、似たような仕組みの簡易型お掃除グッズなども販売されるようになりました。そのようなグッズはハンディタイプになっているものが多く、ワイヤレス式で使える分、電気式のものに比べると水の勢いは弱めの傾向があります。100均でも似たような掃除道具が手に入るので、簡単な掃除であれば気軽に試してみるのもいいでしょう。
高圧洗浄機を買う時に失敗しない選び方について解説。必要な要素が揃ったモデルを手に入れましょう。
高圧洗浄機は、家庭で使うタイプと、工場や農業などで使用する業務用の2つのタイプがあります。家庭用は5kg前後の重さで持ち運びのしやすさに優れており、使っている間の音も小さめです。一方で業務用は重量があり耐久性に優れたモデルが展開されています。そのぶん価格も高価なので、状況に合わせて選ぶことをおすすめします。
水圧の単位はMPa(メガパスカル)で表され、この数字が大きくなるほど水圧が高くなります。製品ごとに 「最大吐出圧力」と「常用吐出圧力」の2種類が記載されていますが、最大吐出圧力は製品が持つ能力の限界を示しており、実際にはその圧力が出ることがありません。代わりに、常用吐出圧力の強さで製品を比較します。吐出水量は1時間に噴射される水の量を示し、「吐出圧力」と「吐出水量」をかけあわせることで算出されるのが「洗浄効率」で、この数値が高くなるほど洗浄スピードは上がります。
高圧洗浄機は、「自給式」「タンク式」「水道直結式」3つの給水方法があります。「自給式」は水道水や雨水を容器にためておき、汲み上げることで給水を行う方法。「タンク式」は本体のタンクに水を入れ、そこから使うタイプ。「水道直結式」は、水道から直接給水を行います。
「自給式」と「タンク式」は決まった水の量を使うことになるので水を使いすぎることはありませんが、「水道直結式」は水を使いすぎる可能性があります。とはいえ長時間洗浄する場合や、広い場所を洗浄する際には水道直結式が向いているので、洗う範囲で給水方式を選ぶと失敗がありません。
高圧洗浄機は使い方次第で、掃除にかかる時間を短縮できる可能性があります。コントロール方法を知り、掃除の効率を上げましょう!
高圧洗浄機を使う時は、吐出距離を意識することで汚れの落としやすさが変わります。吐出距離とは高圧洗浄機のノズルから掃除したい対象物までの距離のことを指し、この距離が遠くなるにつれ、水の勢いが弱まる仕組みです。汚れが落ちにくいと感じたら対象物に近づきましょう。
吐出角度の調整は製品にもよりますが、基本はノズルの先端に取り付けるパーツで調整を行うと圧力は高くなります。より洗浄力を高めるには、吐出角度を小さくしてピンポイントで水圧をあてるようなイメージで掃除をしていくといいでしょう。吐出角度が大きいと噴射面積が広くなって圧力が分散されるため、水圧は弱まります。
高圧洗浄機の仕組みや選び方が把握できたら、あとは使える場所を確認しておきましょう。意外な使い方もあるので、掃除できそうな場所があれば試してみてください。
高圧洗浄機で掃除をする場所の王道、外壁の掃除です。本来であればホースで水をかけながらブラシでゴシゴシと擦って掃除を行うところですが、高圧洗浄機があれば水圧だけで綺麗に汚れが落とせます。外壁の掃除は何年も放置しておくとどんどん汚れが落ちにくくなっていくので、基本は年に1~2回ほど行うのが望ましいとされています。
玄関掃除にも高圧洗浄機が役立ちます。玄関外はもちろん、室内土間も、落ちにくい汚れがあれば高圧洗浄機を使ってみてはいかがでしょう。地面を掃除するための専用アタッチメントを展開するメーカーがあるので、そういったものを使うと便利です。水が飛び散るのを防ぐために、前もってビニール袋などを壁に張って保護しておくと安心です。
二階にあるベランダは、水を持ってくることが難しいなどの理由からつい掃除が後回しになりがちな場所です。年に一度でもいいので、高圧洗浄機を使って掃除を行いましょう。窓をしっかり閉めて家の中に水が入らないように、上から下へと順に掃除を進めます。汚れは溝、もしくは排水溝に流して完了です。デッキクリーナーブラシなど、専用のアタッチメントを使うとラクに作業が進められます。
高圧洗浄機といえば外で使うイメージが強いのか、意外と知られていないのが浴室掃除です。毎日使う場所の掃除も高圧洗浄機で済ませてしまいましょう。水場なので、水の飛び散りを気にすることなくスムーズに作業が進められます。天井から始め、壁、床の端に溜まった汚れや髪の毛、ゴミなども全て水圧で洗い流すことができます。棚や鏡などは、破損を避けるためにも水圧をあてないように気をつけましょう。
洗車にも高圧洗浄機を使うことができます。車を洗う際はたくさんの水が必要になるので、給水方式は水道直結式タイプを選ぶ必要があります。車に対して近付きすぎると水圧が強く、塗装剥がれやボディの変形につながります。10MPa前後の、ある程度水圧があるものを、離れた位置から使うことでホースの水よりもしっかりと汚れが落とせるようになります。
高圧洗浄機には使えない場所があります。知らずに使って故障させてしまわないよう、注意点を押さえておきましょう。
汚れがたまりがちな「エアコン」や「室外機」などに高圧洗浄機を使わないよう注意が必要です。エアコンは構造が複雑でありながらカビやホコリが付着するため、水圧で汚れを落としたくなると思いますが、電化製品なので水をかけると壊れてしまいます。室外機も同じで、壁の掃除を行っているついでに放熱フィンに水をかけてしまうと、その奥にある電動ファンの故障に繋がってしまいます。
その他にも、経年劣化が進んでいるものに対して圧力をかけると、塗装が剥がれたりヒビ割れることがあります。新しくても、つくりが薄いものや繊細なものに水圧洗浄は不向きです。塗装に影響しない壁や地面など、丈夫なものを対象に掃除することを心がけると、高圧洗浄機はとても使いやすく優秀な道具です。
今回は高圧洗浄機とは何かを紹介しました!
今後も工具に関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
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