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スチームクリーナーの使い方について解説します。スチームクリーナーといえばハウスクリーニング業者などが使うイメージがあるかと思いますが、使い方によってはご家庭や職場の掃除道具として気軽に使えるモデルがたくさん発売されています。
窓や床など日常的な掃除としてはもちろん、カーペットや布ソファーといった掃除の仕方がイマイチわからないアイテムについても使い方のコツをご紹介。スチームクリーナーで身の周りを綺麗に掃除しましょう！
スチームクリーナーとは、高温の蒸気（スチーム）で汚れを落とす掃除道具のことを指します。スチームクリーナーを使った基本的な掃除の流れは、高温の蒸気で汚れを浮かせる→そのまま吸い取る（もしくは自らタオルで拭き取る）という、非常にシンプルな作業の繰り返しです。洗剤を使うことなく高温のスチームで汚れを浮かせるため、本来であれば洗うのが難しい場所にも、成分を気にすることなく使うことができるメリットがあります。
例えば、水洗いしにくい硬いカーペットや布ソファー、畳などは本来業者に頼んでハウスクリーニングをしてもらうようなイメージがあると思います。ところがスチームクリーナーさえあれば、それらの難しいクリーニングが通常の掃除と変わらずサッと済ませられるようになるというのは、嬉しいポイントではないでしょうか。
100℃のスチームに対応した製品を使えばカビ対策になるほか、風呂場やキッチン、油汚れのひどいコンロ周りも、通常の掃除にくらべるとすっきりとラクに汚れを洗い落とせるでしょう。
似た道具で高圧洗浄機というものもありますが、スチームクリーナーは高圧洗浄機ほど大量の水を使用することなく掃除ができるという特徴があります。
スチームクリーナーはハンディタイプと掃除機のように床に置いて使用するキャニスタータイプの2つのタイプがあります。ハンディタイプはコードレスで取り回しがラクで、キャニスタータイプはタンクの容量が大きいぶん広い範囲を一気に掃除できるメリットがあるので、使用環境に合わせて選ぶといいでしょう。
掃除場所に合わせてアタッチメントを変えて掃除していくことになるので、必要なアタッチメントに対応したクリーナーを選ぶことをおすすめします。スチームクリーナーは、通販サイトはもちろん、ご自宅近くのホームセンターや家電量販店でも手に入ります。
スチームクリーナーで窓を掃除する際は、平面型のできるだけ面積が大きなヘッドをベースに、マイクロファイバー素材のカバーを装着してスチーム噴射を行います。浮いた汚れはそのままマイクロファイバーに付着するので、クリーナーをゆっくり動かしながら掃除していきましょう。
網戸を掃除する時は、面積の広いブラシをベースにマイクロファイバーなどのカバーを上から装着すると、編み目にブラシと繊維が入り込んで綺麗に仕上がります。
サッシを掃除する際は、ピンポイントで吹き付けができる先が細くなったノズルを使い、集中的に汚れを浮かします。サッシの汚れは大半が土かホコリであるため、軽く吹き付けただけですぐに綺麗になる場合もあります。浮いた汚れや残った水分はタオルで拭いて、窓周りの掃除は完了です。
床を掃除する際にもスチームクリーナーを使うと、簡単に綺麗になります。先にゴミやホコリは掃除機で吸い取っておきましょう。床掃除用にぴったりな、モップ型のアタッチメントを展開しているメーカーがいくつか存在しているので、そういったものを使うと便利です。
フローリングが古くなっているなど、スチームを使うと傷みそうで心配である場合は、部屋の隅など目立たない場所にスチームを出して使うと安心です。使い方のコツとしては、床のような皮脂汚れを含む掃除の場合、ゆっくり拭き上げるようなイメージで作業をしていくことです。
洗濯機に入らないような硬い素材のカーペットや絨毯も、スチームクリーナーを使って綺麗に掃除することができる上、汚れやダニ対策になります。ただし、熱に弱い素材には使えないため、まずはカーペットについている洗濯表示を確認しましょう。
桶のマークがついていたら洗濯可能で、桶のマークの中の数字は水温を表わしています。スチームクリーナーから噴射される水の温度が表記を超えるようであれば、使用はやめておきましょう。桶のマークの上からバツのマークが入っている場合は、家庭での洗濯禁止です。毛足の長い絨毯にスチーマーを使うと毛足が縮むことがあるため、不安な場合は使用を控える。もしくはメーカーに確認しましょう。
掃除をする時は、カーペットや絨毯に使える専用のアタッチメントを使うのがおすすめです。使い方は床を掃除する時と似ており、ゆっくり動かしながら汚れを拭き上げていきます。
使用頻度が高いにも関わらず掃除が難しい布ソファーも、スチームクリーナーで掃除ができます。飲みこぼしや、汚れで変色が気になった時に使うといいでしょう。面積の広いブラシ型、もしくはソファ用として推奨されているようなアタッチメントを使います。
使い方が重要で、繊維の流れに沿って、ゆっくり動かしながら汚れを浮かして吸い取っていきましょう。斜めなど、繊維の流れに逆らうと布を傷ませてしまうことがあるので、丁寧に行います。使うのが心配であれば、ソファの端など、目立ちにくい部位から試してみてください。
車の掃除にもスチームクリーナーを使うことが可能です。ボディに使うのもいいですが、その場合は貼っているステッカーを剥がしたい時に使うなど、ピンポイントで使うことがほとんどです。スチームクリーナーを使うのは主に車内で、ひとつ前の項目でご紹介した布ソファー同様にシートを綺麗にしたい時に活躍します。
ソファ用として推奨されているようなアタッチメントを使い、シートの繊維に沿ってゆっくりアタッチメントを動かしながら汚れを浮かして吸い取っていきます。スチームが使える素材かどうかの判断が重要で、本革シートには使えないので注意が必要です。使える素材かどうかわからないようであれば、メーカーに問い合わせてみるといいでしょう。
スチームクリーナーは他にもまだまだ掃除に使える場所があります。風呂場、キッチン、トイレなどの水回り、季節ごとに洗いたいエアコン、毎日使う布団にも使えます。意外な使い方として畳を掃除する方法もあり、茶色く変色したものが薄く綺麗になる例もあります。
逆に使えない場所は、「熱に弱い場所や素材」です。革や麻の素材などは洗濯表示で熱に弱いことが確認できますが、実はプラスチックや人工大理石なども変形やヒビ割れなどのリスクがあるので、使う前には素材をよく確認しましょう。温度が高くなるほど汚れは落ちやすくカビや除菌効果も発揮しますが、基本的には使う前に目立たないところで試し吹きをしてから使うことを心がけてください。
ケルヒャー SC 3 EasyFixは、キャニスタータイプのスチームクリーナーです。タンクに水を入れてスイッチを押すだけで準備完了。たったの約35秒でヒートアップが済むので、すぐに掃除が始められます。水を継ぎ足すことで中断せず掃除が続けられることもあって、広範囲を掃除したい時におすすめのモデルです。
フロアノズル、ハンドブラシ、ハンドブラシ用マイクロファイバーカバーと様々なアタッチメントがセットになっているので、床や窓のサッシ、水回り、布ソファーなどがこちらを買うだけでまとめて掃除できます。
アイリスオーヤマから発売されている2WAYタイプのスチームクリーナーです。ハンディタイプなので、掃除機をかけるような感覚で気軽にスチームクリーニングが始められるのがポイント。
コンパクトヘッド、スチームモップトレイ、ポイントブラシと複数のアタッチメントがセットに。これだけあれば、フローリングや窓のサッシ、布ソファーとほとんどの掃除に対応可能です。約100℃の高温スチームを噴射するので、気になるところを徹底除菌できるモデルをお探しの方であれば、こちらのモデルがおすすめです。
H2Oのスチームクリーナーです。片手で持って使えるコンパクトなハンディタイプで、換気扇や窓など高い位置の掃除におすすめのモデル。
約110℃を超える高温スチームで、油汚れなどを落としたい時や除菌したい時にもぴったりです。ノズルやパッドなど全部で8点の豪華セットでありながら、約5,000円で買えるコスパの良さも魅力。安いモデルをお求めであれば、まずはこちらのスチームクリーナーを試してみてはいかがでしょう。
今回はスチームクリーナーの使い方を解説しました！
今後も工具に関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
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