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フィニッシュネイラとは何か?工具の種類について解説します。
用途やおすすめモデルについても3種類ご紹介するので、フィニッシュネイラとは何か把握した上で自分に合った製品を選んでみてはいかがでしょう。
似たような名前の製品が複数あることなどについても詳しく触れているので、この機会に疑問を解消すべくぜひチェックしてみてください!
フィニッシュネイラとは、住宅などの内装工事の仕上げで使われる、仕上げで釘を打ち込む工具です。「仕上釘打機」や「釘打ち機」など様々な商品名が存在しますが、実は「フィニッシュネイラ」はMAX(マックス)の商標登録です。メーカーごとに呼称は異なりますが、全て同じ釘打ち工具のことを指しています。
マックスはエア工具の展開数が国内最大級と言われるほど豊富です。一時期、仕上釘打機の展開がマックスの独壇場でした。フィニッシュネイラの名前が印象的であったことなども関係したのか、国内で広く名が知られるようになりました。
仕上釘打機はネジ頭が極限まで小さいのが特徴で、化粧材などの固定に使用しても、打ち込んだ部分があまり目立ちません。用途は建設や建築現場はもちろん、ご家庭でのDIYでも大活躍する工具ということもあり、仕上釘打機の機械を使っている人をどこかで見たことがあるという方は多いはずです。
仕上釘打機を使って作業している人の姿はよく見かけるにも関わらず、ご自宅などで実際に釘そのものを目にする機会が少ないのは豊富な「色」が関係しています。内装の化粧材など目につく場所に使用する場合、壁に合った白、木目に合う茶色など打ち込む対象にかなり近い釘の色を選びます。ご自身のまわりにある壁や化粧材などをあらためてよく見てみると、小さな釘が打たれているのが見つかるはずです。
また、フィニッシュネイラなどと呼ばれてきた仕上釘打機には、タッカーやピンタッカーなど、一見似ているようで釘の形や用途などが異なるものもあります。それらの違いについて次の項目で確認した上で、選び方などを参考にしてください。
フィニッシュネイラ・ピンタッカー・タッカーは見た目が似ていることから混同されることがありますが、これらは商標の関係から各メーカーで呼び名が違っていることに加え、使用する釘がそれぞれ異なります。
いずれも仕上げ釘ではありますが、釘が変わると用途も少し変わるので、必要に応じて合ったものを選びましょう。
フィニッシュネイラとは仕上げ釘(フィニッシュネイル)が軸径1.0~1.3mmの長さを使用しており、住宅などの内装工事の化粧材や天井と壁の境目に取り付ける廻り縁、壁と床の境目に取り付ける巾木などに使います。
ピンタッカーは、軸径0.6mmほどのより目立ちにくい仕上げ釘を使います。住宅内装工事の化粧材、天井と壁の境目に取り付ける廻り縁、壁と床の境目に取り付ける巾木などに使います。目立ちにくい特性を生かし、綺麗に仕上げたい時におすすめです。
タッカーは仕上げ釘に「ステープル」という、大きなホッチキスの針をイメージしたようなコの字型の釘を使います。本体もホッチキスに似ているのが特徴。用途は防湿・気密シートや石こうボード、薄ベニヤなど、主にシートやボードなどを取り付ける際に使うものです。
実はもうひとつブラッドネイラというものがあります。こちらはブラッドネイルと呼ばれる釘を使うのが特徴で、フローリングの施工などに使うことで床材が綺麗に仕上がります。ステープルと比較すると木割れや膨らみを防いで綺麗に仕上がるものの、保持力は弱いとされています。
フィニッシュネイラ・ピンタッカー・タッカー・ブラッドネイラは、それぞれ使う釘が異なるので互換性はなく、使い回しはできません。ただし、打ち釘のサイズが同じであればMAX製の打ち釘(フィニッシュネイル)を他社の本体にセットして使うことはできます。本体を買うと一緒に打ち釘が付属しているモデルもあるので、確認してから準備するといいでしょう。
フィニッシュネイラとはどうやって選べばいいのか?仕上釘打機の選び方について解説します。
フィニッシュネイラとは大きく分けるとエア式と充電式の2種類があります。
エア式は、エアコンプレッサーを使うことにより空気圧の力で釘を打ち込みます。バッテリー無しで打ち込むことができるので、充電式に比べると圧倒的に軽く、天井付近の作業など身体に負担がかかる長時間の作業でも腕が疲れないメリットがあります。
デメリットは、コンプレッサーを用意する必要があるほか、人によっては作業中にエアホースが邪魔だと感じる可能性があることです。
バッテリーを使う充電式は、コードレスで作業ができるメリットがあります。エア式のようにエアホースがないので、様々な角度からどんどん釘を打ち込むことができます。他に工具を使っており、今回もその工具と同じメーカーの仕上釘打機を買うと、バッテリーを使い回せることがあるので覚えておくといいでしょう。
デメリットを挙げると、バッテリーが付属しているため重量があり、打ち場所によっては長時間の作業では身体に負担がかかることがある点です。作業を行う中で身体に不調が出ている場合は、エア式の利用を検討してみましょう。
エア式のフィニッシュネイラとは、高圧用と常圧用の2つに分けられます。圧力の違いにより使用するエアコンプレッサーが変わるので、高圧用か常圧用かは事前に確認しておきましょう。
高圧用は1.2~2.3MPa(12~23kgf/cm2)で使用します。常圧用と比較すると、小型で軽量、それでいてパワーがあり安定して打ち込むことができます。
常圧用は0.39~0.83MPa(4~8.5kgf/cm2)で使用します。高圧用に比べるとパワーは弱いものの、長時間の使用に長けています。
一般的に高圧用は現場作業などのプロに向いており、常圧用はDIY向きだとされる傾向があります。どちらを選ぶか迷った際には参考にしてください。
フィニッシュネイラ(仕上釘打機)を販売するおすすめのメーカーとモデルをご紹介。フィニッシュネイラとは何か把握ができたら、商品を選んでいきましょう。
MAX(マックス)は今回ご紹介しているフィニッシュネイラとは商標にもなっている王道メーカーです。
充電式とエア式どちらの展開もありますが、特にDIYにも使えるエア式が好まれています。
おすすめモデルはHA-55SFシリーズです。ヘッド部分にシリンダキャッププロテクタがついているので、部材への傷つきを防止してくれます。安全装置としてメカニカル方式・トリガロック装置が装備されているので、DIYが初めてでも安心して使うことができるでしょう。
makita(マキタ)は電動工具を展開するメーカーの中でもトップクラスの知名度を誇ります。工具といえばマキタと考えている方も多いのではないでしょうか。
おすすめモデルは高圧タイプのAN636HMで、どの角度からでも滑りにくく、狙った箇所へ打ち込める新・スパイクスリムノーズを採用しています。従来品からはよりトップキャップ幅が細くなっており、コンパクトなボディで使い勝手の良いモデルです。
HiKOKI(ハイコーキ)は1000機種を超える幅広い製品ラインナップがある工具メーカーです。
フィニッシュネイラとは「仕上釘打機」の名で展開しており、エア式と充電式どちらの製品もあります。
NT55HM2は高圧式のモデルで、ハイコーキが特許を取得しているスマートプッシュ機構が搭載されています。先端がスマートで打ち先が見やすく、初めてでも綺麗に仕上げられる可能性があるでしょう。空打ち防止機構も搭載されているので、空打ちによる部材への傷つきを防止してくれます。
今回はフィニッシュネイラとは何か?工具の種類について解説しました!
今後も工具に関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
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