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COLUMN

コラム

2023/01/28

工具のお手入れ

故障したバンドソーの修理方法

故障したバンドソーの修理方法

故障の原因を確認

バンドソーは文字通り帯(バンド)状の刃を使ってものを切断する工具です。まっすぐきれいに切断できるのが大きな特徴です。また、刃が回転する速度がそれほど速くないため作業中に火花が飛びにくいのもバンドソーならではのメリットとなっています。

ただこうしたバンドソーの特徴やメリットも正しい状態で使えてこそ、工具に何らかの問題が生じている場合にはうまく切断できないなどのトラブルが発生することがあります。そしてもし何か問題が発生した場合にはまずどこに支障が生じたのかを確認し、対策方法を探していくことになります。

バンドソーのような電動の工具の場合、内部が複雑な仕組みになっていることもあり、もし故障した場合には自分で修理・整備するか、メーカーなどプロに修理を依頼するかの判断も重要になってきます。バンドソーの場合はメインの部品となる刃(ソー)に異常が生じたのか、それとも別の場所で問題が生じたのかによってその判断が変わってきます。

バンドソーによく見られる故障のパターンの筆頭に挙げられるのが刃そのものが切れてしまうケースです。丸ノコなどの他の切断用の工具とは違い、バンドソーは帯状の刃をしているので使い続けているうちに劣化や摩耗などの原因で切れてしまうケースがしばしば見られるのです。

この場合、誰が見ても故障の原因をすぐに特定できるのでそれほど大きな問題はないのですが、そのほかにも不調や故障が起こることがあります。例えば作業中にしばしば見られるトラブルとして挙げられるのがブレードガイドの不良です。この工具にはまっすぐ切断するためにブレードガイドという部品が装着されています。それが何らかの原因で不良状態に陥るとまっすぐ切断しにくくなったり、途中で曲がってしまうといった危険が伴う状態に陥る可能性があります。

ほかにも部品に何らかの問題が生じることで動きに不調をきたすケースがいくつか見られます。例えばワーククランプが緩む、インサートチップの緩み、ブレードの回転スピードが課題になる、バックローラーの摩耗などです。こうした異常の場合はとくに修理は必要なく、ちょっとした調節でカバーできることが可能です。ですからバンドソーの不調が見られた場合、調節でなんとかなるのか、本格的な修理が必要なのかの見極めも重要になってきます。トラブルが起こったとしても焦らずに落ち着いて原因を特定していきましょう。

例えば冬場に使用する場合、油圧の影響で回転スピードが過大になることがあります。そんなときには速度を調節することで正常に戻すことが可能です。先述した各種部品の緩みも調節することで改善することが可能です。

問題なのは刃が切れる、部品が摩耗・損傷することでトラブルが生じたケースです。基本的には新しいものに交換することで修理することができますが、自分でできるかどうかは状況によって判断が異なってきます。

ブレードの交換に関してはそれほど難しくなく、DIYの初心者でも十分可能です。具体的な方法に関しては各製品によって微妙に異なりますが、まず切れたブレードを取り外したうえで新しいブレードをベアリングに挿入していきます。ネット上にはひと通りの手順を紹介した動画などもたくさん見つけることができますから、自分で修理・交換してみようと思ったらまずひととおりチェックしてみるとよいでしょう。

なお、安全に交換・修理するためにもブレードの取付け・取り外しの際には必ず本体のバッテリーを外しておくこと、そして交換する際には手袋を着用して行うことを忘れないようにしましょう。素手でうっかり刃に触れて怪我をしてしまったり、あるいは突然バンドソーが作動するといった事態は絶対に避けなければなりません。そしてもうひとつ、使用した直後のブレードは高温になっていますから、交換する際には少し時間を置いて冷たくなってから行うようにしましょう。

このブレードの交換に関しては作業そのものよりも正しい替刃を購入することのほうが重要になってくるかもしれません。当然合わないものを購入してもうまく交換できませんから、自分が使っているバンドソーで使えるものを選ぶようにしましょう。

この替刃は3~5枚セットになっているものが多く、5000円くらいが一般的な相場です。もっと安いものもありますが、切れ味や耐久性が劣る可能性があるので価格だけで選ぶのは避けましょう。中にはブレード1本で1万円を超えるものもあります。これは使っているバンドソーの種類によっても変わってきますが、日頃頻繁にこの工具を使用する機会がある方は少々高くても耐久性に優れたものを選ぶべきかもしれません。

ちょっと上級編となりますが、切れてしまったブレードそのものを修理することも可能です。切れた部分を溶接することで再び使える状態にすることもできるのです。また「溶接は設備もないので無理!」という方にはロウ付けで修理することも可能です。切れてしまった部分をロウで接合するだけで修理できるので試してみるとよいかもしれません。ただ接合の際にはとても正確さが求められます。こちらもネット上で動画をチェックしておくのがおすすめです。

このブレードの交換・修理以外の故障については自分で行うよりもプロに依頼したほうが安全・確実です。この工具の初心者の方は自分で修理できるのはブレード関連の故障くらい、と見ておいたほうがよいかもしれません。

なお、ブレードを交換した際にはまず切断するための材料を用意したうえで普段よりも半分くらいのゆっくりとした速度で使ってみる「慣らし切断」がおすすめです。これによって刃が鋭利な状態にあるブレードをあえて摩耗させることで折れたり曲がったりといったトラブルのリスクを軽減することができます。せっかく修理・交換するなら少しでも長持ちするような状態にしておきたいものです。

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プロに依頼したらどうなる?

ではメーカーや販売店などにバンドソーの修理を依頼した場合にはどれぐらいの費用がかかるのか?基本的には「交換するパーツ+工賃」で価格が決められます。ですから交換するパーツが高価なものであるほど全体の金額が高くなるわけです。工賃そのものはじつはそれほど高くはなく、2000~3000円程度で依頼することも可能です。問題なのはパーツ。例えば先程触れた用にブレードの交換をしてもらう場合、こちらは安いブレードでいいのに高いブレードに交換された場合には思った以上に修理代が高く付くこともあります。また自分でパーツを交換する場合、ネットで安くパーツを購入して用意することもできますが、プロに依頼した場合には基本的にはそのメーカー・店舗のパーツが使用されますから、少々高めになってしまう傾向があります。

ただよほど高価なブレードに交換しない限りは1万円もあれば修理してもらうことができるでしょう。手間をかけたくない、確実にまた問題なく使える状態に戻したい、という方は最初から修理代は必要経費と割り切ってメーカーなり販売店なりに持ち込むのもひとつの選択肢となるでしょう。

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まとめ

バンドソーは切断用の工具の中でも安全性が高い部類に入ります。ですから先程挙げた注意点さえ踏まえておけば自分で修理する際に危険な状況になる可能性も低いです。その意味では自分で修理しやすい工具とも言えるでしょう。試しに自分でやってみてうまくいかなかったらプロにやってもらう、といった感覚で故障の原因を探ってみるとよいかもしれません。ネット上では実際に個人でバンドソーを修理した投稿や動画などを多く見つけることができます。それだけ修理しやすい、修理のしがいがある工具ということでもあるのでしょう。

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