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これから本格的にDIYを始めたいと思っているのであれば、関連する工具を準備しているかもしれません。工具の中の一つに、今回紹介するスクリュードライバーがあります。現場でもしばしば用いられているもので、特にボードを貼り付けるにあたって欠かせないアイテムです。ですから内装工事を行っている業者に広く普及しています。
スクリュードライバーは主に石膏ボードの貼り付け作業で使用される電動工具の一種です。ですから「ボード用ドライバー」と呼ばれることもあります。建築現場では欠かせないアイテムなので、その音については聞いたことのある人も多いでしょう。
使い方については別項で詳しく見ますが、ビスを装填してスイッチを引いてボードに押し込むだけなので難易度もそれほど高くはありません。また通常ドライバーはトリガーを引いてしまうとすぐに回転します。一方スクリュードライバーはトリガーを引き、先端を対象物に押し込むことで初めて回転します。ですから片手の締め付け作業もやりやすく、天井ボードを貼るときにしばしば用いられます。
スクリュードライバーは一定の深さでねじ締めできるのも特色の一つです。ボード張りをした後にはパテ処理を行うのが一般的です。スクリュードライバーで貼り付けた場合、パテは必要最小限の量で処理をすればいいのもメリットの一つです。
スクリュードライバーの中でも主なものとして、エア式と電動式の2種類に分類できます。エア式はコンプレッサーをよく利用する大工さんのような職人さんが主に利用する傾向が見られます。それ以外、DIYでスクリュードライバーを使用する場合には電動式を購入することになるでしょう。電動式の中にはコード式と充電式の2種類に分類できます。もし電力を確保できるのであればコード式、近くにコンセントがなければ充電式を購入するのがおすすめです。
またスクリュードライバーの分類方法として、テクス式とオートパック式の2種類に分ける形もあります。テクス式とはトルクが必要な場面で使用されることが多いです。テクスねじやドライウォールねじのような種類を締め付ける際に専用で使用されます。また一般的なスクリュードライバーの場合、M5サイズのねじを締め付けるために用いられます。一方テクス式のドライバーの場合、M6サイズのねじの締め付けにも対応しています。
オートパック式と呼ばれるモデルは、連結ビスに使用できるのが大きな特徴です。連結ビスをスクリュードライバーに装てんすれば、ストックされているビスがなくなるまで連続で作業できます。大量にビスを打たないといけない場合には重宝するモデルといえます。またいちいちビスの装てんを繰り返す必要がないので、ビス打ちに慣れていない初心者におすすめのアイテムといえます。ただしオートパック式のスクリュードライバーの場合使い勝手はいいかもしれませんが、通常モデルと比較して少し値が張ります。作業効率と値段のバランスを十分検討して、購入するかどうか考えましょう。
スクリュードライバーにはいろいろな種類がありますが、どのタイプであっても基本的に使い方は一緒と考えていいです。まずは電源を確保しましょう。コード式であれば、コンセントの位置と作業場所の調整を行ってください。もし作業場所まで届きそうになければ、延長コードなどを使用してください。ただしタコ足配線にならないように、コードが絡まないように注意しましょう。充電式の場合、作業をするだけの充電ができているかどうか事前確認しましょう。
続いてビスの装填を行います。貼り付けするボードの厚みなどによって、使用すべきビスの種類は変わってきます。環境にあった長さのビスを準備しましょう。オートパック式の場合、連結ビスを装填します。また最近ではコイル連結ビスに対応したモデルも出てきています。この場合、機種に合わせた連結ビスを用意してください。
ビスが装填できれば、あとはビスを打ち込んでいくだけです。スクリュードライバーはスイッチを押したりトリガーを引いたりしただけでは作動しない仕組みになっています。スイッチを入れながら、ボードにしっかり押し込んで初めて先端のビットが回りだします。押し込まれると同時にビスが打ち込まれるのでそれほど時間はかかりません。作業が終わったら、きちんと打ち込まれているのか確認しましょう。ボードを貼り付ける際にはケガキ線に沿って打ち込んでいくのが一般的です。ちなみにスクリュードライバーは、打ち込みの深さを調整できます。もし打ち込みが弱かったり強かったりするのであれば、調整してみるといいでしょう。
これからスクリュードライバーを購入しようと思っているのであれば、何がいいのかで迷うかもしれません。まずは信頼できる大手のブランドのものの中から選べば、まず間違いはないでしょう。スクリュードライバーで人気のブランドとなっているのが、マキタもしくはハイコーキです。スクリュードライバーなど工具の世界では2大ブランドといわれています。いずれのメーカーもテクス式やオートパック式、充電式、コード式どのモデルも取り扱っているので用途に合わせて商品選びできるでしょう。
2大ブランドの強みとしてアフターサービスが充実している点も見逃せません。カスタマーサービスもしっかりしているので、何か使用しているときにトラブルを起こしてもすぐに問合せ可能です。またいざというときの保証も充実しているので、何か不具合が起きたときでも安心です。人気のブランドなので、中古品としても人気です。このため、もし今後スクリュードライバーを処分することになっても工具を広く取り扱っている買取業者に査定に出せば、高値がつく可能性が高いです。
このほかのブランドで知名度はあまり高くないけれども品質の高いものもたくさんあります。また無名ブランドであれば、リーズナブルな価格で販売されているスクリュードライバーもあるでしょう。しかし安価で販売されているスクリュードライバーの場合、商品によって結構当たり外れがあります。もし無名ブランドを安い値段で購入するのであれば、個別の商品を十分吟味したほうがいいです。
また意外と重要なポイントとして、重量があります。天井ボードを張り付ける際には手を持ち上げた段階で作業することが多いでしょう。あまり重たい工具だと、作業が大変かもしれません。最近では軽量のモデルもいろいろと出てきています。中には1㎏を切るような重量のモデルも販売されています。腕力にあまり自信がない、長時間両手を上げるような作業をすることが多ければ、できるだけ軽量のスクリュードライバーを選ぶといいでしょう。
石膏ボードを張り付けるときなどにスクリュードライバーがあると大変重宝します。スクリュードライバーには充電式やコード式などいろいろな種類がありますので、まずどれが自分に合っているのか検討しましょう。スクリュードライバーは、少し前までは結構大きさがあり、重量もある工具でした。しかし近年小型や軽量化も進んでいて、作業中に体にかかる負担もだいぶ軽減されています。DIYでも個人が手軽に利用できるようなモデルも少なくありません。スクリュードライバーに興味があれば、一度ホームセンターなどでチェックしてみるのはいかがですか?
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