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ハンドグラインダーとはハンディ使用のディスクグラインダーのことです。小型で持ちやすく、手で持った状態で切断・研磨・削り作業を行うことができます。
工場や道路工事の作業現場で大きなサイズのディスクグラインダーを見たことがある人も多いでしょう。大きなディスクが高速で回転しながら道路のアスファルトを切断していたり、金属製品を切断している光景です。ハンドグラインダーはこのディスクグラインダーの強度や能力をやや落としつつ、利便性の高さを追求したタイプの製品と言えます。
ですから工場や工事現場でも使われていますし、個人のDIYでの使用にも適しています。「ディスクグラインダーは便利そうだけと場所を取る」といった問題を抱えている人にも適した製品でしょう。
ハンディサイズとは言え基本はディスクグラインダーなので、使用する際の威力は抜群です。もし不要に回転しているディスクの部分に触れようものならたちまち血しぶきが飛ぶことでしょう。となると安全に使いこなすことが最優先事項になります。木材から金属、コンクリートまでいろいろなものを切断・研磨できる機械だけに、ついつい好奇心から使ってみたくなる誘惑にかられやすい工具ですが、使用する際にはまず安全に使用できる準備をしっかり行っておくことも重要です。
まず基本中の基本となるのが、ハンドグラインダーの仕組みを知っておくこと。仕組みといっても内部構造などの難しい話ではなく、どの部分がどのような働きを持っているのか、といった話です。
ハンドグラインダーには大きく分けて4つの使用する上で重要な部分があります。まずスイッチです。当たり前と言えば当たり前ですが、このスイッチをオン/オフすることでディスクの回転・停止の作業を行うことになります。重要なのはスイッチの位置、通常は手で握る部分にスライドスイッチの形で設置されているものと、ボディの後部にレバーの形で操作する形で設置されているものの2種類があります。
ディスクを止める必要が生じた時にすぐに止められるかどうかは、安全に使いこなすうえで非常に重要なポイントになります。スイッチをすぐに留めなかったばかりに削りすぎてしまった、あるいはディスクをとっさに止められなかったのでハンドグラインダーを振り回してしまい、他の場所にぶつけてしまった、といった事態に陥りかねません。さらに万一危険な状況になったときにすぐに止められることも重要です。
自分にとって使いやすい位置にスイッチがあるハンドグラインダーを選ぶこと、そして本格的に使用する前にとっさにスイッチのオン/オフができるよう練習しておくようにしましょう。
それからシャフトロック。安全装置のようなもので、これでシャフト(回転軸)をロックすることができます。ディスクを交換する時にうっかりスイッチを入れてしまってディスクが回転をはじめた…なんてことになれば大惨事になりかねませんから、ディスク周辺に触れる時には必ずこのシャフトロックを押しておく習慣をつけましょう。とくに小さいお子さんがいる家庭では、神経質なくらいこの習慣を身につけておく必要があります。
そしてメインとも言えるディスクの部分。使い方の面で重要になるのは、目的に合ったディスクを選ぶことでしょう。切断・研磨する素材の種類、あるいは塗装やサビ落としに使うなど用途によってディスクを使い分けるのを忘れないようにしましょう。
4つ目はディスクカバー。ディスク部分の半分くらいを覆っているものです。自転車の泥除けのフェンダーのようなもので、研磨・削った時のカスが飛んでこないよう防ぐほか、作業中に誤って手がディスクに触れてしまうのを防ぎます。
まずこれらハンドグラインダーの基本的な仕組みと、それぞれの部分で注意しておきたいポイントを踏まえた上で安全に使用できる準備を整えておきましょう。
ハンドグラインダーの使い方は実際に工具のスイッチを入れてからだけでなく、入れる前の手順がとても重要です。安全な使い方を踏まえた上で使わないとたちまち危険なことになりかねないからです。
まずサングラスやメガネで削りカスが目に入らないようにしておくこと。目に入って手元が狂う、うっかり手をディスクに触れてしまうといった事故を防ぐ上でも大事な部分です。そして手袋の着用ももちろん欠かせません。
それから作業スペースを確保しておくこと。金属など研磨・切断する素材によっては使用中に火花が飛び散ることもあります。狭い部屋で行っていると思わぬ形で発火して大変なことになる恐れもあるのです。十分なスペースを確保するのはもちろん、近くに火元になるようなものは置かないようにしましょう。
そしてもうひとつ、切断・研磨する素材をしっかり固定しておくこと。作業中に素材が揺れたり動いたりする不安定な状態だとうまく加工できないだけでなく、怪我をする恐れがあるからです。
ここまで来てはじめて、ハンドグラインダーを実際に使って作業する使い方が重要になってきます。例えば切断作業に使用する場合には、原則として「ディスクの先端1センチくらい」の範囲内で使用します。一見すると先述したディスクカバーが邪魔に感じます。「このカバーのせいでディスクを使いづらいじゃないか」と。しかし実際に作業していくなかでディスクをあまり深くまで差し込みすぎてしまうと危険な状態に陥ることもあります。
とくに注意が必要なのがキックバックです。これはディスクに大きな負担がかかった結果回転数が急速に低下し、その反動で材料やはじき飛ばされてしまう現象です。その際に材料が作業している者のところに飛んできたら大変です。
また深く差し込みすぎてしまうと万一切断する向きがずれてしまったときに戻しにくくなってしまうといった問題も出てきます。使い始めたばかりのころは鋭い切れ味に心地よさを感じてどんどん差し込みたくなる誘惑にもかられますが、あくまで「先端1センチ程度」の原則を踏まえた使い方を心がけましょう。
研磨作業で使用する場合は、ハンドグラインダーを「奥から手前へと引いて動かす」のがもっとも安全・確実な使い方です。逆の方向だとつい力を入れすぎてしまう恐れがありますし、全体に均等に力を入れながら研磨していくのが難しくなるからです。
まだ研磨するときには素材にディスクを強く押し付けないように気をつけましょう。一気に削れてしまい形が崩れてしまう恐れがあります。あくまで少しずつ、理想の形に近づけながら磨いていく意識を忘れないようにしましょう。ハンドグラインダーを動かしていくスピートをできるだけ一定に保つのも大事なポイントです。スピードを変えてしまうとどうしても力加減も変わってしまいきれいに仕上げるのが難しくなってしまうからです。
そしてこれは切断・研磨両方に共通した鉄則ですが、「かならず両手で握って作業すること」は絶対です。そして金属の切断など火花が散るケースでは先述したように火が飛び散らないように気をつけるほか、自分の顔や体にあたらないようにしましょう。この点でもサングラスやゴーグルは重要です。
このようにハンドグラインダーの使い方は、まず実際にこの工具を使う前段階での準備が重要になること、そして「力をこめすぎずほどほどに使う」ことが重要になってきます。これらのポイントを押さえた上で、適切な使い方でこの強力な工具のメリットを活かすようにしたいものです。
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