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チェーンソーは木を切るために使われる工具で、刃が高速で回転するため、太い木であっても効率よく切ることができます。非常に強力な反面、使い方を間違えると大きな事故につながる危険性があり、DIY初心者向けの工具ではありません。しかし、DIYの経験を積んでくると、チェーンソーを扱って木を加工したいという気持ちも出てくるのではないかと思います。
チェーンソーを使用する際に装着しておきたいものがいくつかあり、耳栓はチェーンソーの爆音の影響を防ぐために必須です。実際に木を切ると、とてつもない量の木くず、粉塵が飛び散るので、保護メガネ、防塵マスクも欠かせません。
そして、実際の作業を始める前に、取扱説明書をしっかり読み、使い方と整備の注意点を確認することも大事です。新品を購入当初は汚れとは無縁ですが、チェーンソーに汚れがないかをチェックする習慣をつけるのが理想的です。汚れは性能の低下などのリスクにつながるので、汚れがある場合はあらかじめ雑巾で拭き取るようにしてください。
真っ先にチェックしておきたいのがチェーンブレーキとソーチェーンです。チェーンブレーキは、電源を入れて回転している状態のチェーンソーを強制的に止める装置です。チェーンブレーキさえしっかり機能していれば、予期せぬ出来事が起こった場合でも最悪の事態を回避できるので、まずはチェーンブレーキの機能に問題がないかを確認しておきたいところです。初心者の場合、急な動きを察知して自動でブレーキがかかる、慣性自動チェーンブレーキ搭載のチェーンソーを使うのが確実ですが、いずれにしてもチェーンブレーキの確認は欠かせません。
ソーチェーンはチェーンソーの刃の部分のことで、ガイドバーと呼ばれる部分に沿ってソーチェーンは動きます。自転車のチェーンがたるみがあると衝撃で外れやすくなるのと同様、たるみがあるとソーチェーンが外れ、大きな事故につながる恐れが出てくるため、事前に必ずチェックしておきたい部分です。チェーンソー本体にある調整用のネジを回すのがソーチェーンの張り調整の基本的なやり方ですが、機種によって細かいところは異なるので、説明書の指示に従い、適切な張り調整を行ってください。
続いては燃料をチェーンソーに入れる作業で、火の気のない、風通しのよいところで作業を行わないといけません。ちょっとくらいタバコを吸っても大丈夫だろうという考えは大きな事故を引き起こしかねません。チェーンソーを使用するのであれば、準備の段階から完全に使用を終えるまでの間、タバコを吸うのはNGです。
エンジン式のチェーンソーの場合、チェーンソー本体を動かすための燃料と、チェーンをスムーズに動かすためのチェーンオイルの2種類を入れていきます。燃料として用いられるのは、ガソリンとエンジンオイルを混ぜた混合燃料です。市販の混合燃料はやや割高なため、ガソリンとエンジンオイルを個別に入手し混ぜて作れば、コストを抑えられます。どちらを採用するにせよ、エンジンオイルの種類やガソリンとエンジンオイルの比率は、それぞれのチェーンソーの指定のものにしないといけません。
チェーンオイルは安価な鉱物性チェーンオイルを使用するのが基本ですが、使い心地はチェーンオイルの種類によって変わってきます。植物性チェーンオイルや生分解性チェーンオイルといった、他の種類もいずれ試してみるとよいと思います。電動式のチェーンソーの場合は、コンセントとつなぐか、充電すれば使用できるため、燃料は不要で、チェーンオイルだけで大丈夫です。
あとは本体のキャップを開けて、用意した混合燃料やチェーンオイルを入れるだけですが、入れ間違えには注意しないといけません。両方とも、漏斗を使用してこぼさないように入れ、漏れてくることのないよう、しっかりキャップを閉めればOKです。
混合燃料とチェーンオイルの準備が整えば、実際にチェーンソーを動かすことができます。ここは工程の数も多く、一連の流れの中で一番の難所です。
まずは、チェーンソーの電気系統のスイッチを始動に合わせますが、スイッチによる始動がないチェーンソーもあります。停止する時のみスイッチを使用するタイプのチェーンソーの場合は、スイッチの過程は飛ばしても大丈夫です。
続いて、燃料をエンジンの方に送り、エンジンをかかりやすい状態にしてくれるプライマリーポンプを数回ほど押します。チェーンソーのエンジンはかかりにくいため、プライマリーポンプの力を借りることが大事です。次に動かすのはチョークレバー、もしくはチョークノブと呼ばれている部分で、引くことでプライマリーポンプと同じく、エンジンをかかりやすい状態にしてくれます。
いよいよその次がチェーンソーのエンジンの始動です。もう一度周囲を見回して、安全を確認したら、チェーンソーを平らで安定した場所に置き、チェーンブレーキを作動させてください。ソーチェーンの部分が地面などに触れている状態でエンジンをかけるのは危険なため、安定した場所で作業を行うことが大事です。右足でリアハンドルを、続いて左手でフロントハンドルを押さえた状態が基本の姿勢です。そして、右手でスターターグリップを引くのですが、1回や2回ではまず成功しないので、何回も引く必要があります。
スターターグリップを引いているうちに、初爆と呼ばれる最初の爆発が起こり、大きな音が響きます。この時点では、まだエンジンはかかっていません。初爆の音を確認した後で、リアハンドルのスロットルトリガーをカチッという音がするまで引くことが非常に重要です。スロットルトリガーを引くことでチョークレバーが元の状態に戻り、同時にハーフスロットルの状態が解除されます。チョークレバーはエンジンの初爆を起こす上で役立ってくれますが、チョークレバーの仕組みは初爆以降は不要で、初爆後にチョークレバーを引いたままにすると、燃料かぶりと呼ばれる点火のための火花が飛ばない状態になりかねません。
ハーフスロットルもエンジンの始動を助けてくれる機能ですが、一方でハーフスロットル状態でエンジンがかかると急激に回転が始まるため、初心者のうちは初爆後にスロットルトリガーを引き、ハーフスロットルを解除するのが無難です。寒い場所で使うなどの理由でエンジンがかかりにくい場合、ハーフスロットルの機能が役立つこともありますが、基本的にはなしで問題ありません。
初爆後、スターターグリップを数回引けばエンジンがかかるので、チェーンブレーキを解除して、ソーチェーンを回転させればチェーンソーを使用できます。もっとも、いきなり回転数を上げるのは危険なので、まずは低速の状態を維持してチェーンソーを慣らす時間を作るのが無難です。
休憩などで時間を置いても、十分にエンジンが温まっていれば、再度スターターグリップを引くことでエンジンをかけられるものの、気温の低さなどの影響でエンジンが冷えている場合は、再びチョークレバーを引いて初爆を起こしやすい状態にするところからやり直さないといけません。
木を切る時の使い方は、左手でフロントハンドルを、右手でリアハンドルを持ち、ガイドバーの中央部分を切る場所に合わせ、軽く押し付けるだけで、比較的シンプルです。使い方の注意点として、キックバックと呼ばれる急な跳ね上がりを避けることが挙げられます。ガイドバー上部がどこかに接触すると、キックバックは簡単に起こるため、使用中は特に注意を払い、切り終えたらこまめにエンジンを切るという心がけが欠かせません。
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