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パーツクリーナーの使い方について解説します。
パーツクリーナーの使い方が知りたいという方向けに手順の解説と、選び方やおすすめの製品も3つご紹介します。
脱脂剤やシリコンオフ・ブレーキクリーナーなど似た製品との違いについてなど、よくある疑問についても触れています。機械部品や工具などについた汚れの洗浄剤が必要であれば、参考にしてください。
パーツクリーナーとは、金属部品についた油汚れやグリース、ブレーキダストなどの汚れを強力に落とすための洗浄剤です。
自動車やバイクのブレーキ、キャブレター、チェーンなどの洗浄に。工具であれば、グリスや油汚れをマメに落としておくことで長く使っていけるほか、機械部品の洗浄や脱脂目的でもよく使用されています。
また、車やバイクに貼っていたシールを剥がしたりシール跡に残る糊も、パーツクリーナーを使えば溶かしてきれいにすることができます。
空調服ファンの金属部品についた汚れ落としや、鍵穴に溜まったホコリ・油汚れ落としに使うといった少し珍しい使用例もあり、素材が合えばあらゆるものの洗浄に使えるのが特徴です。
そんなパーツクリーナーですが、製品を選び間違えると対象物を傷める恐れがあります。使い方をご紹介する前に、まずは選び方について確認しておきましょう。
パーツクリーナーの選び方について解説します。作業内容に合ったものを選べるようにしておきましょう。
パーツクリーナーを選ぶ上でまず間違ってはいけないのが、対象物の素材についてです。一般的に出回っている製品の多くは金属向けなので、車やバイクなどの金属部品に使う分には問題ありません。
しかしプラスチックに使いたい場合はプラスチックに使えるものを、ゴム製品に使いたい場合はゴムにやさしい製品を選ぶ必要があります。素材を把握した上で選びましょう。
車やバイクのエンジン周りなど、機械部品の油汚れには、強力な洗浄力を持つパーツクリーナーを。ブレーキダストにはブレーキクリーナーを使うなど、汚れに特化した製品を選ぶことでしっかり汚れを落とすことができます。
用途・種類一覧
パーツクリーナーは、効果や用途により使われる成分が異なります。成分ごとに安全性が異なるので、製品に記載されている使い方を必ず守るようにしてください。
[有機溶剤]
強力な脱脂力があり、油汚れやグリースを強力に溶解し除去します。速乾性がありますが、素材を傷めるリスクも視野に入れておかなければなりません。有機溶剤中毒予防規則の対象となる製品があるため、取り扱いには注意が必要です。
[非フロン]
オゾン層を破壊するフロンガスを含まず、環境に優しいのが特徴。洗浄力は有機溶剤にはやや劣る場合があるものの、水溶性のものよりは洗浄力を持っていることがあります。比較的速乾性があり、引火性の低い製品が多く安全性が高いです。
[水溶性]
水を主成分としているため環境に優しく、人体への影響も少ないのが特徴。油汚れに対する洗浄力は、有機溶剤や非フロンに比べると劣る場合がありますが、引火性の心配がなく安全に使用できます。
製品の選び方が把握できたら、次は使い方を確認しておきましょう。
パーツクリーナーの使い方について解説します。
パーツクリーナーは発がん性物質が含まれることがあるため、十分な換気ができる場所を選んで作業を行う必要があります。外で作業を行うか、もしくは戸や窓を開けて作業をしましょう。火事の原因となる恐れがある火気・火元からは離れてください。夏場の暑さで缶が爆発する恐れもあるので、直射日光の当たらない場所で使用・保管します。
また、作業場所にはビニールシートやビニール袋を敷いて、その上から新聞を重ねるなどして養生テープでしっかり固定しておきましょう。作業場所となる床や地面を汚さないよう十分に保護しておいてください。
化学物質に強い手袋や保護メガネ、保護マスク、長袖や長ズボンを着用します。直接肌にパーツクリーナーが触れないようにしてください。揮発性の高い成分に関しては呼吸器系に影響を及ぼしやすいので、保護具は一通り持っておくと今後さまざまな作業で役立ちます。
クリーニングをしたい対象物を用意しましょう。できる範囲で分解して、クリーニングトレイに並べて置きます。ここで使うクリーニングトレイとは、ステンレス素材でできたものが繰り返し使えておすすめです。パーツが余裕で入るくらいの大きなものを用意しておくと便利です。
まずは試しにクリーニングを行います。クリーニングトレイにパーツを置いたら、パーツの端の部分を選んで、少しだけパーツクリーナーを噴射してみてください。※使う前によく振っておきましょう
少し時間をおいて、対象物がパーツクリーナーに耐えられるかどうかを確認します。問題がなければ、クリーニング作業に移ります。
試しに行ったクリーニングに問題がなければ、トレイに並べたパーツにクリーナーをかけていきます。かけた時点で汚れがどんどん落ちていくこともありますが、頑固な汚れに関しては、ワイヤーブラシや布などを使ってこすり落としていきます。
汚れが落とせたら、成分が残らないよう風通しのいい場所に置いて十分に自然乾燥させてください。これでパーツクリーナーの基本的な使い方の手順は完了です。
金属部分に必要に応じて、乾燥を防ぐための潤滑油を塗布すると良いでしょう。
クリーニングに使用したトレイやワイヤーブラシに残ったパーツクリーナーは、乾いた布などでよく拭き取ります。そのあと、水道水や中性洗剤を使ってしっかりと洗い流し、水気を切って風通しのいい場所で完全に乾燥させてください。
パーツクリーナーに関するよくある疑問をご紹介します。
パーツクリーナーはどこで買えるのかについて。車やバイク用品を取り扱う専門店か、ホームセンターで手に入ります。ネットであれば、amazonや楽天などで気軽に手に入ります。
100均で何か代用できるものはないかと考える方も多いようですが、一時的なものであれば「潤滑防錆スプレー」が代用品として使えることがあります。ただし基本的には、「パーツクリーナー」と書かれたものを購入するようにしましょう。
パーツクリーナーと脱脂剤はどちらも汚れを落とすものですが、パーツクリーナーはエンジンやブレーキ部品の洗浄剤として使うものであるのに対し、脱脂剤は塗装前の下地処理や精密機器の洗浄に使うものという違いがあります。
パーツクリーナーとブレーキクリーナーはどちらも洗浄剤ですが、汚れを落とす対象物が異なります。前者はエンジンや工具などの汚れ落としに使うものであるのに対し、後者はブレーキシステムの汚れ落としに使うもので、より洗浄力が強いという違いがあります。
パーツクリーナーとシリコンオフはどちらも汚れを落とすものです。パーツクリーナーは洗浄力が強力で、金属やプラスチックなどについた頑固な油汚れに向いているのに対し、シリコンオフは洗浄力がマイルドです。ガラスの油膜落としに使用したり、塗装前の下地処理として使います。
パーツクリーナーとエレクトロニッククリーナーの違いは、用途にあります。パーツクリーナーは頑固な油汚れを落とすために使用しますが、エレクトロニッククリーナーは電子機器など、精密機器専用の汚れ落としです。電子機器に使用するとなれば、成分に静電気防止剤などが使用されているのも特徴です。
パーツクリーナーは強力な洗浄力があることから、窓には使わない方がいいとされています。窓に使うとガラスコーティングを傷める可能性があるほか、ゴムパッキンを劣化させる原因にもなり兼ねません。窓掃除には、専用のガラスクリーナーを使うことをおすすめします。
加水分解によるベタベタはパーツクリーナーで落とせるのかどうかについて。プラスチック製品の表面に付着した軽いベタつきであれば、プラスチック用のもので落とせる可能性があります。
プラスチックの種類によっては傷ませてしまう恐れがあるため、目立たない部分で試してから全体に使用しましょう。よほど大切なものであれば、専門業者に相談することをおすすめします。
パーツクリーナーは、ゴキブリやカメムといった虫退治に使えるかどうかについて。実は殺虫剤に耐性のある虫に効果を発揮する可能性があるとされています。
ただし、勢いでいろいろな場所に噴射しているうちに、床や家具を傷める恐れがあります。種類によっては引火性もあるため、火気付近での使用も避けなければなりません。できれば虫退治に使える専用の殺虫剤を探して使った方が、後々のことを考えると安心です。
ここまでは使い方について解説してきましたが、最後におすすめの製品を3種類ご紹介します。
AZ(エーゼット)の非塩素系パーツクリーナーです。エンジンオイルやグリースなど機械油による汚れを強力に落とす力があります。840mlも入って500円以内で買えるので、コスパ良好。洗浄するものが多い時の使用におすすめです。
ワコーズから発売されている、ブレーキやパーツクリーナーとして使える洗浄剤です。速乾性が高く、ブレーキ周りや機械部品に付着した油脂類を強力に洗浄します。非塩素系溶剤を使用しており環境に優しく、プラスチックやゴムへの影響が少ないことから、幅広い素材に対応できます。
KURE(呉工業)のパーツクリーナーです。強力な洗浄力がありながら、プラスチックにも使えます。自動車やバイクといった金属部品をはじめ、プラスチックパーツの洗浄や脱脂にまで対応。速乾性があり、作業効率に長けているのもポイントです。
今回はパーツクリーナーの使い方について解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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