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高速切断機とチップソー切断機の違いとは?どっちを選ぶべきか詳しく解説します。
高速切断機とチップソー切断機は似ているけれど違いがわからない。木材や金属板にはどっちを選ぶべきなのかなど、素材に合わせた選び方について情報をまとめました。その他、似た電動工具との使い分け方などについても触れています。
電動の力を借りて綺麗にカットしようと検討中であれば参考にしてください。
高速切断機とチップソー切断機は一見よく似た電動工具です。まずはこれらの特徴を比較しながら、違いを確認していきましょう。
高速切断機とは、円盤型の切断砥石を回転させて素材を切断する電動工具です。切断砥石のカット部分には目に見えるカットなどは一切入っていないのが特徴で、厚い鉄板や鉄筋なども難なく切断できる力を持っています。切断スピードが速く作業効率がいい上に、砥石なので傷みにくいというメリットがある一方で、バリが発生しやすいデメリットもあります。
チップソー切断機とは、円盤型のチップソー(刃)を回転させることで素材を切断する電動工具です。チップソーのカット部分には、目に見えるノコギリのようなギザギザのカットが入っており、木材やアルミなど比較的薄い素材や柔らかい素材を切断するのに向いています。バリが発生しにくく切断面がきれいというメリットがある一方、切断スピードが遅く刃の消耗が早い傾向があります。
高速切断機とチップソー切断機の大きな違いは「刃」です。高速切断機は切断砥石を使うことで、固い金属素材などをカットすることに長けています。チップソー切断機はノコギリのようなギザギザのチップソーを使うことで、木材などの比較的柔らかい素材や薄い素材をカットすることを得意としている違いがあります。
次の項目では、素材ごとにどちらの切断機を使ってカットすればいいのか使い分け方を判断できるよう、詳細をチェックしておきましょう。
高速切断機とチップソー切断機のどっちを使えばいいのか、素材別に使い分け方をご紹介します。それぞれの素材に合った刃が発売されているので、交換して使用しましょう。
高速切断機は固い素材をカットする能力が高いのが特徴です。
鉄鋼材料
機械構造用鋼、工具鋼が切断可能です。硬度など切断する材料の特性に合わせて、モーター出力を選びましょう。
非鉄金属
アルミニウム・銅・真鍮などの非鉄金属が切断できます。素材に厚みがあっても対応可能です。ただし、アルミニウムは切断粉が爆発性粉体になることから使えません。
エクステリア材
コンクリートブロック・レンガ・石材などのエクステリア材の切断も可能です。専用の切断砥石を使用することでカットできます。
チップソー切断機は比較的柔らかい素材をカットする能力を持っています。
木材全般
木材・合板・集成材・ベニヤ板など、さまざまな種類の木材を切断できます。
金属
アルミ・真鍮・銅・ステンレスといった比較的柔らかい金属や、柔らかくて薄い金属板の切断に適しています。
プラスチック類
塩ビパイプ・アクリル・ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリカーボネート・ABS樹脂・ポリスチレンなど、あらゆる種類のプラスチックを切断可能です。
その他の素材
石膏ボード・コンクリートパネル・木質複合材(木材とプラスチックを複合させた素材)といった他の素材にも対応しています。
高速切断機とチップソー切断機の他にも、円盤型の刃を取り付けて使用する似た電動工具が存在します。それらとの違いや特徴、使い分け方についてご紹介しましょう。
丸のことは、チップソーと呼ばれる円盤状の刃を使用する電動工具です。木材の切断ができる点においてチップソー切断機と似ていますが、丸のこは木材に特化しているのに対し、チップソー切断機は幅広い素材の切断に対応できる違いがあります。
卓上丸のこは、丸のこを固定した状態で使用する電動工具です。直線切断を得意としており、精密な木材のカットを行いたい時はこちらがおすすめです。
丸のこについている円盤状の刃をスライドさせることでカットする電動工具です。安定感のあるカットに長けており、大きな木材の切断が可能。
ディスクグラインダーは、金属の切断をはじめ、研磨やバリ取りなどにも使用される電動工具です。金属の切断ができるという点では高速切断機と同じですが、研磨やバリ取りといった作業は、高速切断機ではできません。ディスクグラインダーは高速切断機よりも本体が小型軽量で手で持って作業を行う特徴があり、カットする素材も小さめのもの向けです。
高速切断機とチップソー切断機を使うにあたって、よくある疑問や解決策などをまとめてご紹介します。
高速切断機でチップソー切断機用のチップソー(刃)は使えるかどうかについて。基本的にこれらに互換性はなく、安全を考慮して、高速切断機にチップソーを取り付けて使うことはできません。逆も同様です。
非鉄金属用の刃でエクステリア材をカットしたり、木材用のチップソーでプラスチックをカットするとどうなるのか。素材が異なる刃を使うと、刃の寿命が縮まるだけでなく、刃が折れて重大な事故を起こす恐れがあるため絶対に止めておきましょう。必ず素材に合った専用の刃を用意してください。
ちなみに、高速切断機用の切断砥石刃とチップソーは、いずれも1枚1,000円前後の相場で買えるものが多いです。
高速切断機やチップソー切断機はどこで買えるのかについて。実店舗であればホームセンター、電動工具を取り扱う道具の専門店などです。
ネット通販サイトであれば、amazonや楽天などのECサイトはもちろん、電動工具を取り扱う専門店の通販サイトを利用するのもいいでしょう。
使用頻度が低かったり、少しでもコストを抑えたいと考えているようであれば、中古の電動工具を取り扱う店で中古モデルを安く買うのもいいでしょう。中古でも新品でも刃だけは安全に使えるよう、古くなったり刃が欠けたら、マメに新しいものへ交換するようにしましょう。
高速切断機とチップソー切断機のおすすめモデルを4種類ご紹介。
HiKOKI(ハイコーキ)の高速切断機です。3800min-1と非常に高い回転数で刃を回転させるため、スピーディー且つ効率的に切断作業を行うことができます。大形バイスがついており、直径120mmほどあるパイプが余裕で固定できるモデル。床面と砥石の接触を防止するアンダーカバーにより、床面への思わぬ接触を防止して安全に作業が進められます。
Makita(マキタ)の高速切断機です。丸パイプや角パイプなど、どのような形状のものでもどんどんカットしていける、パワフルな回転数(3800min-1)を持つモデルです。電源コードが5mもあるので、作業場所からコンセントの差し口までに距離がある場合でも問題なく使えるでしょう。プロの現場で使う切断機としてもおすすめです。
Takagi(高儀)のチップソー切断機です。チップソーの直径が165mmと小型で、DIYや軽作業に最適なモデル。コンパクト且つ軽量で持ち運びやすく、狭い場所での作業にも便利です。加工物の固定・取り外しが素早くできるクイックバイス付きで、作業効率が上がります。
直径190mmのチップソーがセットできる、新興製作所のチップソー切断機です。木材から金属まで、幅広い素材の切断に対応。左右45度の傾斜切断が可能で、様々な形状の加工に対応できます。業務用としても使用できる耐久性が備わっていることに加え、安全カバーやスパナなどが付属しており、安全に作業できるのもポイント。現場で使えるモデルを探しているようであれば、こちらがおすすめです。
今回は高速切断機とチップソー切断機の違いについて解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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