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オートレベルの使い方や測定作業時のコツについて解説します。
オートレベルの使い方を詳しく知りたい、作業を行う時のコツは?など、測定に必要な情報についてまとめました。
レーザーレベルやチルチングレベルといった似た道具との違いをはじめ、どこで買えるのかといったお店について。更におすすめモデルもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
オートレベル(自動レベル)とは、地面の高さや水平度合いを計測する機器です。機器内部には、ターゲットの位置を正確に捉えるための視準線が搭載されており、その線を自動で合わせてくれる補助機能がついているのが特徴。この機能があることによって、機器本体を置いた場所が完全に水平でなくても、視準線を水平に保持できます。
オートレベルでは、一か所からの測定で済まさず、数か所に移動させて測定を行います。目視では把握できない高低差がある場合でも、オートレベルを利用すれば正確な計測ができることから、建設業や土木工事の現場で重宝されるようになりました。
かつてはセオドライトやレベルロッドといった機器が使われていましたが、操作性の良さや作業効率の向上から、1980年代後半から1990年代にかけて一気にオートレベルへと移行していきました。
道路工事や建物の建設を行うにあたって、正確な調査と設計が必要不可欠な現場で、なくてはならない存在となったオートレベル。最近では、現場に限らずご自宅でDIYを行う際に、庭や畑を水平にしたり花壇を作ったりといった場面でも使われています。そんなオートレベルについて、次の項目では使い方について解説します。
オートレベルの使い方について解説。オートレベルを使った測定作業は、一般的に2人で行います。また、ここでご紹介する使い方と併せて、製品に付属している取扱い説明書も確認するようにしてください。
まずはオートレベルを設置する場所を定めます。工事現場には、測量の基準や目標とする点となる測点があります。障害物がなく、測点ができるだけ全て見える場所を選びましょう。地盤がしっかり固まった平面の場所を探し出してください。
適切な場所が見つかったら、三脚とオートレベルを設置していきます。三脚を立てたら、オートレベルを載せましょう。この時点で、オートレベル本体をしっかり固定しておくことが重要です。固定できていなければ、正しく計測できないので注意してください。
オートレベルには、水平を確認する気泡管が2つと、垂直方向の気泡管が1つ付いています。水平方向の気泡管を中央に合わせるために、2つの調整ダイヤルを操作しましょう。 垂直方向の気泡管は、本体を水平面を直角に合わせるための補助となります。
気泡管が水平に整ったら、本体を一周させて、どの位置から見ても気泡が中央にあることを確認します。次に、望遠鏡を覗いて、中の十字線が目標物に対して水平になるように視準線の調整を行いましょう。 この調整は、測量結果の精度を上げるために重要です。
もう一人の作業員が測点に合わせてスタッフを持ちましょう。その際、左右・前後が垂直になるよう気をつけて持つようにしてください。ミリ単位の精度で計測を行うオートレベルでは、スタッフがほんの少し傾くだけで、大きな誤差が生じます。
レベルの十字線に合わせて、スタッフの目盛りを読み取ってください。スタッフはできるだけ垂直に持つようにすることで、計測ミスを防ぎます。
一連の作業を各測点で繰り返すことで、土地全体の高低差を算出することができます。これでオートレベルの使い方に関する解説が完了しました。
基本的な使い方を踏まえた上で、次の項目では測量作業をする時のコツやよくある疑問について触れています。より正確に作業が進められるよう、重要ポイントを押さえておきましょう。
測量作業をする時のコツやよくある疑問について解決策をご紹介。
測量作業において、自分の目で望遠鏡が見られる高さに三脚を立てるようにしましょう。低すぎず、高すぎず、なるべく真横から覗けるような高さにセットしておくのがコツです。
いくら気泡の位置を調整しようとしても、ズレてしまう。こんな場合は、三脚の脚の長さが均一になっていない可能性が考えられます。オートレベル本体が傾いていないかどうかを確認しましょう。
調整ネジが緩んで微調整が効かなくなっていたり、気泡管自体にヒビ割れが起きている可能性も考えられます。何をしても気泡の位置がズレるようであれば、製品のメーカーへ問い合わせてみることをおすすめします。
オートレベルを雨の日に使用してもいいのかどうかについて。オートレベルは精密な測量機器のため、雨の日の使用は避けましょう。雨水が機器内部に浸入すると、故障の原因となります。また、雨の日は地面が滑りやすくなり、作業員が転倒するなど危険性も高まります。雨が降ってきたら早めに作業を切り上げて、濡れない場所へオートレベルを移動させてください。雨や雪から本体を守るために、できるだけ防水性能が備わったモデルを選んでおくと安心です。
オートレベルに似た機器として、レーザーレベルやチルチングレベルといった機器が存在します。これらの違いは、それぞれ特徴や用途にあります。
オートレベルは、視準線を自動で水平に保つ機能がついているのが特徴。高精度な高低差測定が可能ですが、比較的高価です。今回比較している3つの中でも特に操作性が簡単で、作業効率アップが見込めるでしょう。現場で最もよく使われています。
レーザーレベルは、レーザー光を水平または垂直に照射して、水平面や垂直面を視覚的に示します。高精度な測定は難しく、レーザー光が見えにくい環境では使用できないなどの条件はあるものの、オートレベルよりはやや安価で購入できます。
チルチングレベルは、視準線を水平に合わせる際に気泡管を見ながら手動で調整を行います。 操作に慣れるまでに時間がかかる可能性があるほか、測定精度がオートレベルに比べて低い傾向にあります。一方で、シンプルな構造で故障しにくく、比較的安価です。オートレベルが登場する前までは広く使用されていたものの、近年では使う人が少なくなりました。
オートレベルは実店舗であればホームセンターや、測量機器専門の工具店などで取扱いがあります。ネット通販サイトであれば、amazonや楽天などのECサイト、測量機器専門工具店の通販サイトもチェックしておくといいでしょう。
品質の高い商品を少しでも安く購入するために、中古店を利用するのもおすすめです。ネット上で、測量機器などの専門工具を取り扱う中古店を検索してみましょう。購入に限らず、使わなくなった測量機器があれば、買取してもらうことも可能です。
オートレベルの使い方について解説してきましたが、最後におすすめのオートレベルをご紹介します。
日本のメーカーであるトプコンのオートレベルです。携帯に便利な小型軽量設計で、素早く確実に制動する自動補正機構が搭載されています。IPX6の防水性能を備えており、急な小雨程度であれば、壊れる心配がありません。三脚は別売りです。
あらゆる建築工具を展開することで知られる、TAJIMA(タジマ)のオートレベルです。32倍でスタッフやターゲットの目盛り線がよく見えることに加え、水平回転は360°クランプレスです。左右のツマミでどちらからでも操作ができるので、作業感にストレスがありません。三脚がついたセットです。
数々の測量機器を製造しているTI アサヒ・PENTAX(ペンタックス)のオートレベル。一目ではっきりと見やすい分度盤がついているため、直角出しがスムーズです。本体は1.3kgと軽量で、現場の作業時に最適。三脚は別売りです。
今回はオートレベルの使い方について解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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