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絶縁ドライバーとは?使い方や製品を選ぶ時の注意点をまとめました。
絶縁ドライバーとはどのような工具なのか、通常ドライバーとの見分け方や、他の工具と間違えて買わないようにするための注意点などについて詳しく解説します。
電気工事士や通信技術者といった業種で使う方をはじめ、DIYプロジェクトの工程で使いたいと考えている方も、ぜひこの機会に目を通しておいてください。
絶縁ドライバーとは、ハンドドライバーに絶縁素材の皮膜を施した工具のことを指します。1,000V以下/直流1,500V以下の電圧が加わる危険が伴う活線作業において、感電を防ぐ目的で選ばれているのが特徴です。この工具を使うことで作業者の安全が守られます。
絶縁ドライバーとはマイナスドライバーやナットドライバーをはじめ、刃先にマグネットが入ったタイプのもの、そしてトルクドライバーなどもあります。トルクドライバーはダイヤル式になっており、力×長さの単位であるトルク設定が簡単にできるようになっているものが主流です。
絶縁ドライバーを使う業種としては、電気工事士・通信技術者・ソーラーパネル設置業者・自動車整備士といった人が作業時に使います。ねじ止めや増し締め、ボード開口時に使用したり、簡易削り作業や電線外しをする際などにも使います。また、最近はご家庭でコンセントやスイッチの交換・コンセントの交換や電球の取り替えといった、簡単な電気作業をDIYで行う際にも使う機会が増えました。
そんな絶縁ドライバーですが、危険を伴う作業時に使う工具ということもあり、使い方や製品の選び方にはいくつか知っておかなければならない注意点があります。ここまでは絶縁ドライバーとは何なのかについてご紹介しましたが、次の項目では絶縁ドライバーの基本的な使い方について解説します。これから使う予定があれば、ここでおよその流れを把握しておいてください。
絶縁ドライバーの基本的な使い方について解説します。
絶縁ドライバーとは危険を伴う活線作業の際に使用するため、まずは安全装備を行うところからはじめましょう。絶縁ドライバーを使うにあたり、身に着けているものも絶縁仕様にしなければなりません。感電のリスクを減らす絶縁手袋や絶縁衣(腕カバー含む)、そして絶縁靴(電気用ゴム長靴)や保護帽(ヘルメット)を身に着けます。
身に着ける前には絶縁ドライバーはもちろん身に着けているものも全て、汚れや劣化がないかどうかを確認してください。対応電圧をチェックしておくことも重要です。ひとつでも欠けているものや心配な点があれば申し出て、完全装備で作業に着手しましょう。
作業前には環境も確認しておきます。湿度計を使って、作業する場所が乾燥していることを確認します。湿気や水分がある場所では感電のリスクが高まることから、作業を避けましょう。
絶縁ドライバーとは、後ろ側に大きなボールグリップがついています。細い軸の部分には触れないように注意して、ボールグリップ部分を手のひらに置いて、5本の指で包むように握ります。
作業を進めるにあたって、電気が通っている可能性のある部分には絶対に触れないようにしてください。絶縁ドライバーを使用する際は、しっかりとネジにフィットさせた上で回すことで、ネジ頭を傷めずに作業が進められます。
絶縁ドライバーとは通常ドライバーとどのような違いがあるのか?見分け方について解説します。
絶縁ドライバーは、軸やハンドル部分に絶縁素材としてプラスチックやゴムがコーティングされていて、電気が通らない仕組みです。
絶縁ドライバーとは軸がハンドルを貫通しない非貫通型です。一方で通常のドライバーは、貫通型と非貫通型の両方があります。絶縁ドライバーとよく似たフォルムのもので、「貫通ドライバー」があります。これらの道具は真逆の要素を備えているので、必ず間違えて使うことがないよう、普段から通常の道具と絶縁道具は分けて保管しておきましょう。
「安全貫通ドライバー」といって、感電のリスクを軽減するために設計された製品も発売されていますが、こちらは絶縁ドライバーではないため活線作業には使用しないでください。製品にも絶縁ドライバーではないとはっきり記載があるため、仕様をよく読んでから商品を購入するようにしましょう。
ドライバーの色も見分け方のひとつ。視認性を高めるために赤やオレンジなどの明るい色でコーティングされていることが多いです。
絶縁ドライバーには絶縁規格として、IEC60900(国際電気基準)が定義されています。これは浸水や絶縁皮膜耐性、着火などの各種試験をクリアしたことを示しています。この規格表記がないドライバーは、活線作業には使用できません。
絶縁ドライバーを使う時や選ぶ時の注意点についてご紹介。
水や油などの液体が付着している状態で使用すると、液体が絶縁性能を低下させる可能性があり、感電のリスクがあります。使用前に必ずチェックをすることはもちろん、使用途中で雨や雪が降ってくるようなことがあればただちに作業を中断してください。
可能であれば工具や機器を安全な場所に移動させて、雨や雪、その他液体から保護しましょう。絶縁ドライバーが濡れてしまった場合は、完全に乾燥させるまで使用しないようにします。次に使用する際は、完全に乾燥したことを確認した上で作業を再開してください。
絶縁ドライバーは古い・新しいに限らず、作業前には都度チェックを行う必要があります。使い始めて一定の期間が過ぎた古いものは、安全面を考慮して新しく買い替えるようにしましょう。目安は5年程度です。製品を購入した際の注意書きにも目を通して、メーカーが示す使用年数の記載があれば、その年数の指示に従って買い替えるようにしてください。
絶縁ドライバーを自作するような情報もネットでは出回っていますが、活線作業では使用できません。また、DIYでも危険を伴う作業では自作したものを使用することはおすすめできません。基本的に自作したものは使わず、専用の道具を買うようにしましょう。
一時期100均でも絶縁ドライバーの記載がある工具が売られていたことがありましたが、『絶縁ドライバーと通常ドライバーの見分け方』の項目でもご紹介した通り、IEC60900(国際電気基準)規格の記載がないものは活線作業では使えません。
また、100均に限らずノーブランドの道具で「絶縁」と記載があっても、正式な規格表記がないものは本当に絶縁道具として使える保証がないため、活線作業などプロの道具としては使用不可です。DIYも同様で、使用を控えるようにしましょう。
絶縁ドライバーのおすすめ商品を3種類ご紹介します。
絶縁ドライバーを展開するメーカーの中でも人気が高いVESSEL(ベッセル)のボールグリップ絶縁ドライバーです。こちらはマグネット入りのもので、IEC60900(国際電気基準)に合格した安全な製品です。手に馴染むと定評があります。
KTC(京都機械工具)の絶縁ドライバーです。EN 60900(欧州統一規格)に適合しており、AC1000V、DC1500Vまでの電圧に対応しているため安全に作業を行えます。コンパクトなので、DIY用として持っておくのにもおすすめです。
スイスのメーカーPB SWISS TOOLSの絶縁ドライバーセット。精密で正確に適合する刃先を持ち、ねじに最適にフィットします。IEC/EN 60900準拠で、AC1000V、DC1500Vまでの電圧に対応しており、安全に作業できます。
今回は絶縁ドライバーとは?使い方や製品を選ぶ時の注意点をまとめました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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