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コラム

2024/09/13

DIY

【DIY】ブロック塀を解体する方法まとめ!撤去にかかる費用も紹介

【DIY】ブロック塀を解体する方法まとめ!撤去にかかる費用も紹介

ブロック塀を解体する方法についてまとめました。
ブロック塀を解体したいけれど、やり方がわからない。どのような道具を使えばいいのかわからない。そんな方向けに、DIYで作業を行う方法や使う道具の情報、撤去にかかる費用についてもご紹介します。
また、老朽化して危険な状態であれば、お住まいの地域によっては補助金が出る可能性もあります。崩れて重大な事故が起こる前に、制度の活用も検討しながら早いうちに段取りを進めましょう!

ブロック塀の解体について

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ご自宅を囲うブロック塀の老朽化が進んでいませんか?数十年前に建てて古くなったブロック塀は、長年の雨や風により内部の鉄筋が錆びついて年々強度不足を起こすようになります。

自然災害により迫る危険

台風や地震といった自然災害が起きた際に、ブロック塀が崩れるようなことがあれば、近くを通っていた人に危険が及びます。過去には通行者が亡くなったこともあり、解体はできるだけ早いうちに行わなければなりません。

2018年には、国土交通省より『建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検について』という危ないコンクリートブロック塀を見分ける方法についての詳細が公開されました。

参考資料:建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検について

解体すべきブロック塀について

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ブロック塀は少しでも老朽化していると感じた時点で十分な解体理由になりますが、具体的に国土交通省が示すポイントがいくつかあります。

①塀の高さは地盤から見て2.2m以下か
②塀の厚さは10cm以上あるか(高さが2m超の塀は2.2m以下の場合は15cm以上の厚みが必要です)
③控え壁といって、強度を増すために設置する壁が、長さ3.4m以下ごとに塀の高さの1/5以上突出して設置されているか
④コンクリートの基礎があるか
⑤塀に傾きやひび割れは起きていないか
⑥塀の中に9mm以上の鉄筋が縦横とも80cm間隔以下で配筋され、縦筋は壁頂部か基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。基礎の根入れ深さは30cm以上あるか

ひとつでも条件が当てはまるようであれば、今回ご紹介する解体の方法をチェックしておいてください。次の項目では、DIYで解体するために必要な道具をご紹介します。

DIYで解体するために必要な道具

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DIYでブロック塀を解体するために必要な道具をご紹介。

ハンマー
チゼル
ディスクグラインダー(刃:ダイヤモンドカッター)
毛布
養生シートなどの保護材
コンテナボックス
掃除道具
モルタル(整地や補修用)
革手袋
保護メガネ
防塵マスク
ヘルメット
軽トラ

ハンマー・ディスクグラインダー

大工道具のハンマーでも使用可能ですが、電動のコンクリートハンマーがあった方が作業がスムーズです。ディスクグラインダーは鉄筋を切断するためのもので、刃にはダイヤモンドカッターをセットしてください。

養生シートなどの保護材

養生シートなどの保護材は、作業場所周辺を飛散物から守るために覆っておくものです。ブルーシートやビニールシートなどを活用します。毛布も作業に使うため、使い古したものなどを活用するといいでしょう。

保護具

革手袋・保護メガネ・防塵マスク・ヘルメットといったこれらの保護具は、作業を行う自分自身を守る道具です。怪我をしないよう、必ず用意して安全に作業を行ってください。

軽トラ

解体したブロック塀は産業廃棄物扱いであることから、一般のゴミとして処分することはできません。軽トラで自ら産廃廃棄施設に運搬するか、業者に依頼して回収しに来てもらいます。

道具が買える場所について

軽トラを除いてこれらの道具は、いずれもホームセンターや作業道具専門店である程度揃います。ネット通販サイトを利用する手もあるため、例えば電動工具でいいモデルが見つけられない時は、ネットを利用するのもおすすめ。amazonなどですぐに見つかります。

ブロック塀をDIYで解体する方法

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ブロック塀をDIYで解体する方法について解説します。

作業を行う前のチェック項目

ブロック塀をDIYで解体するにあたって、まずはチェックしておくべきことがいくつかあります。

解体したブロック塀は一般ゴミとして処分することができないため、軽トラに載せて産業廃棄施設に運搬する。もしくは、業者に依頼して回収しに来てもらう必要があります。廃材の処理には費用がかかるため、ご自宅近くの産業廃棄施設の廃材処理費用を確認しておくことをおすすめします。

また、工事には騒音を伴うため、作業の数日前には隣家に迷惑をかけてしまう旨を伝えておきましょう。その際にはおよその作業時間を伝えるようにします。養生を行う都合などで、隣家の敷地内に入らなければならない場合は、そのことについても話しておきましょう。

作業準備を行う

ブロック塀の解体に取り掛かる前に、作業準備を行いましょう。作業場周辺に飛散物がかからないよう、ブルーシートやビニールシートなどで養生します。

ブロック塀を解体する

自身を守るための保護メガネやヘルメットなどを正しく装着したら、ブロック塀の解体作業を始めます。大工道具のハンマーで砕いていく場合はブロック塀に毛布を掛けて、毛布の上から叩いていくと音を吸収させることができます。

叩いてもブロック塀が崩れない場合は、チゼルを使ってあらかじめヒビを入れておくと割れやすくなります。モルタルの削り取りにもチゼルが役立つので、1本持っておくと重宝するでしょう。

電動のコンクリートハンマーを使う場合は、毛布を使わずそのまま解体していきましょう。解体は必ず上の方から少しずつ行ってください。大きくカットしようとしたり、下の方からいくと、大きなブロック塀が倒れてきて大変危険です。解体したブロック塀は、コンテナボックスに入れておきます。

鉄筋を除去する

ブロックを取り除いていくと、やがて鉄筋が現れます。鉄筋は根元まで掘って抜く。もしくは、ディスクグラインダーを使って切除していきます。

整地や補修を行う

ブロック塀を解体したら、仕上げに整地や補修を行います。基礎部分を残した場合は、地上に出ている基礎部分やブロック塀の除面などをモルタルで補修してください。断面を補修しておくと、見た目はもちろん基礎の傷みを防ぐことにも役立ちます。

掃除を行う

ブロック塀の解体を終えたら、最後に落ちているブロックの破片などを綺麗に掃除を行い、作業を終えましょう。

廃材の処理

廃材を軽トラに載せて産業廃棄施設に運搬、もしくは業者に依頼を行い、回収しに来てもらいましょう。これでブロック塀をDIYで解体する手順は完了です。

解体する時によくある疑問や不安な点の解決策

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解体する時によくある疑問や不安な点の解決策をご紹介。

解体時における近隣とのトラブルについて

隣家に声をかけずに解体作業を行うと、騒音が原因でトラブルに発展する可能性があります。さらに、所有する土地には「隣地境界線」「敷地境界線」「道路境界線」と3つの境界線があります。隣地境界線を超えて隣家のブロック塀を解体するようなことがあれば、大きな問題に発展するため、あらかじめどこを解体予定であるかについて詳しく話しておきましょう。

アスベストが含まれていないか気になる場合は

ブロック塀を解体するにあたり、アスベストが含まれていないかどうか気になるといった声があります。しかし実際には、砂や砂利を水と共に混合して振動と加圧をかけることによりできたものがコンクリートブロックのため、ブロック塀自体にアスベストは含まれていません。

アスベストは通常、屋根や断熱材、内装材といった断熱性や耐火性を高める必要がある部分に使用されています。

DIYでブロック塀を解体・撤去した時にかかる費用の相場

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ブロック塀の解体をDIYした時にかかる費用は、『DIYで解体するために必要な道具』でご紹介した道具を一通り揃えたことを想定すると見積り可能です。

電動工具などの道具類:約80,000円
保護材などその他周辺道具:約20,000円
保護具:約10,000円

計約110,000円(軽トラ除く)

また、ここに産業廃棄物を撤去した時にかかる約65,000〜120,000円程の費用が加わります。この費用は、解体したブロック塀の量により大きく異なります。

今回解体に必要な道具をご紹介した中でも、一部ご自宅に使える道具があるかもしれません。その場合はもう少し費用が抑えられます。DIYのメリットは、解体作業費用がかからない点にあるため、コストを抑えたい場合はトライしてみてはいかがでしょう。

解体・撤去を業者に依頼した時にかかる費用の相場

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解体・撤去を業者に依頼した時にかかる費用の相場は、15坪の敷地面積の場合は40,000~80,000円、25坪の敷地面積の場合は65,000~130,000円が目安です。

DIYをした場合の価格と比較すると、業者に依頼してもあまり費用に差はないのではないか。むしろ、DIYの方が費用がかさむのではないかと思うかもしれません。DIYの場合は、既にどのくらい道具を持っているかで費用に差がつくので、これから道具を全て揃える予定であれば、業者に依頼した方が安く抑えられる可能性があります。

事故を防ぐためにも作業途中で中途半端に置いておくことはできないので、DIYが難しいと感じるようであれば、業者に依頼することをおすすめします。

まずは見積りを出してもらい、費用を確認した上でDIYをするか、業者に依頼するかを決めるといいでしょう。業者に依頼する場合は補助金が出る可能性もあるため、最後に補助金制度の項目もチェックしておいてください。

ブロック塀の解体に適用される補助金制度について

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お住まいの地域によっては、ブロック塀の解体に補助金が出る場合があります。詳しくはネットでお住まい地域の自治体サイトを開き、今現在適用される補助金制度の内容を確認してみてください。条件に沿って、補助限度額などを知ることができます。

リフォームの都合で古くなったブロック塀の解体を検討している場合にも、こういった制度があることを知っておくと今後役立つかもしれません。

まとめ

今回はブロック塀を解体する方法についてまとめました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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