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コラム

2024/09/13

工具の豆知識

クランプの種類と用途・使い方について徹底解説!

クランプの種類と用途・使い方について徹底解説!

クランプの種類と用途や使い方について詳しく解説します。
クランプには多くの種類があり、それぞれ用途が異なります。使いたいシーンにふさわしい製品を見極められるよう、形状に触れながら情報をまとめました。
また、製品の選び方や使い方、どこで買えるのかについても記載しているので、クランプについて気になることがあればぜひこの記事をチェックしておいてください。

クランプとは?

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クランプとは、別名「締め具」とも呼ばれる素材を作業台に固定する道具のことを指します。素材と作業台を挟み込むようにして固定することで、素材が動かないこと、片手で素材を押さえておく必要なく作業が進められるといったメリットがあります。

建設現場をはじめ、ご家庭でのDIYにもよく使われるようになっていることはもちろん、近年ではデザイン性を加えた日常的に使えるようなインテリア仕様のものなども展開されるようになりました。

そんなクランプですが、種類が多く、いざ必要となった際にどれを買えばいいのか迷うことがあるはずです。次の項目ではクランプの種類を元に、それぞれの用途について詳しく解説していきます。必要な製品が見つけられるよう下調べとしてぜひチェックしておいてください。

クランプの種類と用途について

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クランプの種類のご紹介と、それぞれに合った用途について詳しく解説します。

C型クランプ

C型クランプは別名「シャコ万力」「B型」「G型」とも呼ばれています。数あるクランプの種類の中でも定番型で、このタイプの製品はよく見かける機会があるのではないでしょうか。ネジを締め込むことで固定を行う仕様で、強力な締め付け力があります。口の開きを調整するのにやや手間がかかるものの、木材・金属の固定や仮止め、接着の際の固定にも使えるなどよく活躍します。

F型クランプ

F型クランプは別名「L型クランプ」とも呼ばれるもので、C型クランプ同様にハンドルを回転させることで圧力をかけて、対象物を固定します。締め付ける力はC型には劣りますが、腕部分をスライドさせることができるため、固定する物の厚みに口幅をすぐに合わせられるメリットがあります。どのような素材にも使用できますが、あたり部分にゴムがついている製品が多いことから、挟んだ時に素材を傷ませたくない木工の作業におすすめです。

クイックバークランプ

クイックバークランプは、ハンドルを回して締め付けるのではなく、レバーを握ることで材料を固定できる道具です。固定力はネジタイプに比べると少々劣りますが、片手でも素早く使えるなど作業時に便利です。メーカーにより「ラチェットバークランプ」、「ワンハンドバークランプ」など呼び方が異なりますが、いずれも同じ種類のクランプです。

スプリングクランプ

スプリングクランプは、大きな洗濯バサミのような形状のクランプ。「バネクランプ」などと呼ばれることもあります。バネの力頼りということもあり固定力は強くありませんが、それこそ洗濯バサミよりはもっとしっかり固定したいと思うようなシーンで、気軽にサッと使えるメリットあり。仮止めや一時固定などに便利です。

コーナークランプ

材料の角を垂直に固定したい時に使うのがコーナークランプです。使用例を挙げるとすれば、木工で額縁を製作する時におすすめ。材料と材料を正確な90度に組み合わせておく必要がある際に活躍するでしょう。

ベルトクランプ

ベルトクランプは細いベルトにコーナーのパーツが付いた形状をしており、四隅を同時に外側から締め付けることで四角いものを固定するクランプです。ベルトの長さの範囲内で、様々な大きさと形に対応しています。箱型に組んだ木材などを接着した後、固定しておきたい時などに活躍します。

三方締めクランプ

三方締めクランプは、三方から素材を固定するためのクランプです。左右(上下)に加えて、もう1方向からの締め付けが可能。例えば2枚の板を挟み、もう一方からはそれら2枚がズレないよう、端から押さえてしっかり固定させておきたい時などにあると便利です。

ハタガネ

ハタガネとは、日本で古くより用いられている固定用の工具です。クランプは古代からさまざまな世界文化で使用されてきましたが、日本では元々固定具として使われていたのが、このハタガネでした。F型クランプと似た構造で、板同士を接着剤で平行に継ぎ合わせる時に使用します。押さえつけるアゴ部分が回転しない上、アゴ全体を使って締め付けるため、薄めの板を固定する際におすすめです。

単管クランプ

単管クランプとは、建築現場で足場を組む際にパイプを緊結したり、仮設を組む時にも使われる金具です。数多くの種類が存在し、それぞれの用途に合わせて細かく使い分けるのが特徴。

直角に固定する直交型、好きな角度に固定できる自在型。支柱向け部材取付け加工用の単型、そして直交型と単型が合わさった3本の単管を繋ぐ三連直交型。キャッチクランプといって、単管と鉄骨を繋ぐクランプもあります。同じ建設現場であれば「鉄筋クランプ」といって、鉄筋やパイプなどの重い物を安全に持ち上げる際に使用する、吊り具の役割を果たすものもあります。

配管クランプ

配管クランプとは、その名の通り配管を固定するために使用されるクランプです。配管を壁や天井に固定するためのもので、配管のサイズに合わせて様々な種類が用意されています。使用シーンは、住宅や商業施設、工業施設など。

サニタリークランプ

サニタリークランプは、別名「ヘルールクランプ」とも呼ばれています。工具を使うことなく手で締め付けることができるほか、配管内部に凹凸がないことから、洗浄やメンテナンスが容易である点が特徴。主に医薬品、食品、化粧品といった衛生的な環境で使用されています。

クランプの選び方

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上記でさまざまな種類のクランプをご紹介しましたが、種類が多くて選び方がわからない。そんな時の選ぶポイントをご紹介。

締め付け力

クランプといえば、やはり締め付ける力を見極めた上で製品を選ぶ必要があります。しっかり固定する必要がある場合は、「C型クランプ」を選んでおくと間違いありません。毎回ネジを締め込む手間がかかるものの、固定力は強力です。

締め込みすぎて木材が傷むのが気になる場合などは、「F型クランプ」や「クイックバークランプ」などがおすすめ。取り外しも比較的ラクで、作業性に優れています。

挟む素材のサイズ

挟む対象物がクランプに収まらなければ使用はできません。厚みがあるものを挟む際には、クランプ自体も大きいものを選ぶ必要があります。製品ごとに最大幅など対応できるサイズの記載があるため、よく確認した上で購入することをおすすめします。

クランプの基本的な使い方

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クランプにはさまざまな種類の製品がありますが、基本的な使い方はいずれも大体同じです。定番の形状である「C型クランプ」を例に挙げると、下アゴ部分を動かして板材を挟んだら、あとはネジを締め込んで材料を固定するだけ。「バネクランプ」のようなバネタイプに関してはよりシンプルで、対象物を挟むだけで固定作業が完了します。

接着するシーンではなく対象物を挟むだけであれば、しっかり固定されているかどうかを知るために、作業前に対象物を手で動かしてチェックしてみるのもいいでしょう。

万力・治具とクランプの違いについて

万力や治具といった、クランプと用途が似ていると言われる道具同士の違いについてご紹介。

万力とクランプの違い

万力(バイス)とクランプの違いは、固定方法にあります。万力は作業台やテーブルに据え付けて使用するのに対し、クランプは部分的に使用するものです。万力は本体が重く安定性があることから、金属加工時など精密な作業に適しています。

治具とクランプの違い

治具(読み方:ジグ)とは加工や組立、検査を行う工程で、部品や材料を正確に位置決めして固定する際に使用する補助道具です。特定の作業に合わせて設計されることが多いため、穴あけや溶接など、複雑な形状や機能を持つことがあるのが特徴。

クランプはどこで買える?

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クランプはどこで買えるのかというと、主にホームセンターや作業道具を取り扱う専門店などで手に入ります。急ぎでなければ、amazonなどのネット通販サイトで購入すると種類が豊富でおすすめです。

趣味のDIYなどで気軽に使えるコスパのいいクランプをお求めであれば、100均ダイソーでも取扱っていることがあるためチェックしてみてください!

まとめ

今回はクランプの種類と用途や使い方について解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!

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