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コラム

2024/07/27

DIY

DIYで部屋を防音室にしたい時の方法まとめ

DIYで部屋を防音室にしたい時の方法まとめ

DIYで部屋を防音室にしたい時の方法についてまとめました。
DIYで部屋を防音室にしたいけれど、やり方がわからない。業者に依頼すべきか迷っている。そんな方向けに、防音効果が上げられる素材のご紹介や押さえるべきポイントのことなど必要な情報を集めました。
自宅でピアノやギターなど楽器を演奏したり、音楽が開放的に聴けるような環境を整えたい時は参考にしてください。

部屋を防音室にしたい!そんな時に

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自宅でピアノやギターを演奏したり、歌を歌いたい。音楽を聴いたり映画を観る時にスピーカーに繋いで開放的に楽しみたいなど、やりたいことは色々あるものの、音漏れが気になり制限されることがあるのではないでしょうか。

そんな時に必要になるのが「防音室」ですが、業者に依頼すると部屋の大きさによるものの200~500万円はかかります。その上、賃貸であれば自らの判断だけでは元に戻せないような改造を加えることは難しいことから、諦めている方も多いはずです。

そこで、部屋を防音室にする作業をDIYで行えば、コストが抑えられます。賃貸には原状回復義務が発生しますが、元に戻せる仕様にしておけば、退去する際にも問題ありません。残る問題は、DIYでそこまで防音効果が発揮できるものなのかについてですが、その点については押さえておくべきポイントを事前に確認しておきましょう。

次の項目では、防音室を部屋に取り入れる際の種類についてご紹介します。部屋に色々と施す前にもっと早く知っておきたかったと後悔しないためにも、どのような種類があるのか、かかる費用などを把握しておいてください。

防音室を部屋に取り入れる際の種類について

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防音室を部屋に取り入れる際の種類についてご紹介します。ここでご紹介する種類とは、完全なるDIYなのか、防音室を購入するのかといった選択肢のことを指します。費用のことについても触れているので、ご自身が必要としている環境に合ったものを決めておきましょう。

DIYで部屋を防音室にしたい(賃貸可※原状回復前提)

まずはDIYで部屋を防音室にしたい場合について。この場合は、防音効果のある資材を自分の部屋の壁や床に貼り付けることで、防音効果を高めていくやり方が基本です。必要だと思う資材を好みで取り入れられるので、最も自由度が高く、且つDIYということもありコストも抑えられます。

資材にかかる費用は部屋の大きさや自分が納得するかどうかなどにより異なりますが、amazonなどのネット通販サイトで口コミ情報をチェックしながら、手頃で効果がある素材を集められるでしょう。費用は最も安くて数万円、効果を上げる場合は10万〜が目安です。

防音室を買う(賃貸の場合は家主に要相談)

箱型の防音室を購入する方法もあります。この方法では自宅の部屋の中に更に小さな防音室を置くことで、設置が完了します。サイズの都合でピアノなどは持ち込めない可能性があるため、前もって大きさを正確に測り、部屋の中にも確実に入るかどうかを把握しておく必要があります。価格は一台につき20万〜130万円が相場。

防音工事(賃貸不可・もしくは家主に相談)

部屋そのものを防音室にするために、防音工事を行う方法です。この方法であれば確実な防音効果に期待できるでしょう。他のパターンとは異なり費用がかかる点と、防音効果が不要になった際に元には戻せない点において注意が必要です。価格は200~500万円が相場。

音の種類と選ばれる素材について

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部屋をDIYで防音室にしたいと思ったら、どのような音に対してどんな種類の素材が選ばれているかを知っておくと効果が上げられます。素材選びの参考にしてください。

遮音

遮音とは、空気中に伝わる音を遮断することで、外へ音が透過しないようにする方法のことを指します。
遮音の効果を上げるためには石膏ボードや鉄板がよく用いられており、素材が重くなるほど効果に期待できます。そういったこともあり、家の構造では鉄筋が最も遮音効果があり、続いて鉄骨、木造の順です。木造の部屋であれば、素材の重さで音をカバーすることを視野に入れるといいでしょう。

吸音

吸音とは、音を吸収することです。音は反射し、物質が振動することで私たちの耳に届きます。
そこで音を吸収させると、音の反射を軽減させることができます。吸音には、ウレタンやフェルトといった「多孔質」と呼ばれる細かい穴のたくさん開いた素材が効果的です。また、吸音材は音の反響を小さくする効果もあり、防音効果に限らず音をクリアにする働きもあります。

防振

防振とは、物体が振動して出てくる音を伝わりにくくする方法のことを指します。よくある例が冷蔵庫や洗濯機ですが、これらから漏れる振動は床を伝って他の部屋にまで届いてしまうことがあるため、そういった音を防ぐ際に役立ちます。

防振材として使われるものにはゴムやシリコンがあり、振動する物体と壁、もしくは床の間に防振材を入れることで、振動による音の伝わりを軽減することができます。ピアノ・ドラムの打鍵音などに対して防振性を高めるなら、この素材選びが効果的でしょう。

部屋を防音室にしたい時に押さえておくべきポイント3つ

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DIYで部屋を防音室にしたい時に押さえておくべきポイントを3つご紹介。購入した素材を何となく貼っていくのではなく、貼るべき箇所などをチェックしておきましょう。

防音したい場所を把握する

防音室をDIYする=部屋全体に防音効果のある素材を取り入れることができればいいですが、防音したい場所を把握してさえいれば、予算を抑えながら効果を出すことも可能です。よくある例を挙げるとすれば、外への音漏れを防ぐ場合は壁面を中心に、1階への音漏れや振動音を防ぐ場合は、床面を中心に防音対策を行うといいでしょう。

防音における大敵は「隙間」

防音における大敵は「隙間」です。せっかく防音室をDIYしても、隙間があるだけでその効果は半減してしまい、わずかな隙間があるだけでも約20dBは音が漏れるとされています。20dBとはどれくらいの音なのかというと、寝息や木の葉の触れ合う微かな音程度ではありますが、例えば周囲が静かな環境であれば音漏れが気になる可能性があります。素材を壁に貼り付けるような場面では、隙間なくしっかり埋めるようにしましょう。

原状回復するには貼って剥がせる素材を使う

防音素材を貼った後は元通りに戻そうと考えているようであれば、貼った後にまた剥がせる素材で貼り付けるようにしましょう。できる限りマスキングテープを使用しておくと、跡が残りにくく安心です。しかし粘着力が弱いなど、素材の特性上マスキングテープでは補えない場合は、貼って剥がせる両面テープなどを使うのがおすすめです。

部屋を防音室にしたい時のDIY方法

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部屋を防音室にしたい時のDIY方法をご紹介。

1,壁に遮音・吸音シートを貼る

部屋を防音室にしたい時、壁に施すDIYといえば、遮音シートや吸音シートを貼ることです。新築であれば家を建てる際に壁に入れておくこともできますが、そうでなければ素材を購入して壁に貼っていきましょう。

壁にはまず遮音シートを貼り、その上に吸音材を設置してください。 これらの素材は厚みがあるものほど効果に期待できますが、その分部屋が狭くなるため、室内に置くもののことを考えながら素材を選びましょう。できれば天井にも貼っておきたいところですが、壁へ施した時点で音のチェックを行い、それから貼るかどうするかを決めるのもいいでしょう。

素材はホームセンター、もしくはamazonなどのネット通販サイトは素材が豊富でおすすめです。クギ打ち・タッカー留めができればしっかり貼ることができますが、賃貸などにお住まいで元に戻す必要があれば、貼って剥がせる両面テープなどを使いましょう。

遮音シート

厚さ約1.2mmの定番タイプの遮音シート。1m~10mと必要な長さだけ購入できるので、無駄なく注文ができます。こういったワンシートタイプは隙間なく貼れるメリットがありますが、広範囲を一気に貼るのが苦手であれば、カットされたタイプのものを並べて使うのもいいでしょう。

吸音材 極厚ウレタンフォーム

5cmもの厚みがあるウレタンフォーム。音をしっかり受け止めて反射音を減衰します。形状が崩れてきたら、水に浸すことで元に戻せるのが嬉しいポイント。

2,ドアを防音仕様にする

壁と一緒にドアも防音仕様にDIYをしておく必要があります。扉表面には壁と同様のものを貼ることで防音効果が上げられますが、問題は隙間です。扉を囲むように「隙間テープ」を貼ると、隙間が埋められます。

すきま風防止テープ

扉と壁がちょうどあたる部分に貼っておくことで、すきま風を防止するテープです。クッション性があり、扉の開け閉めをする際の騒音も軽減できるのがポイント。ブラウンとホワイトの2色展開です。

また、扉の下を見ると、フローリングのご家庭であれば隙間が開いている場合がほとんどです。この隙間を埋めるためには「隙間風ストッパー」といって、嵌め込むだけで大きな隙間が埋められるものがあるため、そういったものを活用する方法がおすすめです。

ドア 隙間ガード

ドアの下に取り付けることで隙間が埋められる隙間ガード。嵌め込むだけなので、簡単です。

3,窓ガラスを防音仕様にする

窓ガラスも防音仕様にしましょう。ガラス面には壁に施す素材と同じものを使用し、残るは隙間です。窓ガラスの隙間には専用の隙間シートを貼りましょう。

窓ガラス 隙間テープ

窓ガラスのまわりに貼ることで、隙間を埋めるテープです。自由にカットして使用可能。扉用にご紹介したものを窓の隙間用として使用することもできますが、窓と窓が重なり合う部分など隙間が狭い場合は、こちらのものの方が収まりがよくおすすめです。

4,床に防音材を敷く

部屋を防音室にしたい時に、DIYを施す場所が2階であるなど、下の階への音の響きを抑える場合には防音吸収マットを敷く方法が手軽です。防振材として使われるゴムやシリコン製のものを選んでおくと、防音効果に期待できるでしょう。

ラバーフロアマット

ゴム素材でできたラバーフロアマットです。防振・防音性と安定性を両立したマットで、音に限らず床へのダメージもしっかり保護します。連結パーツが付属しているのでズレも気になりません。

部屋の防音性を調べる方法・DIY後の防音効果を知るには

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部屋を防音室にDIYをした後は、効果のほどが気になると思います。まずは小さな音から試しましょう。自分一人で音の確認をするのが難しいようであれば、友人や知人などを呼び、ほかの部屋や外へ音が漏れていないかどうかを確認してもらいます。

また、デジタル騒音計を使うことで詳細な音の数値を調べることも可能です。少しでも音を小さくするにはどうすればいいか、数値を確認しながらDIYを進めていくのもおすすめ。ぜひトライしてみてください!

まとめ

今回は、DIYで部屋を防音室にしたい時の方法について紹介しました。
DIYで部屋を防音室にすると、自宅でピアノやギターなど楽器を演奏したり、音楽が開放的に聴けるようになります!
このコラムで紹介した部屋を防音室にしたい時のDIY方法を参考に、DIYにトライしてみてくださいね!

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