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エンジンカッターの使い方とキックバックの防止についても解説します。
エンジンカッターの使い方を把握しコンクリートや金属をカットしたい。そう考えている方向けに、基本的なエンジン始動の方法をご紹介します。
キックバックが起こらないよう安全対策が必須の電動工具なので、使い始める前に注意点もこの記事で押さえておいてください。
エンジンカッターとは、コンクリートや金属をはじめインフラ関連設備の施工など、高い切断能力を必要とする場面で使われている切断工具です。よく似た工具に電動カッターが存在しますが、これらの違いは動力源にあります。エンジンカッターはガソリンやオイルといった燃料の力で動作しますが、電動カッターは電気の力で動作します。
また、エンジンカッターは高い切断能力を持つことから、瓦礫の除去や閉じ込められた場合の切断撤去といった災害救助用途に使われることがあります。一方で電動カッターは建設作業や補修作業といった作業現場で使われます。エンジンカッターは災害が起きた際に燃料を注ぎさえすればどこでも使えるのに対し、電動カッターは電源が必要という点において、使う場面が限られます。
ここまでくるとエンジンカッターにはメリットがたくさんあると感じられるかもしれませんが、馬力がある分、使用時は注意しなければ大事故に繋がってしまう恐れもあります。次の項目では、エンジンカッターの基本的な使い方について解説しますが、後の項目ではエンジンカッター使用時の事故を防止する方法についても詳しく解説しています。安全に使えるようぜひ目を通しておいてください。
エンジンカッターの使い方について解説します。エンジンカッターは燃料が入っていなければ使うことができないので、燃料が入っていることを前提に使い方を解説します。
まずは切断砥石とダイヤモンドホイールを組み合わせましょう。切断砥石とダイヤモンドホイールそれぞれの部品を組み立てます。本体に付いている矢印と、ダイヤモンドホイールに付いた矢印の方向を組み合わせるのが重要ポイントです。この矢印が組み合わさっていなければ、刃が損傷し、ケガの原因となるので注意が必要です。
切断砥石・ダイヤモンドホイールが組み合わせられたら、エンジンカッター本体に取り付けましょう。ここでの取り付け方は製品により異なるので、詳細は取扱い説明書を確認してください。取り付け時にはボックスレンチや星型レンチ、マイナスドライバーなどを使うことが多く、工具類は付属品に含まれている場合が多いので確認してください。なければ別で用意しなければなりません。
エンジンカッターを始動させる前に、ブレードがまっすぐ固定されているかチェックしましょう。
保護カバーが閉じているようであれば畳んで、ブレードを露出させてください。保護カバーが刃を覆っているようであれば、開いてブレードを露出させておきます。
エンジンカッターのスイッチを入れましょう。セイフティレバーをおさえたままスロットルを引き、ロックボタンを押したら、スロットルから手を離します。
使用を開始するために、スターティングバルブを押してください。スタータハンドルに力を入れて弾き出したら、爆発音がするまで繰り返します。爆発音が鳴ったら、スイッチを運転する方向に倒し、スターティングバルブをおさえてスタータハンドルを数回弾いて始動させます。
エンジンが冷えている場合は、1~2分程度スロットルを引いたり戻したりして、暖気運転を行ってください。低速ギアから高速ギアがスムーズに回転するようになったら、試運転の完了です。
エンジンが始動して刃が回転し始めたら、ハンドルを両手でしっかり握ってください。エンジンカッターを使ってコンクリートや金属をカットしていきます。切断する際は、対象物に向かってエンジンカッターをまっすぐ持ち、機器側面に身体を移動させましょう。
中間ほどの速度で切込みを入れたら、スロットル全開にしたまま、エンジンカッターを手前に引いて真っ直ぐ切断していきます。
これで基本的なエンジンカッターの使い方の流れに関する解説は完了です。
より詳しく使い方を把握するには、まずは製品ごとに異なる取扱い説明書を読むこと。説明書がなければ、製品型番をネットで検索すると閲覧可能な場合が多いです。他にも、同じメーカーや同じ製品を使っている動画を観ると使い方がよくわかるので、見本になりそうな動画がないかどうか調べてみましょう。
エンジンカッターは燃料を入れたまま1ヵ月以上放置すると、揮発したり腐敗してエンジンが故障する原因になります。既に何をしても動かないようであれば、フィルタの目詰まりの清掃や燃料タンクの清掃を行うことで解決する可能性があります。1ヵ月以上使用しない場合は、燃料を抜いたり、エンジンをかけて燃料を焼き尽くしておくようにしましょう。
上記でもご紹介しましたが、1ヵ月以上エンジンカッターを使用しない場合は、燃料を抜いた上で保管することが重要です。
他にも、ホコリや湿気の心配のない場所に保管するようにしましょう。湿気があると金属部分が錆びて劣化し、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。できれば保管している場所の空気の入れ替えを適度に行い、使う前には傷みがないかどうか確認を行っておきましょう。
エンジンカッターが作動していない時は、ブレードに油をさして、ほこりが付着しないようにします。防錆剤や湿気取りなどをうまく活用するのも、エンジンカッターを長く安全に使うには効果的です。
エンジンカッターのキックバックとは何なのか。事故を防止する使い方などについても解説します。
エンジンカッターを使う際は、キックバックに注意しなければなりません。キックバックとは「キックバックゾーン」といって、エンジンカッターのブレードが反時計回りで水平になるよう両手で持った際にブレードの先、左半分のことを指します。(※電源を切った状態で本体を傾けるようにしてください)
キックバックは、ブレードがキックバックゾーンで挟まったときに起こります。通常は危険ではないものの、キックバック力が強いと大怪我をしたり、最悪の場合は死亡事故に至る場合もあります。
対策は、カッティングブレードのキックバックゾーンでカットをしないことです。刃が挟まった場合は、必ずエンジンを切ってから引き抜くようにしてください。異常音や異常振動を感じた際にも、すぐにエンジンを停止させてください。
エンジンカッターは雨の日でも使えるのかどうかについて、人により意見が異なります。というのも、エンジンカッターの性能としては雨に濡れても問題なく動くという意味では「使える」とされているモデルが多いですが、いざ雨が降る中で使用するのは非常に危険です。水がついたハンドルを握る中で、手が滑るとそれこそ大事故に繋がる可能性があるため、極力使うのは控えておきましょう。
キックバックなどによる死亡事故を防ぐためにも、エンジンカッターは安全衛生教育を受けることが推奨されています。振動を伴う電動工具を継続的に使用することで引き起こす振動障害を防ぐ目的でも、一度受けておくと予防になります。
この講習会がどこで受けられるか、予定などについては都道府県ごとに特設ページが設けられています。ネットで「都道府県名+安全衛生教育」などで検索をしてみてください。エンジンカッターの使用時に限らず、草刈機やグラインダーなどを使用する際にも、こちらの講習を受けることをおすすめします。
今回は、エンジンカッターの使い方とキックバックの防止についても紹介しました。
エンジンカッターは安全対策が必須な電動工具なので、このコラムで紹介した使い方やキックバックの防止方法を参考に、エンジンカッターを使ってみてくださいね!
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