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ラジエーターが持つ役割とは何なのか?仕組みの解説や修理・交換費用についてもまとめました。
この記事では元となるラジエーターの役割をはじめ、リザーバータンクがどのような役目を果たしているかなど、まわりの仕組みのことについてもよくある疑問点と解決策をご紹介しています。
また、水漏れした時の原因や応急処置の方法についても触れているので、気になることや不具合を感じている部分があれば参考にしてください。
ラジエーターとは、自動車などに搭載されているエンジンを冷却するための装置の一つです。長時間の運転などでエンジンの温度が上がる、いわゆる「オーバーヒート」と呼ばれるトラブルを防ぐ役割を持ちます。かつてはオーバーヒートが原因で車が止まってしまい、路肩に立ちすくむドライバーがよくいましたが、現代の自動車ではラジエーターの機能が向上したことからそういったトラブルが起こる機会が随分と減りました。
自家用車のラジエーターはどこについているのかというと、フロント側のナンバープレートの裏あたりに取付けられています。
今回は主に自動車についているラジエーターについて解説していきますが、ラジエーターは他にバイクや家庭用暖房器具にも搭載されており、私たちが身近に使っているあちこちのもので重要な役割を果たしています。
ラジエーターの仕組みとあらゆる役割について詳しく解説。
ラジエーターには大きく分けて2種類あります。これらの違いは冷却水を流す方向で、冷却水を上から下に流すものは「縦流れ式ラジエーター(ダウンフロー)」、冷却水を横へと流すものは「横流れ式ラジエーター(クロスフロー)」と呼びます。
横流れ式のほうが効率よく冷却ができますが、必要以上に冷却されてしまい、オーバークールを招くことがあります。そういったことも関係し、現在の国産車の多くは縦流れ式のものを採用するようになりました。ラジエーターの基本的な仕組みについて今回は、主流となっている「縦流れ式」を見本にご紹介します。
ラジエーターの基本的な仕組みについて、縦流れ式ラジエーターを見本に解説します。
エンジンを冷却するためのメイン装置「ラジエーター」には、タンクとホースがついています。エンジンの熱により高温化した冷却水は、自動車の走行中の風やファンを活用し、ホースを通りラジエーター上部にある入口タンク「アッパータンク」に溜められます。
アッパータンクから高温化した冷却水は「コア」と呼ばれる冷却水を冷やす部分に送られ、上から下へと流れていく間に冷却。適正温度になった冷却水はどうなるのかというと、ラジエーター下部にある「ロアータンク」に溜められ、またエンジンへと送られることで、効率よくエンジンの冷却が行われています。
これがラジエーターの基本的な仕組みですが、ラジエーターには他にもまだタンクがあるなど、構成は複雑です。数あるパーツの中でも目立つものや、傷みが気になりやすいパーツの役割をそれぞれご紹介しましょう。
リザーバータンク(リザーブタンク)は、別名「サブタンク」や「サージタンク」とも呼ばれ、補助タンクの役割を果たしています。ラジエーターキャップの圧力調整により、高温化した余分な冷却水の逃げ道として溜めておくための補助用タンクです。オーバーフローホースでラジエーターと繋がっています。
フィンは、チューブから伝導を受けた熱の表面積を広くしながら空気中に放散する目的のほか、チューブの強度を補強する機能もあります。
フィンの種類は2通りあり、チューブとチューブの間に波状のフィンを配置する「コルゲート型」と、全てのチューブを繋いだ板を複数配置する「プレート型」があります。現在国内で生産されているラジエーターのフィンはコルゲート型を採用することが多く、素材にはアルミや銅といった熱伝導率の高い素材が使われることが多いです。
ファンベルトは、ラジエーターにおいてエンジンの動力を周辺の補機に伝えるためのゴム製ベルトを指します。ファンベルトの働きによりエンジンの冷却ファンが動いていることから、このベルトが劣化して切れるとエンジンがかかりにくくなり、やがて止まります。
ファンベルトは車検の項目に含まれておらず、正常にエンジンと各機構が作動していれば車検時に問題視されることがありません。そのため自ら交換時期が見極められると、今後安心です。
素材がゴム製ということもあり、使用環境によっては3年ほど、走行距離にして約60,000kmで寿命がくると考えておきましょう。「キュルキュル」と音が聞こえてくるようになったら、尚更早めに交換しなければなりません。カーディーラーやカーショップなどで交換してもらえます。
ラジエーターが水漏れした時に考えられる原因と応急処置の方法についても解説します。
自動車のボディ下側から、ピンク色や緑色といった色がついた水が流れ出ていることはありませんか?もしくはボンネットを開けて、そのような水を見たことはありませんか?それはラジエーターの冷却水が漏れている状態です。冷却水が漏れたことで考えられる原因は複数あります。原因を元に対処法をご紹介しましょう。
冷却水を循環させる役割を持つウォーターポンプから冷却水が漏れることがあります。エンジンとウォーターポンプの隙間には、冷却水が漏れないようガスケットという部品が使われていますが、このガスケットが劣化すると冷却水が漏れてしまいます。この場合はウォーターポンプとガスケットを交換する必要があります。
ラジエーターホースやヒーターホースは、冷却水を循環させるにあたり通り道の役割を果たしており、ラジエーターやヒーターコアに取り付けてあります。このホースが劣化してくると密着力が落ち、やがて隙間から冷却水が漏れるようになります。対処法として、ラジエーターホース・ヒーターホースを交換しなければなりません。
シリンダーヘッドとシリンダーブロックの密着力を高めるため、シリンダーヘッドガスケットという部品が使われています。このシリンダーヘッドガスケットが劣化して密着力が落ちると、隙間から冷却水が漏れ出します。この場合も、やはりシリンダーヘッドガスケットを交換する必要があるでしょう。
飛び石や、経年劣化でラジエーターの本体である樹脂部分にヒビが入ったことが原因で、冷却水が漏れてしまうケースがあります。この場合はラジエーター本体を交換しなければなりません。
ラジエーターが水漏れした際は「水漏れ防止剤」を使うことで応急処置が可能です。水漏れ防止剤はカー用品店などで手に入ります。ただしラジエーター内の配管が詰まることがあるため、あくまで応急処置として使うか検討しましょう。早めに傷んだ部分の交換を行わなければ、いつエンジンが故障してもおかしくありません。
ラジエーターの交換時期は使用頻度にもよりますが、使用し始めてから約10年、走行距離は10万kmを目安に交換を検討するといいでしょう。不具合が発生した時点で交換を決める方法もありますが、遠出をしていて走行中に不具合が起きた時のことを考えると、一歩早い段階で交換を決めておきたいところです。
交換費用は、国産車であれば3~10万円が目安です。早めに相談すると、全体の交換ではなく、部分的な修理で終わることもあります。その場合は修理費用として、全体の交換よりも安く済む可能性もあるでしょう。ラジエーターの修理や交換は、カーディーラーやカーショップ、車の修理工場などに依頼しましょう。
今回は、ラジエーターが持つ役割や仕組み、修理や交換をする時の費用について紹介しました。
ラジエーターが持つ役割は、自動車などに搭載されているエンジンを冷却するための装置の一つです。
ラジエーターが正常に働くためにも、仕組みを理解し不具合があるときはこのコラムを参考に対処してみてください!
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