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2024/06/20

DIY

【簡単DIY】セメントを使ったコンクリートの作り方まとめ

【簡単DIY】セメントを使ったコンクリートの作り方まとめ

セメントを使ったコンクリートの簡単な作り方についてまとめました。
庭や玄関先、駐車場のDIYにセメントを使って簡単なコンクリートを敷きたい。そんな時に必要な作り方をはじめ、準備するものに関してもこの記事ではご紹介しています。
DIYをするにはメリットに限らずデメリットも少なからずあるため、施してから後悔しないためにも重要なポイントをここで押さえておきましょう!

セメントとは?コンクリートとの違いについて

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セメントとは何なのか?コンクリートとの違いについても解説します。

セメントとは?コンクリートとの違い

セメントと聞くと、コンクリートと同じものなのではないかと思いがちですが、実はセメントはコンクリートを作るために必要な材料の一種です。セメントは灰色の粉末で、水と接触して固まる性質を持っており、セメント単体で使われることはほぼありません。

他にも似たようなものでモルタルがありますが、モルタルもセメントを混ぜることで出来上がります。これらの違いを一覧で見てみましょう。

  • コンクリート(住宅や鉄筋の基礎として使う):セメント・砂・砂利・水
  • モルタル(仕上げ材や接着剤として使う):セメント・砂・水
  • セメントペースト(接着剤の役割を果たすもの):セメント・水

セメントペーストは別名「ノロ」と呼ばれ、石灰を水に溶かしたものもまた同様に「ノロ」と呼ばれます。水気を多くして注ぎ込む場合には「トロ」、水気を少なくして塗り付ける場合に使うものは「ノロ」と呼ばれることも。

この他にも「カラ練り」といって、コンクリートやモルタルに水が入っていないものもあります。その場合は、縁石やU字溝など、コンクリートの二次製品を設置する際に使用されます。

コンクリートとモルタルの使い分け方について

セメントを元に作られる建築材料がこんなにも色々あると、これからDIYをするにはどれを適用すべきか迷ってしまうはずです。
そこで主な建築材料としてよく使われるコンクリートとモルタルを使い分けるとするならば、コンクリートは強度があるため建物の構造部分に。モルタルは柔軟性があるので、レンガやブロックを積むための接着材や、壁や床の仕上げとして使うといいでしょう。

また、固まる前のコンクリートのことを本来は「生コンクリート」と呼びますが、ここでは統一して「コンクリート」としてご紹介します。

次の項目では、コンクリートが作れると何ができるのか。コンクリートをつかうメリットやデメリットについてもご紹介するので、今計画中のDIYに実際に取り入れるかどうかを検討してみてください。

コンクリートが作れると何ができる?

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コンクリートが自分で作れると、駐車場や駐車場サイド・玄関サイドから庭に繋がる道が砂利の場合に、地面を舗装することができます。ただしメリットやデメリットが存在するため、ご自宅の環境に合うかどうかを判断し、実際に取り入れるかどうかをよく検討してください。

コンクリートを敷くメリット

今現在コンクリートを敷こうかと考えている場所が砂利であれば、コンクリートを敷くことで、泥のはね返りや土があちこちへはみ出すことがなくなります。雑草が生えてきた時に抜く必要がなくなるメリットがあるほか、強風で葉っぱやゴミが飛んできても掃除がサッと済ませられるなど、コンクリートは外観を綺麗に保つことに長けています。コンクリートをDIYすれば、ガラスタイルを埋め込んでオリジナルの地面を表現することもできるでしょう。

コンクリートを敷くデメリット

デメリットは、コンクリートの表面に日光が反射し、照り返しがまぶしく夏場に熱さを感じることです。コンクリートは熱を吸収するため、表面が熱くなります。屋根がついているような、影になる場所であれば問題ありません。DIYを行うにあたって注意しておかなければならないのが撤去で、コンクリートは失敗すると剥がすのが大変であるほか、撤去に手間と費用がかかることも視野に入れておかなければなりません。

これらのメリット・デメリットを元に、DIYに興味がある方は、次の項目でご紹介する必要な材料のご紹介を含めセメントを使ったコンクリートの簡単な作り方の手順をチェックしてみてください!

セメントでコンクリートを簡単に作るために必要な材料・道具

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作り方について解説する前に、まずはセメントでコンクリートを簡単に作るために必要な材料や道具をご紹介。

必要な材料

  • セメント
  • 砂利

コンクリートを作るには、これらのものが必要です。セメント・砂・砂利はホームセンターやネット通販サイトなどで購入できます。砂と砂利に関しては「セメント用」と書かれたものを揃えるといいでしょう。

必要な道具

  • トロ舟(トロおけ)
  • 練りスコップ・左官鍬
  • コテ
  • コテ板
  • バケツ(※水を運ぶためのもの)
  • ゴム手袋

道具に関しても、ホームセンターやネット通販サイトなどで購入可能です。

トロ舟(トロおけ)

コンクリートを練る際に使う器で、そのまま「トロ舟」の名でプラスチック製の器が販売されています。ご自宅に不要になったプラスチックケースがあれば代用できますが、古くなったものを使うと、重みで割れて中身が漏れだしてしまう可能性があるため注意が必要です。使用する量に合ったサイズのものを選んでください。

コテ・コテ板

コテはコンクリートを塗り上げる際に使用するもので、さまざまなサイズや形状のものがあります。中でもプラスチック製のものは軽い上、耐久性もあってDIYにおすすめ。コテ板は、トロ舟からセメントをすくい取って手元に置くためのもので、こちらもプラスチック製のものが手入れがしやすくDIYに向いています。

ゴム手袋

作業時にはめるゴム手袋は重要です。セメントはアルカリ性なので、素手で触ると肌荒れを起こし兼ねません。作業中に万が一破れた時のことを考えて、2枚重ねて装着しておくと安心です。

セメントを使ったコンクリートの簡単な作り方

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セメントを使ったコンクリートの簡単な作り方について解説します。コンクリートが固まる時間は気温や湿度にもよりますが、練ってから約2~4時間ほどで硬化が始まるため、材料は全て作業を行う近くに用意しておくことをおすすめします。

1,セメントと砂を混ぜ合わせる

セメントと砂を混ぜ合わせるところから作り方を開始します。トロ舟に、セメント1の分量に対して砂3(※セメント1に対する3倍の量の砂)を入れて、練りスコップや左官鍬を使って混ぜてください。材料の量が多いと、器の下の方や角にある材料がうまく混ざっていないことがあるため、念入りに端の方まですくい上げて混ぜます。

2,セメントと砂に砂利を混ぜ合わせる

セメントと砂がよく混ざったことを確認したら、砂利6(※セメント1に対する6倍の量の砂利)を入れて混ぜていきます。これら3つの材料を一気に入れて混ぜようとしてもうまく混ざらないため、注意が必要です。必ずセメントと砂を先によく混ぜ合わせてから砂利を加えてください。

3,水を流し込み混ぜ合わせる

セメント・砂・砂利がよく混ざったら、水(水道水)を加えていきます。水の量は、セメントの重量に対して約50~60%を配合します。水は少量ずつ流し込んで硬さを調節します。水の分量を増やすと流し込んだ際に表面を整えるのが楽ですが、硬化した際に強度が落ちてヒビが入りやすくなるため、分量を守りましょう。

これで、セメントを使ったコンクリートの作り方についての簡単な作業手順は完了です。目的の箇所へ流し込み、コテで表面を整えて硬化を待ちましょう。練ってから約2~4時間ほどで固まり始めますが、完全に固まるには3日は見ておきましょう。車など大型の乗り物などが乗り入れたり重いものをのせる場合は、1週間は硬化させることをおすすめします。

余ったコンクリートの廃棄方法について

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セメントを使ったコンクリートについては、実は作り方が簡単かどうかよりも、廃棄に手間がかかる点に注意が必要です。まだ使っていない(水で練っていない)もので少量であれば、ご自宅の敷地内にある砂場に撒いても問題ありません。一か所に固めず、必ず広範囲に散らしてください。ただし大量にある場合は撒かないようにしましょう。雨水で固まる可能性があります。

まだ固まっていない大量のセメント・固まったセメントは、いずれも産業廃棄物として扱われます。産業廃棄物収集・運搬許可業者・不用品回収業者に依頼し、処分してもらいましょう。自治体でゴミとして捨てることはできないので注意してください。違法な処分方法を行った場合は、不法投棄として重い罰則を受けることになります。

コンクリートの施工を業者に依頼した場合の費用について

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コンクリートの施工を業者に頼んだ場合、1㎡あたりにつき約5,000円〜10,000円が相場です。10㎡になると、約80,000円〜120,000円はかかると見込んでおきましょう。他にも重機で土を掘り起こしたり、土壌の運搬といった作業代もここに10,000円ほど上乗せされます。

小規模であれば、今回ご紹介したセメントを使った簡単なコンクリートの作り方でDIYにチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。

まとめ

今回は、セメントを使ったコンクリートの簡単な作り方について紹介しました。
セメントを使ったコンクリートの作り方を知っておけば、駐車場などに簡単にコンクリートを敷けるので、このコラムを参考に挑戦してみてください!

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