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有名な工具メーカー13社のご紹介と、その中から選び方についても解説します。
工具を揃えるにあたって有名なメーカーが知りたい！いい工具を使って作業がしたい。そんな方向けに、日本や海外の知っておきたいハンドツールメーカーをまとめました。
これから現場で使う工具を揃える予定がある、DIYを楽しみたい。そんな準備がある場合にぜひ役立ててください。
ネットで工具を検索すると想像以上に数多くのメーカーの製品がヒットします。日本国内の工具メーカーであればざっと数えても50社以上はあり、海外のメーカーを合わせると未知数です。その中から自分が使う工具を選び出すとなれば、「有名かどうか」という点は、メーカーの数を絞るには必要な手段と言えます。
有名なメーカーには「信頼できる」「機能性が高い」「使いやすい」といった共通点から、それだけ多くの人に支持されているだけの理由があります。例えば初めて工具を購入する時や現場で急に工具が必要になった際にも、有名なメーカーを知っておくと、サッと商品を選んでも間違いありません。有名なメーカーは老舗企業も多く、長年培ってきたブランド力は流石といったところです。
有名な工具メーカーがいくつかある中での選び方についてご紹介します。
有名な工具メーカーは、日本の企業以外に海外の企業もあります。国という大きな括りではっきりと決められるものではありませんが、その国が持つ特徴や得意とする部分は、工具選びの中で一つの目安になります。
例えば日本であれば、工具の素材や細部にこだわりが見られたり、サイズ的にも平均的な手の大きさの方であれば馴染みやすい特徴があります。一方で海外製は、アメリカであれば頑丈で長持ちする物を作る傾向にあったり、ドイツは職人気質な面と価格に見合った品質の高さから、国内にもよく輸入されています。国内では日本製に次いでアメリカやドイツの工具メーカーの製品が人気の傾向にあります。
購入後の保証期間はメーカーによりさまざまです。半年保証や一年保証が一般的ですが、中には永久保証を受け付けるメーカーもあります。保証があることが事前にわかっていれば、万が一工具に不具合が見つかった場合でも、安心してそのメーカーの製品が購入できるのではないでしょうか。
最後にはやはり自分自身が使いやすいと感じるかどうかが重要です。「この工具をよく使う」というものがピンポイントではっきりしているようであれば、有名なメーカーの品を比較する目的で2～3点購入して同時に試してみるのもおすすめです。
日本の有名な工具メーカーをご紹介。
KTCは1950年創業、京都府久世郡久御山町に本社を置く工具メーカーです。アイテム数と生産量ともに国内No.1を誇ることで知られ、日本の上質工具の代名詞とも言われているほど。トヨタ自動車の車載工具として採用されたことが有名になる元であったことも関係し、特に自動車専用工具を揃える上では欠かせない存在です。
Ko-ken（コーケン）は1946年に創業した静岡県掛川市に本社をおく工具メーカーです。ソケットレンチに特化しており、工具の強度に定評があります。他社では扱っていない特殊なサイズのソケット、トルクスなどの特殊形状も揃っていることから、ソケットレンチを買う際には覚えておきたいメーカーです。
TONE（トネ）は大阪市浪速区にて1925年創業、老舗の総合工具メーカーです。ボルトの締結に特化しているのが特徴で、1938年に国内で初めてソケットレンチを作りました。他にもナットランナーやトルクレンチを選ぶ際には外せない有名メーカーです。電動工具のメーカーでお馴染みのマキタが大株主です。
VESSEL（ベッセル）は1962年に会社を設立、大阪市東成区に本社をおく工具メーカー。日本で初めてドライバーを量産販売したのがベッセルで、ドライバーの国内シェアは60％を占めており、圧倒的トップです。国内のみならず海外でも評価が高く、売上の25％は海外市場であるのも特徴。京都府福知山市と和歌山県橋本市に店舗を構える「グリーンホームセンター」は、ベッセルが経営しています。
大阪市浪速区に本社をおくHOZAN（ホーザン）は1946年に創業の工具メーカーです。自転車工具メーカーとして開業したのが始まりで、現在は電工工具の製品展開に強いのが特徴。ニッパーや電線用工具、電気工事士試験用のセットなどを手掛けており、ブルーのグリップのニッパーを一番はじめに手にする人は多いはず。
IPS 五十嵐プライヤーは1940年に新潟県三条市にて創業、現在は見附市に本社をおく工具メーカーです。1988年に日本で初めて掴むものをキズつけない「ソフトタッチシリーズ」を発売したことで有名になり、現場はもちろん、ホビー用もあります。他にも農業用工具、キッチンツールと一般ユーザーにも人気がある製品展開で、生活を支えています。
TOP（トップ）は1939年に創業した作業工具全般を扱うメーカーです。新潟県三条市に本社があり、業界では数少ない自社一貫生産体制を取っていることで知られています。高度成長期にモンキーレンチの製造を始めたことにより有名に。厚みの薄いレンチやプライヤーなど、約2000種類もの製品展開を行っています。
工具メーカーの中でも特に有名な企業が多い国ドイツからご紹介。
KNIPEX（クニペックス）は1882年に創業、ドイツのヴッパータールに本拠を置く工具メーカーです。プライヤー・ペンチ・ニッパーなどの握り物工具を展開しており、ヨーロッパを代表とする有名メーカーとして認知されています。日本でも握り物コーナーで海外メーカーの製品といえば、クニペックスのものがよく取り扱われている傾向があります。
1868年設立、HAZET（ハゼット）はレムシャイトに拠点を置く、ヨーロッパ有数の総合工具メーカーです。1950年よりフォルクスワーゲン・メルセデスベンツ・オペルと自動車メーカーに専用工具の供給を行い、後にヨーロッパ車のBMWにも供給も始めています。ヘックスソケットやレンチが有名で、精度や強度の高さが世界トップレベルです。
STAHLWILLE（スタビレー）は1862年創業、ヴッパタールに本社を置いています。ドイツの中でも特に古くから存在する企業で、元々は鍛冶職人の使う火バサミなどの製造から始まっています。現在はスパナやメガネレンチが主力。軽量な上に強度が高く、油がついても滑りにくい梨地仕上げなどが、日本でも人気の理由として挙げられます。
Wera（ヴェラ・ベラ）は1936年に創業したドイツを代表とするドライバー専門メーカー。ヴッパータールに拠点を置いています。人間工学に基づいた握りやすく力が掛けやすいグリップと、チップの食い付きの良さから日本国内でもドライバーが人気です。色分けされた六角レンチも作業中に使いやすいことで有名。
アメリカの有名な工具メーカーをご紹介。
Snap-on（スナップオン）は1920年に設立、アメリカ合衆国ウィスコンシン州の工具メーカーです。アメリカはもちろん世界各国で知られる有名なメーカーで、ハンドル分離型のソケットレンチを発明したメーカーでもあります。工具全体の強度が高く、メッキが剥がれにくいのが特徴。デザイン性も優れていることから、DIYを楽しむ人の間でも人気があります。
MAC TOOLS（マックツールズ）は1938年に設立されたアメリカ合衆国オハイオ州の工具メーカーです。自動車やバイク整備用のハンドツール展開が主ですが、建築現場で使えるものもあります。ドライバー・ラチェット・レンチ・各種エアツールと、約8,000種類もの製品展開の豊富さが魅力です。
有名な工具メーカー13社と、選び方について紹介しました。
有名な工具メーカーを知っておくと、初めて工具を購入する時や現場で急に工具が必要になった時に、サッと商品を選べます。
このコラムを参考に、今回紹介した有名な工具メーカーをチェックしてみてくださいね！
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