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石膏ボードの穴埋めにおすすめのパテを5種類ご紹介します。
石膏ボードの穴埋めはパテを使うと綺麗に仕上がります。引っ越し前や、空けた穴が目立って気になるという時は、元通りの壁に見えるようDIYで修復を行いましょう。
この記事では、石膏ボードかどうか見分ける方法をはじめ、大きな穴を埋める方法についても解説しています。
おすすめのパテに関しては100均で買えるものもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
穴埋めパテとは、壁にできた穴を防ぐためのペースト状の建築材料です。ピンや釘を打ち込んだ際にできてしまった穴は、パテで埋めることにより凹凸がなくなり、まるで穴などなかったかのような元に近い状態へ戻すことができます。
特に穴の直径が小さく石膏ボードとパテの色が近い場合は、パテで穴埋めをしたところがほとんどわからなくなり綺麗に仕上がります。
パテの使い方は簡単で、石膏ボードにあいた穴部分にパテを盛り、硬化したらヘラで余分なパテを取り除いて完成。製品により少々使い方が異なる場合がありますが、いずれも似たような使い方です。
ここから更に見栄えを良くするためには、軽く研磨を行って、上から壁と同じ色に塗装をする方法などもあります。基本的に作業中はゴム手袋を着用し、しっかり硬化する数日後までは、直接肌にパテが触れないようにしてください。
また、作業を行う際の床には新聞紙などを敷いておき、液体のパテがつかないよう気をつけましょう。
石膏ボードかどうか見分ける方法は、壁を軽く叩くことで判別できます。石膏ボードが使用されている場合は、外壁との間に空洞があるので、軽く叩くとコンコンと軽快な反響音がします。
もしくは、壁にピンを差した時にピンの先に白い粉がついたようであれば、石膏ボードの内壁であることを示しています。
石膏ボードは近年、大半の住宅で使用されている素材ではありますが、住宅事情はそれぞれ異なります。上記のような方法で石膏ボードかどうかを見分けた上で、穴埋めパテを選んでいきましょう。パテはさまざまなメーカーから発売されているので、次の項目からは実際におすすめの製品をご紹介します。
石膏ボードの穴埋めにおすすめのパテを5種類ご紹介します。ご自宅の壁の状態や、使い勝手を比較しながら製品を選んでください。
コニシボンドから発売されている、屋内の壁の穴埋めに使えるパテです。チューブ式になっているので、気になる穴に直接埋めることが可能。硬化後の切削や研磨が可能なので、はみ出たり盛り上がっている部分を落とすと綺麗に仕上がります。約600円ほどで買えるので、コスパのいい手軽なパテをお探しであれば、こちらがおすすめです。
アサヒペンから展開されている穴うめパテセット。こちらのパテはホワイト・アイボリー・ベージュと3つの色がついており、淡いカラーの壁紙に合わせて色を調整することができます。石膏ボード上の他の穴を過去に埋めた際に、色が合わなかったことがある場合の再チャレンジにもぜひ。
家庭化学より発売されている、石こうボード専用の穴埋めパテです。こちらはパテやヘラなど、必要なものが全てセットになって販売されているものです。穴があいた部分にアミテープを貼り、水を加えて練り合わせた石膏を刷り込んだら完成。硬化したら削ることも可能です。
家具をあてて開けてしまった穴や大きく剥がれた壁紙など、大きめの穴に対応できるパテをお求めであればこちらがおすすめです。直径10cm以内の穴であれば対応しています。
高森コーキの壁の穴埋めに使えるパテです。多くのパテが液体タイプであるのに対し、こちらは固形タイプになっているのがポイント。濃度の軽い液体を穴に注入する自信がない場合などは固形タイプがおすすめ。液がこぼれ落ちるようなトラブルがなく、スムーズに作業が進められるでしょう。
カラー展開が豊富で、1パックにつき3つのカラーの固形がセットになっています。ベージュ系のカラーが最もベーシックですが、他にもピンク系・青系・緑系・グレー系・黒茶・茶系のカラー展開あり。いずれもホワイトが含まれています。特殊な壁紙を修復したい時用に覚えておきたい製品です。
こちらは他のものとは少々用途が異なり、ねじ穴のグラつきを補修するパテです。何度もピンを抜き差ししているうちに、穴がグラつくようになった。どんどん穴が大きくなるばかりで困っている。でもそこへこれからもピンを差したい！そんな時の救世主です。細くなったノズルで石膏ボードの穴に直接パテを絞り出し、乾燥したらまたピンが差せる壁に強度が元通り。重いものを掛けていたせいでグラつきはじめた穴の強化用としても使うことができます。
100均でも石膏ボードの穴埋めパテは手に入ります。店舗はダイソーやセリア、キャンドゥと、いずれの100均でも取扱いがあります。チューブ式になっており、小さめの穴をサッと隠したい程度であれば十分な量です。
ダイソー 壁の穴埋めパテ
引っ越しといえば、ダイソーの壁の穴埋めパテが、このタイプの壁紙ならガチで穴が空いてたことがなかったことになるのでオススメですん pic.twitter.com/nWDK09fOcK
— いずみ壁打ちの呼吸 (@izumi_0_kabe) July 6, 2022
こちらの製品は100均ダイソーのもの。穴があった場所がわからないくらい綺麗に埋まっています。100円ということもあり、ちょっとお試し程度に買ってみたい時にもおすすめ。ぜひ店頭で探してみてください。
ピンで差したような小さな穴ではなく、大きな穴が開いてしまった。そんな時は、補修プレートを使った穴埋め方法が効果的。やり方について詳しく解説します。
用意するものは次の通りです。
ここで使う「補修プレート」とは、壁穴を補修するためのプレートとして販売されている専用のものを使います。ネットで「石膏ボード 補修プレート」などと検索を行うと、すぐに同様の商品がヒットします。
壁穴補修キット リペアプレート 2枚セット
こういった補修プレートやヘラがセットになったものも売られています。基本的にセットの中にパテは含まれていないので、別で購入しましょう。ここで使うパテは、上記でもご紹介してきたような、チューブタイプのものを選びます。穴のサイズによっては量が必要になるので、適度に量が入ったものを選んでください。
穴が開いた石膏ボードの表面に凸凹があれば、サンドペーパーで軽く磨いて整えます。サンドペーパーは粗目のものを使うといいでしょう。
補修プレートの裏紙を剥がしたら、穴が中心にくるように貼りつけます。シートの上から、乾いた清潔な布で擦って、全体を石膏ボードにしっかりと密着させます。
シートの上から補修用パテを絞り出したら、厚みが均一になるよう、ヘラを使って全体に伸ばしていきます。石膏ボードとシートの段差が目立たないように表面をならしておきましょう。約1日乾燥させたら、サンドペーパーで表面を磨いて作業は完了です。
大きな穴の場合は完全に目立たなくさせることが難しいですが、せめて色だけでも近づける。もしくは、壁紙の柄を型取りできるタイプの補修セットを使ってみるのも手です。
石膏ボードの穴埋めパテに関するよくある疑問について解決方法をご紹介。
パテで穴埋めをした上から更にピンは打てるのかどうかについて。パテによっては硬くて再度差し込むことができない可能性があります。今回「石膏ボードの穴埋めにおすすめのパテ」項目でもご紹介した、ピンのぐらつき補修パテのような専用のものを使うようにしましょう。
目地（継ぎ目）の隙間が気になり穴埋めをしたい時に使うのは、パテではなくコーキング剤です。目地に使われているものは素材がシリコンの場合が多く、石膏ボードの穴埋めとは素材が異なります。コーキング剤も市販されておりDIYが可能なので、目地が気になる場合はそちらもチェックしてみてください。
穴埋めパテはどこで買えるのかについて。主にホームセンターや100均などを中心に取扱いがあります。さまざまな製品を比較して選びたいようであれば、ネット通販サイトを利用するのもいいでしょう。
今回は、石膏ボードの穴埋めにおすすめのパテを紹介しました。
壁にできた穴を防ぐための建築材料「穴埋めパテ」を使用すると、石膏ボードの穴埋めを綺麗に仕上げられます。
今回のコラムを参考に、石膏ボードの穴埋めパテを選んでみてくださいね。
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