COLUMN
コラム
COLUMN
コラム
竹の伐採を自分でする方法についてまとめました。
竹の伐採を業者に頼まず自分で済ませたい。そう思った時に必要な道具や、竹の処分方法などについても詳しく解説しています。
1日の成長速度やよく伸びる時期、伐採の適期を把握した上で作業を行うと、竹の今後の状態が変わってきます。竹の「1m切り」や補助金のことについても触れているので、必要な情報があればぜひメモをしておいてください。
竹の伐採を自分で行う前に、まずは竹の1日の成長速度やよく伸びる時期、そして最も重要な伐採の適期についても確認しておきましょう。
竹は成長が早いという情報を耳にしたことはありませんか?節ごとに細胞が分裂して成長する竹は「成長点」と呼ばれる部分があるため、よく育つ時期だと節が1日に1センチ伸びることがあります。ではその節が30個あった場合どうなるのかというと、1日で30センチも伸びるという他の植物では考えられないような驚きの早さで成長していきます。
竹が最もよく伸びる時期は土地により異なりますが、基本的には4〜5月に出てきたタケノコは30日ほどですべての皮が剥がれ落ち、竹になります。そこからどんどん竹としての成長が進むことから、6月~8月あたりが竹がよく伸びる時期です。
では伐採するのはいつが適しているのかというと、竹の水揚げが止まる9月頃から冬の11月あたりまでの期間中です。春や夏の暖かい時期に竹を伐採すると腐りやすくなり、虫も呼び寄せやすくなります。品質が落ちるという意味での適期なので、切った後の竹を木材として利用する目的がない時や、どうしても伐採する必要がある場合などは季節関係なく作業に取り掛かるといいでしょう。
竹の伐採を自分でする際に必要な道具を揃えましょう。
ノコギリは竹を切るための道具です。竹専用のノコギリが売られているので、そちらを用意してください。専用のものは刃が丈夫で、カットがズムーズです。
竹の本数が少なければ、チェーンソーは不要です。ノコギリだけで作業を済ませられますが、太い竹や本数が多い場合は、手作業では追いつきません。チェーンソーでカットしましょう。チェーンソーは、家庭用の小さなモデルがあるので、そういったものを選ぶのがおすすめです。Makita(マキタ)やSTIHL(スチール)といった、有名メーカーの製品を選んでおくと、使い勝手がよく作業がスムーズです。
ナタは両刃と片刃タイプがありますが、竹の伐採には両刃タイプが使いやすくおすすめです。枝打ち・薪割り用のものを選びましょう。竹の枝を払い落したり、竹を割ったりする際に使います。
カマは草刈りに使います。枝や笹の葉を切り落とすためのものとして両方づかいできることからカマとしていますが、他に草刈りができる電動草刈機などがあれば、そちらを草刈に使うといいでしょう。
自分の身を守るために、安全装備は必須です。ヘルメット・防護メガネ・マスク・イヤーマフ・防振手袋・安全靴・防護ジャケット・防護ズボンとフル装備で作業を行いましょう。
竹の伐採を自分でする方法について解説します。
まずは竹を倒す方向を決めます。さまざまな方向へ切り倒していくと、次に行う作業の邪魔になったり、後で回収する時に大変です。安全面から考えても、方向は統一させておいた方がいいでしょう。他の竹や建物などの障害物がない場所へ、竹が傾いている方向へ逆らわず、自分で搬出しやすい方向などを目安にするといいでしょう。
竹を倒す方向を決めたら、実際に竹の伐採を始めていきます。一般的な木の伐採で行う方法でもありますが、倒す方向の竹に「受け口」を入れます。受け口とは、木の直径の約1/4以上の深さで、30~45度の切れ込みを入れることを指します。受け口は、できるだけ節のすぐ上で切ることにより、雨水が溜まることなくボウフラが湧くのを防ぎます。
受け口とは逆の方向を「追い口」と呼び、受け口の高さの2/3上のあたりに切れ込みを入れます。すると、先ほど入れた受け口に沿って竹が倒れ始めます。
竹が倒れ始めたら、必ずその場から一旦退避しましょう。自分がいる方向へ倒れてくるわけではありませんが、引っ張られた幹が裂けるなどして、想定外の方向へ跳ねる可能性があり非常に危険です。また、他の竹や木に引っかかった後は、いつ落ちてくるかわかりません。竹が落ちてくるまでは、その場で作業をするのは控えましょう。他に人が複数いるようであれば、下ろすのを手伝ってもらう方法などもあります。
この引っかかったままの「かかり木」作業は死亡事故が多いとされているので、竹の伐採中に竹が降りてこなくなったら、伐採業者に相談するなどの安全対策を取りましょう。安全に作業を進めるため、実際に竹の伐採を行っている方の動画を見本に観て、シミュレーションをしっかりしておくのも手です。
細い竹の伐採に関しては、受け口なしでそのまま伐採できます。直径が4㎝以下を目安に、切り口が水平になるよう切っていきましょう。また、細くても長さがある場合は、やはり安全面に注意しながら倒す必要があります。いずれにしても、竹や木の伐採は気を抜かずに安全第一で作業を行いましょう。
竹の1m切りとは、2年目からの竹の成長を弱めるために自分で行うカットの仕方です。竹を1mの長さで伐採することを毎年続けていくことで、3年目あたりから枯れ始めます。
これは竹が切られたことに気づかず、切り口から栄養や水分を吐き出してしまうことで成り立ちます。そして竹の根は地面で他の竹と繋がっているため、地表に出ているすべての竹を1mの高さで切ることで根絶します。
1m切りを行う際は、竹があまり成長することがない休眠期の冬に伐採することが重要です。竹枯らしを行い、土地の片付けを徐々に行いたい場合は試してみてはいかがでしょう。
伐採した竹の処分方法は、お住まいの自治体の処分方法に従います。例えば東京都渋谷区の竹(木の枝・木くず)の処分方法は、基本は可燃ゴミとして、太さ10cm長さ50cm以下まで。多い場合は清掃事務所に連絡するよう記載があります。(2024年1月時点)
サイズや量によっても処分方法が変わってくるため、自治体のページをよく確認してみてください。
中には竹粉砕機を無料で貸し出す自治体も存在するので、気になるようであれば問い合わせてみるのもいいでしょう。竹を粉砕したものは、ウッドチップとして活用したり、土壌改良材として使うなど用途の幅もさまざまです。
伐採した竹を放置しておくと、数年かけて徐々に腐っていきます。土地に余裕がある場合はどんどん積み上げがちですが、竹は丈夫で、想像以上に腐らせるまでに時間を要します。切った竹を放置している中で、切り株に雨水が溜まるとボウフラの温床になる点にも注意が必要です。
また、積み上げた竹が原因で誰かが近くを通った際に崩れて巻き込まれたり、自然災害により崩れるようなことがないようにしなければなりません。竹はできる限り早いうちに、適切な方法で処分することを心がけておきましょう。
竹林を放置しておくと、近隣の土地に侵入したり、腐食した際に倒れたりとさまざまな問題が起こるようになります。そんな環境を変えるために、放置竹林対策に使える補助金が各自治体で出されていることがあります。
対象となる作業や補助額は自治体によりさまざまです。竹林の土地所有者か、土地所有者から業務委託をされている場合に補助金制度が受けられる可能性があります。これから竹林整備を検討しているようであれば、一度自治体に確認してみましょう。
今回は、竹の伐採を自分でする方法について紹介しました。
竹を伐採するのは、9月頃から冬の11月あたりまでの期間が適しています。
伐採した竹は、自治体の処分方法に従って処分するようにしましょう。
今回のコラムを参考に、自分で竹を伐採してみてくださいね。
エコツールからのお知らせ
「昔使っていた工具の処分どうしよう…」
「倉庫の場所を圧迫している工具どうしよう…」
そのようなお悩みはありませんか?
エコツールはそのようなお悩みも解決!
エコツールなら年代・メーカー問わず買取が可能。
工具の大量お持込みも大歓迎です!
まずは実際にいくらで売れるかを、LINEを使ってチェック!
写真と簡単な情報を送るだけでOK!
査定金額に納得できたら、いざ買取へ
【全国対応/宅配買取】
日本全国から買取申込が可能!
ダンボールに入るサイズであれば、宅配買取が便利!
詳しくはコチラから!
【愛知県内全域/出張買取】
愛知県内であればどこでもOK!
もちろん出張費等はかかりません!
たくさん買取に出したい方、持っていくのが大変な大型電動工具などがある方は、出張買取がオススメです!
【店頭買取】
愛知県内に6店舗展開中!
トラックも止められる駐車場も完備しています!
すぐに買取へ出したい方は、店頭買取がオススメ!
▼エコツール店舗情報
▶エコツール 岡崎インター店
▶エコツール 笠寺店
▶エコツール 豊田インター店
▶エコツール 知立店
▶エコツール 岡崎岩津店
▶エコツール半田店
工具の買取はエコツールで決まり!
ご利用お待ちしています!
CATEGORY
カテゴリ一覧