金属の切断など様々な作業に対応しているマルチツール
金属切断などの多くの作業を1台でこなせる
DIYにハマると、DIY用の工具が増えてきて管理が大変になっても、ついつい新たな工具を探してしまうものです。これ以上工具が増えるのはちょっと困る、と感じているのであれば、電動工具のマルチツールを購入して、色々な工具の役割をマルチツールに一本化することをおすすめします。
マルチツールは、先端の替刃部分を取り替えることにより、1台で様々な用途をこなせる非常に便利な電動工具です。ちなみに、電動ドリルのヘッド部分を取り替えることで、ドリルやサンダーなど様々な機能を持たせられるコンボツールも、マルチツールと呼ばれる場合があります。取り替えることで多くの作業に対応できる点は似ていますが、対応している作業はマルチツールとコンボツールで異なるので、注意が必要です。
マルチツールの替刃の種類は数え切れないくらいありますが、その機能は切断、剥離、研磨の3つに大きく分けられます。DIYで金属、木材、タイルなどを切断したい場合に大活躍するのが、小回りが利く上に、パワーも十分なマルチツールです。
マルチツールの機能の中でも切断は特に出番が多く、替刃を変えるだけで様々な素材に対応できるのが魅力です。実際に工事現場でも、金属管、石膏ボード、仕上げ材などの様々な素材を切断できるマルチツールは重宝されています。金属の切断はハードルが高いので、個人でDIYを楽しむのであれば金属を扱うのを避けるのも手ですが、配管のDIYなどで金属の切断が必要なのであれば、マルチツールと専用の替刃の力を借りるのが効果的です。
剥離もDIYでは必要になることが多い作業ですが、ハンマーや電動ドリルなど、素材ごとに適した工具を用意して対処するのが普通です。そのため、複数の素材を剥離する必要がある場面では工具が増えやすいのですが、マルチツールがあれば、素材に対応した替刃を用意するだけで、タイルやモルタル、コーキング材などを剥がすことができます。
研磨も、剥離と同様に素材に対応した工具を用意するのが普通ですが、素材に適した替刃があれば、マルチツール1つで対応可能です。
マルチツールは充電式とコード式の2種類があり、充電式であれば場所を問わず、様々な場所で使えます。コード式はコンセントが必要ですが、長時間の作業も問題なくこなせるので、使用する環境に合わせてタイプを選びたいところです。
マルチツールの替刃の規格
マルチツールを使用する上で必ず押さえておきたいポイントが替刃の規格で、マルチツールに合った替刃を選ばないといけません。日本でマルチツールが発売されてから長らく、マルチツールの規格と言えばOISのことでした。そのため、OIS規格の替刃は非常にスタンダードで種類も豊富ですが、近年は状況が変わりつつあります。
新たな規格であるスターロックシステムが2016年に登場しており、こちらは強固な取り付け構造が採用されている上に、パワーもOIS規格より上です。スターロックシステムには3つのグレードが用意されていて、最もグレードが低いのがスターロック、中間のグレードがスターロックプラス、最上位のグレードがスターロックマックスです。グレードが上がると比例して性能も上がりますが、一方で替刃に対応しているマルチツール本体は少なくなります。
現状、替刃の規格はOIS規格とスターロックシステムの3グレード、合計4種類が存在しており、マルチツール本体も、OIS規格に対応した製品とスターロックシステムの3グレードに対応した製品の4種類があるため、使用できる組み合わせがやや分かりづらいのが実情です。
今のところ、最も多くのマルチツールに対応している替刃は、スターロックシステムの下位グレード、スターロックです。スターロックはOIS規格と互換性があるため、スターロックシステムが登場する前のマルチツールでも問題なく使用できます。逆に、従来のOIS規格の替刃は、スターロックシステム対応のマルチツールでは使用不可で、OIS規格対応のマルチツールでしか利用できません。
替刃のスターロックプラスとスターロックマックスは、現状では対応しているマルチツールが少ないのが難点です。スターロックシステム対応のマルチツールは、下位のグレードの替刃には対応しているものの、上位のグレードの替刃には対応していません。替刃のスターロックプラスは、スターロックプラスと上位グレードのスターロックマックスに対応しているマルチツール本体で使用できますが、下位グレードであるスターロック対応のマルチツール本体では使用できません。最上位グレードである替刃のスターロックマックスは、スターロックマックス対応のマルチツール以外では一切使えないため、性能こそ優れているものの、汎用性に難があります。
個人で使用するためにマルチツールを購入するのであれば、OIS規格対応、もしくはスターロック対応のマルチツールを選ぶのが無難です。OIS対応のマルチツールは、OIS規格の替刃とスターロック対応の替刃の両方が使えるので汎用性の面で優れています。しかし、今後の将来性を考えるとスターロック対応のマルチツールも十分に有用という印象です。
マルチツールのデメリットは
マルチツールのデメリットとして挙げられるのが、メーカーや商品の選択肢がさほど多くはない点です。現在のところ、マルチツールの製造に積極的に取り組んでいるメーカーは少なく、OIS規格しかなかった時代のマルチツールもまだまだ現役です。
スターロックシステム対応のマルチツールを購入する場合、メーカーの選択肢は工機ホールディングス、ボッシュ、マキタの3社にほぼほぼ絞られます。工機ホールディングスは、かつては日立グループの一員でしたが、現在はアメリカの投資会社傘下のメーカーです。ボッシュはドイツのロバート・ボッシュの日本法人で、自動車部品や工具の生産販売などを手掛けているメーカーです。マキタは戦前設立の老舗工具メーカーで、DIYを始めれば何かしらマキタの製品を手にする機会があると思います。個人的にはマキタのマルチツールをおすすめしたいところですが、そこまで選択肢は多くはないので、色々と比較した上で購入する製品を選んでください。
本体がさほど大きくなく小回りが利きやすい分、作業の規模が大きいと、逆に効率が悪くなりやすい点もマルチツールのデメリットです。広範囲の処理をできないわけではないものの、マルチツールを使うより、個別に工具を使って作業を進める方が効率的なケースがあります。もっとも、個人のDIYでは、マルチツールを使うことで逆に効率が落ちるような場面はそう多くはないという印象です。
先に書いたように、マルチツールは充電式とコード式があります。充電式のデメリットはやや本体価格が高めな点です。当然ながら、充電がなくなれば使用はできません。ただし、個人がDIYで使う場合、充電を忘れない限り、使用時間の問題はそうそう起きないでしょう。
コード式であれば時間を気にせず作業に集中できるものの、コンセントが必要なので、屋外など力を発揮できない場所も多くあります。また、コードが必要な都合上、作業中にコードが邪魔になる恐れがあるのも大きな難点です。
DIYで使用する場合、基本的には充電式の方が使いやすいと思いますが、長時間の作業を前提とするのであれば、コード式も十分に選択肢に入ってきます。一概にどちらがよいというわけではなく、価格や使用する場所、使用時間と相談しながら決めるとよいでしょう。
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