刈払機の正しい使い方と注意点とは?
空地や庭の雑草は取っても取っても生えてくるので、きれいにしておくのがとても大変です。そこで役に立つのが刈払機です。家庭でも一台持っておくと使える場面が多く、購入を考えている人もいることでしょう。しかし、刈払機は便利な反面、使い方を誤ると大きな事故につながりかねない道具でもあります。そのため、刈払機の正しい使い方や注意点を覚えてから使用するべきです。
刈払機使用前に確認すべきこと
刈払機の使用に伴う危険は、間違った使い方をするだけでなく、作業場所や本人に問題があることによっても生じます。まず、作業する人の体調が良い状態で刈払機を使うべきです。というのも、刈払機は重いですし、体力を使う機械だからです。疲れていたり足腰や手に怪我などをしていたりすると、うまく機械を扱えずに事故を起こすきっかけとなってしまいます。飲酒をした後や眠気を催すような薬を飲んだ後には使用してはいけません。さらに、雑草除去は夏の時期にすることが多いので、熱中症対策をしっかりとして作業をしないと、途中でボーっとして操作を誤る危険も出てきます。
適切な作業服を着用することと、保護具を使うことも心がけましょう。暑いからと半袖半ズボンで作業するのは危険です。切断している時に小石が飛んだり、異物が飛散したりすることが多いので、肌の露出はできるだけ避けましょう。また、すそや袖の部分がダボダボしていると、その部分に引っかかったり刃が当たったりしやすくなります。きちんと服をまとめられるようにしておきます。そして、ゴーグルや保護手袋などの保護具をすることも大事です。飛散した小石や雑草が目に入ると大きな怪我に発展しかねません。長時間作業する場合は、イヤーマフという防音のための覆いをして騒音から耳を守りましょう。
自分自身の状態に問題がないことと同時に、刈払機本体の安全を確かめます。それぞれのパーツがしっかりと取りつけられていて、ガタツキや緩みがないかを点検します。特に刃の取り付け、締め付けがしっかりとなされているかを見て、実際の使用前に軽く試運転をしてみることも大事です。刃にひび割れや欠けがあると、作業中に破片が飛んで大怪我をする恐れがありますので、新品と交換しましょう。
刈払機の多くは、刃の周りに飛散防護カバーが取り付けられています。カバーがあると雑草などが引っかかりやすいとか、作業しているところが見づらいといった理由で、カバーをずらしたり外したりする人もいます。しかし、これは絶対にしてはいけません。自分の方に小石などが飛んでこないように守るものですし、万が一自分の足などに近づいても防護するためのものだからです。
作業場所についても事前に確認します。空き缶や石などがあると刃にぶつかって破損、飛散の原因となりますので、取り除いておきましょう。また、水道の栓やケーブルなどを切断しては大変なので、もしあるようならそこに目印をするなどして触れないように気を付けます。作業場所の足場が悪いとか、斜面になっている場合は、安全に立って作業ができるかを確認してから作業に移るようにします。もし、あまり作業に慣れていないのであれば、危ない場所は手作業で刈った方が良いでしょう。
また、周りの状況もチェックしましょう。道路や近所に雑草や小石が飛んで、家や歩行者、自動車などに傷をつけることがないか、雑草を飛ばして迷惑をかけることがないかを確認します。もし心配なら、他の人に衝立のような覆いをしてもらって、異物が飛んでいかないように作業します。
刈払機の正しい使い方
刈払機の使い方については、まず製品の取扱説明書を確認して注意事項をチェックします。その上で、一度機械を肩にかけて、ベルトの長さを調節します。そして、少し試しに動かしてみて、問題なく左右に振れるかどうかを見ましょう。エンジンを点ける際には、すぐ近くに誰もいないことを確かめてから、地面に置いてかけます。エンジンの回転数が高くなると刃も回りますので、メインパイプを少し高くして刈刃が地面に触れていない状態で始動させましょう。
そのままゆっくりと刈払機を肩にかけます。そのまま雑草を刈っていくわけですが、その際にはハンドルを両手でしっかりと持ち、腰を回転させる形で機械を動かします。手だけで回そうとしないことです。また、刈払機は体の右側で動かすようにして、大きく体の左側まで持ってこないようにします。刃は半時計回りに回転していますので、右から左に振るようにして切断していくと抵抗が少なくスムーズに作業ができます。逆の向きで機械を動かすと、雑草が刃にからまりやすくなりますので気を付けましょう。同時に、刃が足元に近づかないようにすることと、刃を自分の膝の高さよりも上げないことを心がけてゆっくりと動かします。足場を確かめながら、足を進めますが刃にあまり近づかないように小股で歩いた方が安心です。
刈払機使用に当たっての注意点
木や石、コンクリートなどの硬いものや大きなものに刃が当たると、「キックバック」と呼ばれる現象を起こします。刃が当たった瞬間に強く弾かれるような動きです。そのまま足などに刃が当たる可能性もあり、かなり危険な現象です。そのため、できるだけ草以外のものに触れないように注意しましょう。
長い雑草などは、正しい使い方をしていても刃に巻き付いてしまうことがあります。見た目にも草が巻き付いていることが分かる、急に回転が重くなったと感じたら一度エンジンを停止しましょう。そして、刃の回転が止まったのを確認してから草を取り除きます。エンジン回転数を下げると刃が止まっているように見えます。しかし、そのまま巻き付いた草を取り除くのは、急に刃が回転することもあるので大変危険です。必ずエンジン停止を確認してから除去しましょう。
草の密度が低かったり、細い雑草だったりするとそれほどパワーはいりませんので、スロットルを半分くらい開けば十分です。しかし、密生している状態であったり、太くて硬い雑草が多かったりする部分ではしっかりとスロットルを開いて回転数を上げて作業しましょう。回転数が低いままだと、雑草がしっかりと切断されることなく倒されて、そのまま刃に絡みつきやすくなるからです。最初のうちは回転数の感覚がつかみにくいこともあるかもしれませんので、まずは生え方がまばらなところから慣らして作業をするのがおすすめです。
刈払機の中には、刃ではなくナイロンコードが付いているものもあります。使い方は刃のものと基本的に同じですが、回転数は常に高めで作業するという点で違いがあります。回転数が低いと草を巻き込みやすいですし、機械に負荷がかかりやすくなるからです。スロットルは3分の2以上開けて作業するのが良いでしょう。また、刈払機を振る向きですが、刃の場合は右から左に振りますが、ナイロンコードの場合は逆に左から右に振るようにします。こうすることで、カットした雑草が自分の方に飛んできにくくなります。
まとめ
雑草処理には刈払機が大変役に立ちます。しかし、正しい使い方をしないと大きな怪我につながる危険度の高い機械ですし、近所や近くの通行人に迷惑をかけてしまうこともあります。そのため、使用前には自分や機械、作業場所のチェックをしっかりと行いましょう。安全に作業をすることを心がけ、決して慌てて作業するのではなく正しい使い方をしっかりと守るようにしましょう。
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