【保存版】狭いところで活躍するおすすめ工具を紹介
DIYをしているときに、狭いスペースで作業しなければならないこともあるでしょう。このような場合、工具の種類によってはなかなか作業箇所に届かず、もどかしい思いをすることもあります。しかし、工具の中には、狭いところで活躍するアイテムもあります。
ソケットレンチを活用する
ソケットのかけづらい場所で、ボルトを締めないといけない場合もあるでしょう。この場合には、ソケットレンチを活用するといいです。ソケットレンチをエクステンションバーに取り付けることで、長さを延長できます。エクステンションバーには30mm程度のものから、最も長いものとなると1,000mmのものもあります。1,000mmのエクステンションバーを活用すれば、遠い狭いところでも無理なく作業できます。
エクステンションバーを継ぎ足すことで、さらに長さを延ばすことも可能は可能です。しかし、エクステンションバーを継ぎ足してしまうと、強度が落ちてしまいます。工具メーカーでも推奨していないので、よほどのことではない限り、控えたほうがいいでしょう。
ハーフムーンレンチの使用
狭いところでの作業では、曲がったところにボルトを締め付けないといけない場合もあるでしょう。このような入り組んだ場所で使用する際には、ハーフムーンレンチを利用するといいです。ハーフムーンという言葉の通り、半月状になっているのが特徴のレンチです。曲がったフォルムになっているので、入り組んだ場所にアクセスする場合にはこちらを利用するといいでしょう。
フレックスラチェットの活用
フレックスラチェットも、狭いところで作業する際に重宝する工具です。ラチェットの中でも、ヘッドと柄の部分であるグリップの角度を自由に変えられるのが大きな特徴です。
狭いところで、通常のラチェットではハンドルをうまく回すことができないケースもあるでしょう。そんなときにグリップを立てれば、障害物にぶつかることなく、ボルトを緩めたり締めたりすることが可能です。また、グリップの角度を変えることによって、自分にとって作業のしやすいポイントを見つけることもできます。狭いところで作業する場合だけでなく、作業効率を上げるためにも、フレックスラチェットがあると何かと重宝します。
首振りラチェットハンドルの導入
首振りラチェットハンドルも、ラチェットの中でヘッドとグリップの角度をある程度自由に変えられます。メーカーによっては、「フレックスラチェットハンドル」と呼ぶこともあります。
通常のソケットだと、狭いところではハンドルをうまく回すことができないケースもあるでしょう。首振りラチェットハンドルであれば、グリップを立てられます。このため、障害物があってもボルトを緩められます。エクステンションバーを用いれば、さらに広いスペースで利用できます。
ラチェットヘッドのフレックス部分が自由に動きます。このように言われると、作業中にふらつくようなことはないのかと心配する人もいるでしょう。しかし、フレックス部は固定できるので、安定感があります。多少力をかけても、ずれるような心配はありません。作業効率を上げるためにも、手元にあると重宝する工具の一つです。
スイベルラチェットハンドルの活用
スイベルラチェットハンドルは、ラチェットハンドルと首振りラチェットハンドルの機能の両方を併せ持つアイテムです。加えて、グリップを垂直に立てることもできます。まるでドライバーのように活用することが可能です。
首振りラチェットハンドルは、ヘッドに対して水平に回転させます。一方、スイベルラチェットハンドルは全くの逆で、垂直に回転させることが可能です。ひとたびスイベルラチェットハンドルを使用すれば、その使いやすさを実感できるでしょう。「ラウンドヘッドラチェットハンドル」という名称で販売されるケースもありますが、機能面は同じです。
ユニバーサルジョイントの利用
ユニバーサルジョイントは、エクステンションバーと組み合わせることで、狭いところでかなり活躍する工具と言えます。ソケットの角度をつけられるので、狭いところでの作業もスムーズにできるでしょう。ユニバーサルジョイントの特徴として、回転軸が2つあるのも大きなポイントです。どのような角度でもフレキシブルに対応できます。
ユニバーサルジョイントの中でもおすすめなのが、KTCのneprosのものです。こちらは、グランドクロス構造を採用しているのが大きな特徴です。回転軸が十字にアレンジされているので、軸の高さを同じ高さに調節できます。トルクが高く、スムーズな伝達が可能です。その結果、スムーズに動きますし、作業効率性もアップします。
ユニバーサルボールジョイント
ユニバーサルボールジョイントは回転軸が一つの構造になっており、回転軸のボールが回転する仕組みの工具です。回転時にスムーズに動き、安定感のあるのが特色です。ユニバーサルジョイントと比較して、ふらつきがなく、しっかり力を伝えられます。可変角度は25度なので、ユニバーサルジョイントと比較して少なめです。しかし、高さを低く抑えているため、狭いところで作業することに限っては、操作性に優れていると言えます。
ラチェットスパナを活用する
隙間の狭いところでボルトを締めるときには、ラチェットスパナを活用するといいでしょう。ラチェットスパナのメーカーとして定評のあるのがコーケンです。片穴タイプのラチェットスパナだけでなく、チョーショートのソケットを組み合わせているのが特徴です。ソケットを挿入する凹型ラチェットにすることで、ヘッドを従来工具よりも薄くすることに成功しました。一般的なラチェットハンドルとソケットの組み合わせと比較して、より狭いところにアクセスできるようになっています。もし狭いところでしばしば作業するならば、コーケンのラチェットスパナの購入も選択肢の一つです。
ユニバーサルソケットの導入
ユニバーサルソケットも、狭いところで作業する場合に重宝するアイテムの一つです。ソケットにユニバーサル機能のついているのが大きな特徴です。ボールポイントユニバーサルと比較すると、全高を低く抑えているのも特徴です。ユニバーサルジョイントとソケットを組み合わせたものと比較して、狭いところでもストレスなく作業できます。
ただし、ユニバーサルソケットの場合、特定のソケットしか使用できないのがネックになるかもしれません。ほかのサイズのソケットに変更はできないので、その部分は留意する必要があります。
まとめ
作業スペースが狭いために工具がなかなか入らず、フラストレーションがたまったという経験のある人もいるでしょう。しかし、ここで紹介したように、狭いところで実力を発揮する工具もいろいろとあります。もし今持っている工具でなかなかうまく作業を進められないというのであれば、狭いところで重宝する工具を新たに購入することを検討しましょう。
作業のたびに、マッチする工具は変わっていきます。ですから、新しい作業を始めて別の工具が必要になったときに、購入していくといいでしょう。そうすれば、徐々に工具のバリエーションも充実していきます。それぞれの場面で使いこなせる、ふさわしい工具が徐々にそろっていきます。工具がだんだんそろっていくのを見ていくのも、DIYの醍醐味の一つと言えるのではないでしょうか。
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