コンプレッサーを使って塗装をするメリットとは?
DIYをするのにあると役立つのがコンプレッサーです。いろいろな用途で使えるのですが、特に活躍の機会が多いのが塗装をする時です。しかし、実際にコンプレッサーとはどんな機械なのか、刷毛やローラーで塗装をするのとどんな違いがあるのか?といった疑問も浮かんできます。そこで、コンプレッサーとはどんな工具で、どんな使用メリットがあるのかを解説していきます。これでワンランク上のDIYを実践してみましょう。
コンプレッサーとは?
コンプレッサーは、「エアーコンプレッサー」とか「空気圧縮機」と呼ばれる工具です。名称からも理解できるように、モーターを使って空気を圧縮して、空気圧を高めて送り出す機械のことです。扇風機のように単に風を送るというよりも、一気に強い風をピンポイントで送り込むためのものです。
この圧力のかかった空気を使っていろいろなことができます。一番単純なのは、空気でホコリや木くずなどを吹き飛ばすという用途です。また、空気圧を使って釘やビスを打ち込むこともできますし、丸ノコを空気圧で動かす工具もあります。そして、DIYで一番活躍するのが塗装で、圧力のかかった空気に塗料を乗せることで、木材などに塗装を吹き付けることができます。
コンプレッサーの仕組み
コンプレッサーは、主にモーターとシリンダーによって空気を圧縮する仕組みです。これは浮き輪などを膨らます足踏みポンプと同じ原理で、空気を吸い込んでそこに圧力をかけることで圧縮するというものです。通常、市販されているエアーコンプレッサー製品は、大きなタンクがあり、ここに圧縮した空気をため込んでおきます。このタンクがないと、常にモーターを動かさないといけないですし、継続使用していると十分な空気圧を高められなくなってしまいます。そのため製品によってタンクの容量に違いがあって、業務用になるとかなり大きなタンクを持っています。ただし、その分スペースや重量が増えますので、バランスよく選ぶことが重要です。
コンプレッサーには調整弁があって、自分の好みの空気圧に調整できる製品が多いです。価格の安いものはこの調整ができずに、決まった空気圧しか出せないこともありますが、DIYで使うのであれば空気圧調整ができるものを選んだ方が良いでしょう。標準的な空気圧は0.7MPaで、これは空気を8分の1にまで圧縮した8気圧に相当します。
コンプレッサーにはオイル式とオイルレス式という2種類があります。オイル式というのはオイルを空気の中に含ませるもので、耐久性が高いことや騒音が小さいなどのメリットがあります。しかし、吹き出す空気の中にもオイルが含まれてしまいますので、塗装用途には使うことができません。主に、エア工具を使うために利用するものです。そのため、DIYで塗装をしたいということであれば、オイルレス式を購入する必要があります。
オイルレス式とは吹き出す空気にオイルが含まれないもので、塗装用に使われるタイプです。自動車やバイクのようにオイルを交換する必要がないという気軽さもあります。一方で騒音が大きくなるといったデメリットもあります。
DIY塗装をするために必要なもの
コンプレッサーを使ったDIY塗装をするのであれば、まずニーズに合ったエアーコンプレッサーが必要です。コンプレッサーはかなり幅広いバリエーションがあり、そのタンクの大きさやかけられる空気圧の高さ、連続使用時間などの違いがあります。価格と性能は比例することが多いので、どのレベルの作業となるのかを考えて店員さんと相談しながら決めると良いでしょう。
コンプレッサーから空気を送り出すためにエアーホースが必要です。ホース部分の素材や形状、長さによって使い勝手も価格もかなり変わってきます。安いものだとホースが硬くて動かしにくかったり、束ねるのが難しかったりします。また、無駄に長いと引っかかったりホースが塗装部分に触れて塗装面が汚くなってしまったりすることもあります。安くても塗装品質自体が落ちるということはありませんが、使い勝手にはかなり影響しますので、じっくりと考えて選定したいところです。
エアーガンもしくはスプレーも必要です。これは塗料を入れて、吹き付けるためのパーツです。塗料を入れるためのポットがガンの上に取り付けられているものと、下に付いているものがあります。その違いによって、塗料の出方が変わってきます。また、上にポットがあると重く感じられるので細かな動きをしづらいといった差も出てきます。どちらが良いとは一概に言えず、自分として使いやすいものを選ぶことが大事です。また、異なる色の塗料を塗る際には、複数のスプレーガンが必要となりますので、複数用意することになります。
コンプレッサーで塗装をするメリット
塗装は刷毛やローラーですることもできます。こうした一般的な塗り方とコンプレッサー塗装との違いとしては、刷毛目やローラー目と言われる跡が付きにくいというメリットがあります。物理的に塗料をローラーなどで押し付けることがないので、均一に塗れるのです。その分艶が出てくる傾向があり、よりきれいな見た目になります。特に油性で硬くなりがちな塗料については、塗装面が平滑で美しく仕上げるためには吹付の方が良いです。
広い面積を塗るのにも吹付塗装の方が適しています。刷毛やローラーのようにイチイチ塗料を付けながら塗る必要がありませんし、一度に塗れる面積も広いからです。また、入隅のローラーなどでは塗りづらいところも吹付なら簡単に塗れますし、きれいに仕上げられます。
上手に塗装をするポイントと注意点
メリットの大きな吹付塗装ですが、多少のテクニックが必要となります。というのも、高い空気圧で塗料を吹き付けるため、塗料が広い範囲に飛んでしまうからです。塗りたくないところにはしっかりと養生をしないと、すき間から塗料が入って汚してしまいます。養生テクニックが仕上げの美しさを決める手法でもあるわけです。
また、テンポよく手を動かしていかないと、一か所に塗料が多く乗ってしまい塗料ダレにつながります。もしくは、波のように塗装されてしまいます。全体を均一の塗装面とするためには、同じリズムで左右もしくは上下にスプレーガンを動かして塗っていくことが重要なのです。また、油性ならシンナー、水性なら水を入れて薄めるのですが、その割合の見極めもしっかりとすべきです。ローラー塗りとは異なる配分となりますのが、塗料に合ったシンナーの量を使うことが求められます。
注意点としては、塗料が風に乗って飛んでいきやすいので、壁などに付かないように気を付けるべきです。屋外で塗装するのであれば、隣近所の家屋や自動車に飛んでいかないように細心の注意を払いましょう。また、自分自身や近くにいる人が塗料やシンナーを吸いこむことになりますので、必ず工業用のマスクをすることや、肌が露出しない格好をするといった配慮も重要です。
まとめ
コンプレッサーを使って吹付塗装することには、より美しい仕上げができることや効率よく作業できるといったメリットがあります。コンプレッサーはホームセンターやリサイクルショップなどでも販売されていて、DIY目的でも利用しやすい工具です。性能や種類には違いがありますので、DIYでどんなことをしたいのかを考えた上で、じっくりと自分に合った製品を選ぶようにしましょう。こうしてワンランク上のDIYを満喫できるようになります。
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