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工具のトリマーを使ってできることを6パターンご紹介します。
工具のトリマーを使ってできることは色々あります。木材のトリミングや面取り、溝切りと、まるでプロのような仕上がりに期待できる道具ですが、これらを行うにはビット選びが重要です。
この記事ではトリマーの選び方や使い方をはじめ、よくある疑問点や注意点も解説します。これから本体を購入予定の方はもちろん、持っているものの使いこなせていない方も、ぜひ参考にしてください。
工具のトリマーとは、木材に加工を施す際に活躍する電動工具です。木製のデスクや天板を見ると、端にカーブを描いた加工が施されているのが確認できると思いますが、そういった装飾加工をこなすのがこの「トリマー」です。一見プロでなければできないのではないかと思われがちな美しい角や端の処理が、トリマーを使いこなせるとDIYでもできるようになります。
そんなトリマーですが、カーブを描いたような加工の他にも、まだまだできることがあります。次の項目では早速、工具のトリマーを使ってできることについて6つのパターンをご紹介していきます。気になっている処理方法などがあればお見逃しなく。
工具のトリマーを使ってできることを6パターンご紹介します。
素材に角度のある面を設けることを面取りと呼びます。角をカーブを描いたように削ることで見栄えをよくしたり、ケガを防止する加工としても役立ちます。
溝掘りとは、素材に溝を掘る作業のことを指します。溝を作ることでベニヤやガラス、アクリルといった板状のものを嵌め込んだり、家具の滑り止めとして使うことも可能。そのほか、棚や引き出しの組み立てに溝を正確に掘る必要がある場合にも活躍します。
板状の素材を好きなデザインや文字の形状に切り抜くことができます。切り抜いたものは装飾や看板づくりに使えたり、アイデア次第では小物を作ることもできるでしょう。
倣い(ならい)加工とは、テンプレートに沿ってカットすることで、同じ形状のものを複製できる技法のことです。例えば切り抜き作業でカットしたものがあり、それを素材の上に重ねて切り出すことで、もうひとつ同じものを作り出すことができます。
コンパスのような要領で、軸を支点に真円にカットすることができる加工方法です。テーブルやオリジナル家具の天板制作など、大きな円を必要としている際に活躍します。
木の凹凸を組み合わせることで、強固な接合になる「あられ組み」などの木組みとして木を切り出すことができます。木材の枠やケースを製作する際にこの技術を活用すると、高精度で頑丈な仕上がりに期待できます。
これら6パターンが工具の電動トリマーを使ってできることです。使い慣れるとプロのような仕上がりにも期待できるので、こういった色々な技を駆使して、物づくりを楽しむことができるのはトリマーならではです。次の項目では、製品の選び方について解説するので、これから電動トリマーを購入予定の方はぜひチェックしておいてください。
工具のトリマーの選び方について解説。
トリマーはビットの選び方ひとつでさまざまなカットが可能です。大きく分けると「面取り用」と「溝掘り用」の2つに分けられ、面取り用は先端についているボールベアリングで削り出し、溝掘り用はストレートビットになっているのが特徴です。
更にここからカット方法に合わせた数種類のビットが存在するため、好みの仕上がりになるビットを揃えていくといいでしょう。複数種類のビットがセットになって売られていることもあります。
面取り用:角面、丸面、ひょうたん面、サジ面、ギンナン面など
溝掘り用:U溝型、V溝型、アリ溝など
電源の仕様にも注目しましょう。「コード式」か「充電式」のどちらかを選ぶ必要があります。
「コード式」はコンセントに挿して使うタイプで、充電が切れるような心配がなく長時間の作業に向いています。人によってはコードの取り回しが気になる可能性があります。
「充電式」は充電バッテリーを搭載したタイプで、コードが邪魔にならないので作業がラクです。場所を選ばずどこでも作業ができるでしょう。ただし作業時間はバッテリーが切れるまでに限るので、長時間の作業には向きません。
トリマーは刃が回転することで木材を削り出し加工する工具です。この回転力が強ければ作業効率が上がり、スピーディーに切り終えることができます。DIYなどでゆっくり切り出すことに集中したい場合は回転力の強さは不要ですが、作業を早く進めたい場合や仕事で使う場合には、回転数もチェックしておきたいところ。
回転数は、製品の概要欄に詳しく記載があり、1分間につきいくらの回数で回転するかが数値で表わされています。数値が大きいほど回転力が強くなります。
トリマーはモデルごとに本体サイズが異なります。特に重さは作業効率に影響し、長時間作業になると疲れてくるため、本体のサイズ感も確認しておきましょう。
インパクトドライバーを持っているようであれば、トリマーアタッチメントを取り付けることでトリマー代わりとして使うことが可能です。このアタッチメントは、基本的に同じメーカー同士での互換性が高いため、お手持ちのインパクトドライバーに適合するアタッチメントがあるかどうかを確認してみましょう。
インパクトドライバーを使ってできることのひとつとして、こういった方法があることを知っておくと、DIYがより気軽に楽しめるはずです。
工具のトリマーの基本的な使い方について解説します。製品により細かな手順が異なるため、購入時に付属していた説明書もあわせてご覧ください。説明書が見つからなければ、製品型番をネットで検索すると、電子説明書を見ることができます。
工具のトリマーを使うにあたって、まずは安全装備を行います。作業中は保護メガネ、マスク、手袋を着用しましょう。トリマーの電源を完全に切った状態で、ビットをトリマー本体に取り付けます。ビットはしっかりと固定されていることを確認してください。
トリマーのベースプレートを調整して、ビットの切削深さを調整します。この設定により、希望の深さで削ることができます。また、トリマーの回転速度を調整することも可能です。素材を木材で例えると、一般的に硬い木材には低速で、柔らかい木材には高速が適しているとされています。練習を行う際は低速ではじめられるものをカットしてみるのも手です。
トリマーを素材に対してゆっくりと動かしていきます。通常、左から右へ動かすとスムーズです。直線を切る場合は、ガイドを使用することで真っ直ぐなラインを描くことが可能です。
作業が完了したら、トリマーとビットをきれいに清掃しておくと次回の使用時にすぐに使い始めることができるでしょう。
工具のトリマーでできることについてご紹介してきましたが、最後に、使う時によくある疑問と注意点について解説します。
トリマーとルーター(リューター)はどちらも切削加工する工具として比較されがちですが、違いがあります。トリマーは小ぶりなものが多く片手で使うことが可能ですが、ルーターはより大きな工具です。ルーターはモーターの出力もトリマーの三倍近くパワーがあるため、本格的な木工作業や家具製作などに向いています。
作業中にトリマーが暴れる原因は、いくつか考えられます。まず考えられるのがキックバックで、トリマーのビットが木材に食い込むことで動かなくなり、その反動で跳ね返ることがあります。これは刃の出しすぎや、材料をしっかり固定していない場合に起こりやすいため注意が必要です。
もうひとつは、加工する面がトリマーに対して必ず左側に来ているかどうかを確認することです。ビットは時計回りに回転しているので、そうしなければ上手く削ることができず、強い反発が起きてトリマーが暴れてしまいます。作業環境を一度見直してみましょう。
電動トリマーは想像以上に騒音が気になる道具です。騒音対策をしたい場合、静音機能が付いたモデルを選んでおくことをおすすめします。また、いくら静音機能が付いていたとしても、作業を行う時間に早朝や夜間は避けるようにしましょう。
トリマーを使っていくうちに、不具合が見られるようになった。こんな場合はそのまま使用していると危ないため、早急に修理へ出しましょう。お手持ちのトリマーのメーカーサイトを開くと、修理にまつわる情報が記載されています。見積り査定額を出してもらい、修理費用をチェックした上で、新しいものを買うかどうするかを決めるといいでしょう。
電動トリマーは実店舗であればホームセンターや工具を取り扱う専門店で購入可能です。実店舗で手に入りにくい時は、amazonや楽天などのECサイトや、工具を取り扱う専門店のネット通販サイトを利用する方法もあります。
中古モデルで十分だと考えるようであれば、電動工具の中古販売店を覘いてみるのもおすすめです。
使用回数が限られていたり、少し使ってみたいだけであればレンタルサービスの利用もおすすめ。お近くのホームセンターの中には、電動工具のレンタルサービスを実施する店舗もあるため、そういったお店のサービスを利用する。もしくは、ネットから申し込める電動工具のレンタルサービス店を利用するのもいいでしょう。
今回は工具のトリマーを使ってできることを6パターンご紹介しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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