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ニスの基本的な塗り方についてまとめました。
ニスの塗り方が知りたいという方向けに、綺麗に仕上げるコツをご紹介します。
この記事では作業に必要な道具をはじめ、製品の選び方、作業を行う際によくある悩みと解決策についても触れています。
DIYを行う上で、最後の仕上げをよくしたいと考えているようであれば、ぜひ参考にしてください。
ニスとは、樹脂と溶剤を主成分とした塗料です。溶剤が揮発して乾くことで、塗った素材の表面に樹脂の膜が形成されるのが特徴。木材でDIYをした時や、工作などの物づくりを行った際に、最後の仕上げの保護目的でよく使われます。小学生の頃に、学校で一度は使用したことがあるという方は多いのではないでしょうか。
ニスといえばクリアカラーでツヤがあるものを思い浮かべがちですが、近年はDIYを楽しむ人口が増えたこともあり、マット仕上げのものや着色されたものなどバリエーションが増えています。
そんなニスですが、かつて一度は使用した記憶が薄っすらある方でも、いざ塗料を手にするとなれば「正しい塗り方がわからない」「手順は覚えていない」という方は多いようです。そこでこの記事では、ニスの基本的な塗り方についてまとめました。早速次の項目では、ニス塗りに必要な道具をご紹介します。
ニス塗りに必要な道具をご紹介。
主にこれらがニス塗りに必要な道具です。人によっては一部不要な道具もあるため、『ニスの基本的な塗り方』を確認した上で必要なものを揃えましょう。
これらの道具や材料はどこに売っているのかというと、ホームセンターや大型文具店などです。売り場は塗料などのコーナーに並んでいることが多く、100均ダイソー・セリア・キャンドゥなどでも一部揃う道具や材料があるため、お店を覘いてみてはいかがでしょう。もちろん、実店舗に限らずネット通販サイトを利用する方法もあります。ネットであれば塗料などは特に揃いやすくおすすめです。
ニスの選び方については、次の項目『ニスの選び方』もチェックしてください。うすめ液は粘度の調整を行うために使用するもので、ラッカー塗料にはラッカーうすめ液と、必ず同じ種類のものを使う必要があります。
刷毛に関しては、広範囲を塗る場合はサイズの大きなものを、細かなところまで塗る必要がある場合は、細めのものが使いやすくおすすめです。塗る時の道具としてローラーもありますが、ニス塗りには不向きなので、刷毛を選ぶようにしましょう。
あて木にサンドペーパーを巻いて使います。あて木となる部分は購入することもできますが、表面が滑らかなものであれば、木材をカットしたものでも代用できます。
ウエスは余分なニスの拭き取りや、細かなゴミの拭き取りなどに活躍します。新聞紙は作業を行う下に敷いておくものなので、他に不要な紙類などがあれば、そういったものでも代用可能です。マスキングテープは、ニスを塗らない箇所をマスキングしておくものです。
ニスにはさまざまな種類があります。仕上げたい物や質感などに合わせて、ぴったりなものが見つけられるよう選び方をチェックしておきましょう。
ニスの種類には「水性アクリルニス」「水性ウレタンニス」「油性ニス」の3種類があり、これらは扱い方や仕上がりが異なります。
水性アクリルニス
「水性アクリルニス」はアクリル樹脂を使用しており、においが少なく、乾燥が早く扱いやすいのが特徴です。一方で他の種類のニスと比べると、強い力が加わるとキズがついてしまうような若干柔らかい仕上がりです。そのため、実用的な家具などよりは、インテリア小物といった鑑賞用の作品に使用するのがおすすめ。
水性ウレタンニス
「水性ウレタンニス」は上記のアクリル樹脂とは異なり、水性アクリルウレタン樹脂を使用している特徴があります。においが抑えられており、扱いやすくなっています。水性アクリルよりも表面が硬くなる仕上がりで、耐久性があることから、家具などの実用的なものへ施す際に使用可能です。ただし水性のため、室内用として選ぶ必要があります。
油性ニス
高い耐久性があるのが「油性ニス」です。水性ニスと比べると溶剤のにおいが強く、使用する際は外で行うか、換気が十分にできる場所で使用しなければなりません。乾くと硬い被膜を張ることから、屋外用のベンチやガーデニング用品に施すことができます。雨や水に強く、撥水効果や防カビ効果にも期待できるでしょう。乾燥時間が長いため、塗った後に十分な時間を要します。
ニスには、透明のものと元から色がついたカラータイプのものがあるため、仕上がりに合わせて選ぶようにしましょう。
透明のものを選ぶと、下地となっているものに艶だけを足すことになるので、木材の色をそのまま活かしたり、色付けした工作のコーティング剤として活躍します。マットな質感に仕上げるものも人気です。
カラータイプのものは、ウォールナットなど木材の素材を活かしながら色もつくようなものが展開されています。
子どもやペットが触れるようなものに施す予定であれば、低VOC(揮発性有機化合物)の製品を選ぶようにしましょう。低VOCの製品は、健康に影響が出にくいとされています。製品を探す際は「低VOC ニス」とネットで検索すると、関連商品が出てきます。通常のニスと買い間違えないよう、内容をよく確認してから購入してください。次の項目からはニスの塗り方をご紹介していきます。
和信ペイント 水性ニス
こちらは水性タイプの透明ニスです。低VOC製品で安心して使えるのはもちろん、水で薄められるのも使い勝手のいいポイントで、室内で使う小物づくりや工作づくりなどにおすすめ。
ニスの基本的な塗り方をご紹介。ここでは木材に塗る方法を見本にしています。
ニスの塗り方をご紹介するにあたって、まずは作業を行う準備をしましょう。作業まわりを汚さないよう、新聞紙などを敷いておきます。また、ニスを塗る予定の木の素材や作品に、ニスを塗らない箇所があればマスキングテープでマスキングを行っておきます。
ニスを塗る予定の木の素材や作品の表面を整えます。#300前後のサンドペーパーを用意し、表面の汚れや凹凸を平面にしていきます。木目にそって研磨してください。作業を終えたら、研ぎかすを取り除くために固く絞った濡れ布巾で綺麗に拭き取りましょう。
ニスを塗っていきます。ニスを塗る際は、刷毛にニスを含ませすぎないように注意し、厚くならないよう木目にそって塗っていきます。ニスの濃度が高く、薄く塗ることが難しいと感じたら、うすめ液を使って濃度をゆるめて使用しましょう。
1度塗ったら十分に乾燥させ、また同じ工程で塗装を行います。最後の仕上げ塗りを行う際は、必ず#400前後のサンドペーパーで軽く研磨を行ってから仕上げ塗りを施します。
ニスを塗る作業が完了したら、風通しのいい場所でよく自然乾燥させてください。直射日光があたる場所、ホコリが立つような場所、密室などに置かないようにしましょう。これでニスの基本的な塗り方の手順は完了です。
ニス塗りを綺麗に仕上げるコツをご紹介。
ニスを塗る時は、塗りにくい部分から作業を始めるようにしましょう。仕上がりを均一にする目的があるのはもちろん、先に細かい部分を塗っておくことで、作業がスムーズに進むメリットもあります。
平面や広い面にサンドペーパーをあてる場合は、あて木に巻きつけて研磨していくと綺麗に仕上がります。『ニス塗りに必要な道具』の項目でも少し触れましたが、あて木は購入できますが、木材をカットしたものでも代用可能です。
最後にニスを使う時によくある悩みと解決策をご紹介。
ニスの蓋が開かなくなってしまった時は、ゴム手袋をはめて蓋をまわす。もしくは、温水に浸すことでも開く場合があります。スプーンやナイフを蓋と器の間に差し込み、てこの原理で少し持ち上げると緩むこともあるので、いずれかの方法を試してみてください。
ニスが手についた時は、水性であれば水と石鹸で綺麗に落とすことができます。油性の場合は、除光液をコットンに染み込ませたもので拭き取ると落とせます。ただし手荒れする可能性があるため、作業を行う際はあらかじめ塗装用手袋をはめて行うことをおすすめします。
ニスが服についた時は、水性であれば洗濯洗剤を数滴垂らして、揉み洗いします。油性ニスの場合は除光液やシンナーを不要な布に染み込ませて、叩くようにして拭くことで落とせることがあります。しかしこの作業を行うことで服が傷む可能性もあるため、できればクリーニング店に相談することをおすすめします。
また、作業中は手荒れを防ぐためにゴム手袋をはめること、マスクも着用してください。ニス塗りの際には、汚れてもいい服を着て作業を行うようにしましょう。
今回はニスの基本的な塗り方について解説しました!
今後も工具に関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!
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