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業務用の小型スポットクーラーの選び方とおすすめモデルも5種類ご紹介します。
職場に業務用の小型スポットクーラーの導入を検討している。そもそも業務用と家庭用の違いは何なのか？など、製品の選び方をはじめ、人気メーカーのモデルについても情報をまとめました。
この記事では市販の商品購入に限らず、中古で購入する場合やレンタル情報についても触れています。環境に合った方法でスポットクーラーを取り入れてみてください！
スポットクーラーとは持ち運び可能なクーラーです。「簡易エアコン」と呼ばれることもありますが、壁に取り付けるエアコンとは違い工事や室外機が不要で、コンセントを挿し込むとすぐに使いはじめられる便利さがあります。特定のスポットを冷やすのに長けており、例えば気温が上がりがちな空間やクーラーを設置していない狭い部屋で、必要な時だけ移動させて使うことができます。
そんなスポットクーラーですが、業務用と家庭用の2種類のタイプが存在します。これらの違いは冷房能力にあり、単位は「kW（キロワット）」で表記されます。数値が大きくなるほど冷房能力は高くなり、家庭用は0.7〜2.0kWであるのに対し、業務用は2.5kW以上が主流です。
工場や厨房などの作業場は稼働する機械の都合上、室温が上がりがちです。夏はもちろん、近年では春や秋頃も熱中症対策として、スポットクーラーのような冷房機器の導入を検討する会社も増えているでしょう。
次の項目からは、小型タイプの業務用スポットクーラーの選び方についてご紹介します。製品選びの参考にしてください。
業務用の小型スポットクーラーの選び方について解説します。
今回は小型のスポットクーラーを必要としている場合向けの情報ということもあり、できるだけ小さくて場所を取らないようなモデルを選びたいところです。ところが業務用で小型モデルを探そうとすると、なかなかいい製品が見つかりません。
コンパクトなモデルを選ぶと0.7〜2.0kWの家庭用モデルになってしまい、逆に業務用の冷房能力の高いモデルを選ぼうとすると、大きなサイズのものになってしまいます。どちらか妥協する点が出る可能性はありますが、できるだけ両方のいいところをバランスよく取り込んだモデルを選べるよう、製品情報はしっかり比較して決めることをおすすめします。
スポットクーラーの吹き出し口は、1つ口・2つ口・3つ口と3つのパターンがあります。スポットクーラー一台で、何か所に向けて風を送りたいかを把握した上で、吹き出し口の数を選びましょう。口数が増えるほどあちこちに冷風を送ることができますが、その分金額も高くなります。
製品により備わっている機能が異なります。スポットクーラーで人気の機能といえば、首振り機能です。広範囲に風を送りたい場合は必要な機能です。
他にも、排熱ダクトがついていると排熱を室外に排出することができます。排熱ダクトがついていなければ室内に熱がこもるため、冷房能力が優れていても部屋が涼しくなりにくいデメリットがあります。この場合は窓を開けて使うなどの工夫が必要になるため、設置する環境に合わせて排熱ダクトの有無を決めるといいでしょう。
スポットクーラーには冷風と送風の2つのモードがあります。これら両方の機能を備えたモデルがあれば、冷風機能のみのモデルもあるため、モード切り替えができるかどうかの確認もしておきましょう。ちなみに送風機能を使った時の消費電力量は冷風の約10分の1〜約7分の1に抑えられるとされており、この機能を使うと電気代の節約になります。
例えば空気の滞りを感じて空気の入れ替えをしたい時に、冷風を使わず送風機能を使うと、空気がすっきりします。冷やすほどではない場合に節電しながら使える機能なので、検討してみてください。
次の項目ではおすすめの業務用の小型スポットクーラーをご紹介します。
業務用の小型スポットクーラーおすすめモデルを5種類ご紹介。
冷暖房器具を幅広く展開するメーカーであるナカトミのスポットクーラーです。こちらは今回ご紹介する中でも特に手頃な価格のモデルで、5万円台で購入できます。高さが約84cm（ダクト含まず）と、小さいながらも冷房能力は2.2/2.5kW（50/60Hz）あり、業務用として充分に機能します。※東日本が50Hz、西日本が60Hzとお住まいの地域により冷房能力が若干異なります
ナカトミのホースダクトを使わないタイプの小型スポットクーラーです。本体上部が開くことで、扇風機のように広範囲に冷風が行き渡ることから、室内など静かな場所で使いたい時にぴったり。今回ご紹介している他のモデルはダクトを含まない状態で高さが84～85cmのものばかりですが、こちらはダクト分なしで高さが71cmに抑えられるので、少しでも見た目の圧迫感をなくしたい場合におすすめです。冷風・除湿・送風と3段階切り替えができる便利さに加え、6万円台で購入可能とコスパに優れています。
家電や寝具などオリジナルの生活用品を数多く取り扱うアイリスオーヤマの小型スポットクーラーです。除湿機能付きで、梅雨や雨の日のジメジメした湿気を取り除きたい時におすすめのモデル。5Lもの大容量ドレンタンクを備えているので、排水を何度も捨てる手間が省けるでしょう。360°回転するダクトエルボで、どの方向にも自在に冷風を送り込むことができます。
オリジナル家電や家具などを製造している山善のスポットクーラーです。ツインダクト式で、2か所へ風を送り込むことができるモデル。排熱ダクト付きで、熱風を外へ逃がしつつ屋内の空気を循環させながら冷却することができます。最大2.9kWもの冷房能力を備えているため、できる限り冷やす力があり、且つ少しでも小型のスポットクーラーをお探しであればこちらがおすすめです。
さまざまな冷暖房機器を展開するKODEN（広電）のスポットクーラーです。角度100°の自動首振り機能がついており、広範囲に冷風を送りたい場合に選びたいモデル。本体は85cmと小型の傾向にあり、排熱ダクトは約37cmから50cmへと伸縮が自由にできるので、置き場所に合わせてカスタムしながら使うことができます。ドレンタンクは5Lもの容量があるため、排水を何度も捨てる手間なく快適に使えるでしょう。
少しでも予算を抑えるために、中古のスポットクーラーを買う方法もあります。購入時は、製造年数はいつ頃か・商品の使用状況・傷みの有無・付属品などの記載があるかどうかをチェックしてください。
このような詳細が省かれていた場合に、情報がわからないまま商品が手元に届くと、動作不良や付属品が揃っていないなどのトラブルが起こる可能性があるため注意しましょう。
中古の取引方法は、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリを利用するなどいくつかありますが、中古品としてECサイトなどで販売されているものであれば利用しやすくおすすめです。
スポットクーラーをレンタルする方法もあります。レンタルサービスでは、冷房能力が高いものほど料金が高くなります。冷房能力2.2kWのモデルを1泊2日借りると約21,000円。1か月借りると約48,000円が相場です。レンタルが基本ですが、稀にリースが可能な会社もあるため、こちらのサービスも気になるようであれば料金を問い合わせてみるといいでしょう。
スポットクーラーは、ずっと使うわけではないものの必要だと感じる時がある。どんなものか試してから購入を検討したいようであれば、まずはレンタルサービスを利用するのもいいでしょう。
今回は、業務用の小型スポットクーラーの選び方と、おすすめモデルも5種類紹介しました。
業務用の小型スポットクーラーは、サイズや能力も様々ですので、自分の環境に合わせたスポットクーラーを選んでみてくださいね！
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